風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2015 4日目 三国峠~然別湖~十勝牧場

2015-10-22 | 

9/16 (水) 晴れ

目覚ましはセットしなかった。すっかり明るくなって目が覚めた。

チーズとウインナーを挟んだホットサンドと野菜入り中華スープを作った。

今日はR273で三国峠を越えて然別湖に寄って十勝牧場へ向かうことにする。

大雪湖からは名前の通り大雪の山々を近くに眺められる。いつか山々を縦走してみたい。

 

三国峠のトンネルを抜けてすぐにあるパーキングで休憩した。山小屋風の建物で香り高いコーヒーが飲めるのでお気に入りなのだ。

店を出てトイレに寄りバイクに向かっていたら後ろから「すみません、落としましたよ」と声がした。

振り返るとバイクに乗る可愛い女の子であった。もっと綺麗なタオルを持って来ればよかったなと思った。

するとこの様子を見ていた仲間の金髪の男の子が「おっさん、喜んでるよ」と言ったような気がしたので「楽しそうだね」と話しかけた。

彼らのバイクのナンバーを見ると各地からやってきたようだったので「どこから来たんですか」と尋ねると全員横浜からだという。

「横浜は大学生の時に住んでたなぁ」と言うと「どこの大学ですか」と聞かれたので大学名を答えると一斉に手を挙げてイェーイと声を出した。んん?と思ったらなんとみな後輩であった。

旅行のサークルで、みんなバイクに乗っていたので北海道ツーリングに来たそうだ。

その後僕を真ん中にみんなで写真を撮った。SNSに上げてねとお願いした。

最初に話したひとりの彼は僕の最寄駅の近くの小学校のボランティアをしていると言った。

気持ちの良い若者たちであった。って、ほとんど自分の息子や娘の年なのだ。

 

お昼はこれまた大好きな三股山荘の「畑のランチ」、地元の食材を使った新鮮な料理だ。

ジャガイモ「きたあかり」の甘さがなんとも言えない。

夕飯もここにしよう。お母さんにまた寄ります、と言って山荘を後にした。

 

糠平から道道85に入って然別湖を目指す。この道は小さなカーブが多く車もほとんどいないのでけっこう遊べた。

然別湖は「マッサン」で政春がエリーにプロポーズしたロケ地だ。うーむ、ここではないが、雰囲気だけ楽しもう。

然別湖から鹿追を経て音更の十勝牧場に到着した。十勝牧場の白樺並木、ここもマッサンのロケ地で、二人が手をつないで走った場所だ。

爽やかな景色とは対照的にアブラムシがたくさん発生していて気持ち悪かったので早々に立ち去った。

帯広の甘味どころに行こうかとも思ったが、帰りが遅くなると三股山荘で夕飯を食べられなくなるので、十勝牧場から国道を使って糠平方面に向かった。

 

玉ねぎはこうして収穫しているのだ。一度掘り起こして乾燥させているのだろうか。

 

一応ここも寄っておこう。幌加温泉、鹿の谷だ。

誰もいないと思って露店風呂に向かうと中年のカップルが入っていた。

カップルが出るまで内湯に入っていたらのぼせそうになった。

ここは内湯も露天も混浴なのだ。

露天風呂は人肌より少し温かい感じで長湯を楽しめた。

 

太陽が傾きかけた頃、三股山荘に戻ってきた。山荘前の直線道路の白樺に夕陽が当たって輝いていた。

食べようと思っていた「フレッシュハーブと夏野菜のトマトソーススパゲティ」を勢いよく注文すると、残念なことに売り切れだという。

うーむ、お勧めをあらためて聞くと「畑のランチ」と「牧場のビーフライス」だと言う。

「畑のランチ」は昼に食べたので「牧場のビーフライス」を頼んだ。ビーフパテがとても上品に仕上げられていた。

また来ます!と言って山荘を後にした。今度はお昼にスパゲティを食べよう。

 

キャンプ場に戻り、ビールを飲みながら明日の準備をした。

明日は銀泉台から赤岳と白雲岳を目指そうと思う。

 

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北海道ツーリング2015 2日目 小樽~美瑛~旭川~層雲峡

2015-10-12 | 

9/14(月) 晴れ

目覚めると、フェリーは小樽に近づいていた。雨は降っていないようだ。

フェリーを降りるとき、雨だとちょっと悲しい。

なにはともあれ、運河には寄っておこう。実は今年2度目の運河なのだ。

春、家族で札幌、小樽、余市をまわったのだ。そのときのことは気が向いたらアップしよう。

 そして向かったのは燐友市場、朝ごはんだ。昨年?食べるのを逃した秋刀魚丼を注文した。

脂の乗った秋刀魚と生姜のハーモニーに鼻腔の奥が嬉しい悲鳴をあげた。

 

今日の目的地は層雲峡だ。ルートは昨日考えた石狩、岩見沢、芦別、旭川、時間があったら美瑛に寄り道だ。

国道452や道々4を快走できたので、旭川に早く着いたので美瑛に向かった。映画「愛を積むひと」のロケ地を見るのだ。

「愛を積むひと」は公開初日に舞台挨拶付きで観た。そのとき、幸運にも佐藤浩市さんと握手することができた。

佐藤さんの手は想像していたのと違って柔らかい小さな手であった。

 

