午後からは生涯大学卒業生学習会の講演の日である。前半は「社会の孤立化を考える~孤独死対策を考える~」であったが、所用で講演の終了間際に飛び込んだ為に、大半を聞きもらした。ただ最近の傾向では家庭で孤立して最後を迎える時代が始まった様である。従って社会全体で孤独死を防ぐ体制の構築の必要性があると講師が説いている。
後半は「中国を読み解く~習近平体制と日中関係の行方~」と題する神田外語大学教授興侶教授の講演である。
急ピッチで、旧体制から習近平体制を強固に固める為、腐敗撲滅を旗印に旧体制派の粛清を進めている構図が見えて来ている。次回の全人代表会議までに、習近平の側近達が要職に台頭するのは間違いがない様である。
急速な開発がもたらす負の構図が、一部の地域、人民を苦しめていて指導者の間でも開発モデルに揺るぎが出ている。端的にはこれまで抑え込まれていた民衆が、大きな声を上げている。特に大工場がもたらす環境悪化に対する住民の抗議活動が大きなデモに発展する構図も多発している。警備、治安に要する予算も、国内対策費が国外向けを上回るのは民衆対策に腐心している様子が伺える。
日中関係の修復の道筋では、首脳会談でようやく雪解けの兆しが見えている。特に尖閣島問題と靖国参拝問題はお互いに凍結して、前進を図ろうとするところまで来ているのではないかと説いておられる。何にせよ人口14億近い隣国の中国は経済的にも切っても切れない関係であり、我が国への中国観光客の急増をみても国民感情の改善が進んでいると思われた。
小生は、日中関係は急速に改善の兆しが出ていると見るのは楽観過ぎるのだろうか?。
後半は「中国を読み解く~習近平体制と日中関係の行方~」と題する神田外語大学教授興侶教授の講演である。
急ピッチで、旧体制から習近平体制を強固に固める為、腐敗撲滅を旗印に旧体制派の粛清を進めている構図が見えて来ている。次回の全人代表会議までに、習近平の側近達が要職に台頭するのは間違いがない様である。
急速な開発がもたらす負の構図が、一部の地域、人民を苦しめていて指導者の間でも開発モデルに揺るぎが出ている。端的にはこれまで抑え込まれていた民衆が、大きな声を上げている。特に大工場がもたらす環境悪化に対する住民の抗議活動が大きなデモに発展する構図も多発している。警備、治安に要する予算も、国内対策費が国外向けを上回るのは民衆対策に腐心している様子が伺える。
日中関係の修復の道筋では、首脳会談でようやく雪解けの兆しが見えている。特に尖閣島問題と靖国参拝問題はお互いに凍結して、前進を図ろうとするところまで来ているのではないかと説いておられる。何にせよ人口14億近い隣国の中国は経済的にも切っても切れない関係であり、我が国への中国観光客の急増をみても国民感情の改善が進んでいると思われた。
小生は、日中関係は急速に改善の兆しが出ていると見るのは楽観過ぎるのだろうか?。