酒田ラーメン「華月」

先月山形の蕎麦屋で偶然、一緒になった同じ店で働くバイクおじさんがある時、教えてくれた。

「金浦のはまなす（温泉施設）の近くに美味しいラーメン屋があるんです。」

もしかしてあのラーメン屋さん　場所を確かめるとやはり其処だった。

「最近、エビワンタンを始めたんです。」

歯医者が終わってから道の駅のスタンプを押しながら行って見ることにした。無料の高速が岩城から徐々に伸びて今は象潟まで終点まで乗ると金浦は通過してしまう。教えて貰ったのは良いが中々行けずにいた。独り身になったのでどんな店でも入れるが女性が一人で入れるか入りずらいかがちょっと気掛かりだった。

どんよりした空からは時々、大粒の雨が落ちてくる。カメラの出番はない。どんな店かは知らないが行くと決めたからにはラーメンを食べようと決めた。店に着いたのは１時半過ぎ、店の前だけが駐車場と思いきや店の後ろにも駐車スペースがあった。店内に数人の人が居るのを見ながら車を後ろの駐車場に止めた。小雨の中、小走りに店に向か引き戸を開けた。女が一人で入れそうかどうかなんて考えている時間はなかった。

店に入ってすぐ従業員の人にお勧めはと聞くとワンタンメンとの返事。「エビワンタン始めました。」のチラシがレジの上に貼ってある。味は醤油と塩が選べる。

「エビワンタンの塩、ください。」

番号札を渡され席で待つこと数分、ラーメンが運ばれてきた。直径２センチはあろうと思われるワンタンが４つか５つ入っていて分厚い焼き豚が２枚、シナ竹も数本にネギが入っていた。透明なスープ、これが美味だった。此処だったら一回入れたし、この次もあり。