ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

医療モノの読書

2015-11-26 18:08:17 | 読書
何時だったか、小生の読書は乱読気味だと書いた事がある。近年は刑事モノの小説は大概読破している。そして最近は医療モノに凝っている。これは多分にTVドラマの所為でもあるのではと思っている。下記に最近手にした本を紹介してみる。

NHKで放送の「デザイナーベイビー」岡井 崇は早川文庫から出ている作品だ。遺伝子操作の危うさをミステリ-仕立てにした作品であるが、TVドラマでは大幅な改定が行われている。不妊症治療にからむ医療界のタブーに挑戦する医師たちも描かれている。

久坂部 羊著の「悪医」は、末期がん患者の壮烈な戦いを描いていて、背筋が寒くなるような作品である。もはや治療が不可能と告げる医師と、その告知を恨む患者。あらゆる治療方法に生きる望みを繫ごうとする患者の強い意志に、医師たちはどう立ち向かうのか問われる作品でもある。

同じ著者の「無痛」は現在もTV放映中だが、対面しただけで病気の診断が可能の為頼医師は、死因症をもつ犯罪者を見分ける特異な能力を持つ。一家4人殺しの凄惨な犯罪を追う警察官、さらに巨大な病院を舞台に進行する物語は謎を含む展開をみせる。この原本はまだ読みかけである。

さらにNHKで放映中のドラマ「破裂」も同じ著者の作品である。ドラマももちろん観ているのだが、心臓治療に係わる医療界と官庁の争いが描かれている。この原作本も手元に知人から借用している。これから楽しみに拝見したいものである。
コメント
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