ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「花戦さ」を観て来ました

2017-06-04 16:38:02 | 映画
池坊のお華の師匠である、K・Yさんのお勧めの映画である。
戦国時代が終わり織田信長の時代に、死者に花を供える事で、世の安寧を願う花僧達がいた。
その彼らの中から、伝統芸術の「いけばな」が独立していく。
千利休が茶道を極めるなかで、天下人の秀吉と対立する。そして死を賜ってしまう。
その利休の四十九日に花で供養を行う專好だったが、秀吉の側近三成の不興を買ってしまう。
池坊の執行となった、池坊專好が天下統一を果たし権勢を誇る、秀吉に死を覚悟し挑む物語である。
その為に、多くの親しい人々までも巻き込んでしまう。
敢えて天下人に、立華をもって闘いを挑む、クライマックスが実に素晴らしい場面で感動である。
その華道の道が、400年余も経った現在も、多くの人々に引き継がれている事を改めて痛感した。
華道人を描いた映画であり、実に美しい花々が描かれているのも見物である。
主演の野村萬斎の大仰な演技はいささか鼻につくが、素晴らしい映画に仕上がっていると思う。


                 
コメント
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