ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ふたつのTV番組から

2014-03-03 09:26:16 | TV DVD
昨日は朝からの氷雨で細かな雨に夫婦は一歩も外へ出ずにお互いTVを観ていました。午後から夫婦でふたつの番組を観たのを紹介して見たい。

1 「新日本紀行」・出羽三山編である。

山形市の北東に位置する「月山、羽黒山、湯殿山」の三山は昔から山岳信仰の山として名高い。特に羽黒山は山伏が修行の場として全国から信者の皆さんを集めている。その宿場のひとつには、江戸時代の元禄に遠く関東方面からも信仰者が参拝に寄った記録が残されている。

番組では小生が住む千葉県からも多くの信仰者が「講」を組んで参拝に出掛けている歴史を紹介する。そして親から子へとその信仰が受け継がれていく様子も出て来る。確かに千葉県内には出羽三山信仰が連綿と受け継がれてきた様子が各地に残る、参拝記念の石碑に今も見ることが出来る様だ。伊勢参拝と異なるが、江戸時代には12日を掛けて参拝に出ている様であるが、信仰の根強さを垣間見た気がしました。

Ⅱ 「百姓家族」

ドキュメンタリーで兵庫県朝来市の山里に自給自足の生活に挑む家族の14年前の生活を紹介する。母親に去られた父と3人の男の子と3人の女の子の7人家族の物語である。10歳になったばかりに末っ子の双子の女の子が、過酷とも言える父のもとで農作業や家事の手伝い、さらには鶏の調理までさせられる様子が連綿と続く。

そして14年後、6人の兄弟姉妹はそれぞれに独立、父親とは別の人生を歩んでいる。双子が今はひとりで住まう父親を訪ねて、鍋を囲んで食事をするが、その父親も前立腺がんの申告を受けながらも、手術を拒み、治療も受けずにあるがままの生活に勤しんでいる。その双子のひとりが言う、小中学校にも録に通わせてくれなかった自分の人生、24年間は無駄だったのか。しかし今は働きながら定時制高校に通い勉強する喜びを語っている。

今なら、児童虐待に繋がる家族のあり方を淡々と描いた映像に魅せられました。こんな人生もあるのかと思ったのも事実である。
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