ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

75歳の若者たち

2014-04-14 10:00:06 | 独り言
郷里山形の郊外にあった小・中学校は、5000人程の人口の村の唯一の学校であった。1学年130名程の生徒は3クラスづつで9年間持ち上がりで学ぶ。従ってほとんどの同級生は顔馴染である。ただまだまだ終戦後の混乱の時期で多くの生徒は郷里を後にしている。

その内に郷里に残った同級生たちが集まり会を結成していた。関東周辺に落ち着いた会員は東京支部として毎年1回会合を開いてきた。そして今年は昨日がその会の日にあたっていた。

もちろん参加した14名全員が75歳の高齢者である。しかし話を聞いていると全員が何かしら病気を抱えていることが分かる。例年参加してきた5名の男性が今年は欠席している。

ただ出席した方々は実に若々しい。相変わらずゴルフプレーに執念を燃やすYさんは大手ゼネコンの建築屋さんだった。会をまとめるKさんは都内の信用金庫の出身だし、都内の郵便局で定年まで頑張ったHさんは、子供会や老人ホームで仲間達と手品を披露したりの慰問訪問をしているそうである。

大手のビール会社を定年退職のYさんは、自治会の役員を15年も務め、年間パスポートを夫婦で持ってサッカー浦和Rの熱烈なサポーターである。現在は体調が良くないというOさんは民謡教室の主催者で、月に何回か地元の中学校でも生徒に民謡を教えているそうで、皆に乞われて席上自慢の喉を披露してくれた。

女性では都内の区立保育園長を永く勤めて、定年後はヘルパーとして老人介護されているSさんも元気である。長らく社交ダンスに通うIさんは、毎年サクランボの季節に郷里山形に夫婦で帰り温泉を楽しむらしい。ただ実家も代替わりが進んで大分肩身の狭い思いをするのだと嘆いている。

実は小生はこの会も、今年ぐらいが最後の会にしても良いのではと密かに思っていた。ところが来年は全員が喜寿の歳を迎えることになる。またまた来年も元気で会おうよと言って散会となった。小生も皆さんに負けるものかと意を強くした次第である。






コメント (2)
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