北西の丘展望公園で十勝連峰から大雪山の旭岳まで望んだ後、土産物屋でカットメロンを食べた。

北海道は美味しいものがあって嬉しい限りだ。おばちゃんがピュアホワイトはどう?と聞いた。

生で食べられるやつですか?と聞くとそうだよと言うので、今日の夕飯にと1本買った。400円、ちょっといい値段だが、バリカンだからな。

バリカンはバリバリの観光地と言う意味だ。て、今思ったのだ。

おばちゃんは、その後観光バスでやってきた観光客を中国語で呼び込んでいた。

昔行ったベトナムで、何カ国もで呼びかける客引きの人たちを思い出した。

 

畑の真ん中にポツンと建てられた「愛を積むひと」の家だ。

積み上げられた石の中に佐藤浩市さんと樋口可南子さんがはめ込んだハート形の石を一所懸命探した。

ここか!と思う場所にハート形の石はあった。

 

その後、適当に美瑛の丘をぐるぐるしてから旭川に向かった。

向かうは山頭火本店だ。好きなテレビ番組、「Youは何しに日本へ?」でラーメン好きの青年、セバスチャンが目指した店だ。

サービスの俵むすびもいただいた。しっかりとした出汁の塩ラーメン、これは僕の好みだ。温められたどんぶりのため、最後まで熱々だった。

 

層雲峡オートキャンプ場、昔は青少年旅行村と言ったが、青少年はほとんど見かけない。

 

層雲峡の黒岳の湯で汗を流したあと、セイコーマートで買い出しをしてゆるゆるとビールを飲んだ。

美瑛で買ったピュアホワイト、生なので少し青臭いがとても甘い。

明日は黒岳から旭岳を目指す。日が沈むと眠くなる、ひとはこうでなくてはいけない、といつも思うのだ。

おやすみなさい。

 

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北海道ツーリング2015 1日目 フェリーで小樽へ

2015-10-09 | 

9/13(日) 晴れ

北海道で今まで走った道路を蛍光ペンでなぞったら北海道の形になった。

セイコーマートのクラブカードも忘れずに用意して、と。

今年の夏休みは北海道で日本一早い紅葉を満喫するのだ。

目指すのは北海道の真ん中あたりの山だ。

 

家からフェリーが出港する新潟港までは350km、4時間半で到着した。

雨だと5時間ぐらいかかるが、今回一度もレインスーツを着ることなく新潟まで来ることができた。

9時半になってバイクの乗船が始まった。フェリーのタラップ登って行くとき、初めてフェリーに乗ったときに緊張して乗り入れたことを思い出していた。

ツーリストJの部屋にザックを降ろして、風呂に向かった。ツーリストJは昔の2等で、雑魚寝の相部屋だ。

今回、ザックを持ってきたのは紅葉を楽しむために山に登るからだ。

ザックは40Lと大きな荷物なので、いつものツーリング装備を削って90Lのダッフルバッグにスペースを作った。

そのおかげかいつもよりも荷物の総重量が軽くなった。いつもは40kgはあると思うのだけれど今回は35kgであった。

 

汗を洗い流したら売店でサッポロクラシックを買って明日のルートを考える。至福のときが始まる。

その後も海を眺めながらビールを飲み続けた。そして夕飯はホエー豚のジンギスカンとアジフライ、そしてサッポロクラシック。

夜は「タイピスト」と言う映画を観た。1950年代終わりのフランスを舞台にしたスポ根ぽいラブコメディだ。

映画を観終わったら、最初10人ほどいた観客は僕だけになっていた。僕は楽しめたんだけどなぁ。

 

眠くなってきたので、部屋に戻ると2人の男性がすでに寝ていた。

そしてすぐに僕も眠りについてしまった。

 

 

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HUB倶楽部 春のおでんキャンプ

2015-05-03 | 

4/18(土) 晴れ、4/19(日) 曇りのち雨

HUB倶楽部のキャンプイベント「春のおでんキャンプ」に参加した。

HUB倶楽部のイベント参加は2年前の写真講座以来だ。

中央自動車を西へ向かう。少し風が強い。休憩した八ヶ岳PAは桜が満開であった。

諏訪ICで降りR152で杖突峠を越えて、もみじ湖へ向かう2車線の高速林道を抜けて、長野県箕輪町の樽尾沢公園キャンプ場へ着いた。

前泊組を含めほとんどの人が到着しているようだ。

テントを張る場所を探してうろうろしたが、結局一番隅っこに張ってしまった。

水場とトイレの近くでうるさいかもしれないが、今日は酔っ払って寝るだけだからいいだろう。

色とりどりのテントが並んでいる。

本部?はこんな感じだ。太田さんを始め集まっている方々に挨拶をした。

一旦、自分のテントに戻って一休みだ。ビールをゆっくりと飲んだ。涼しい風がここちいい。

 

おでんができたとの案内があったので、おでんテントに向かった。そこには本格おでん鍋があって具材が仕込まれていた。

材料費ぐらいの値段だ。

その後、とあるグループで焚き火を囲み、飲んで食べて他愛もない話をした。他愛もない話だけどずっと笑っていた。

めいめいが作った料理を少しづつくれ、おでんもお代わりしたので、いつの間にかお腹いっぱいになってしまった。

そして、今後のHUB倶楽部の活動に関して太田さん、よしえさん、野岸さんからお話があった。できることをやろうと思う。

 

次の朝、5時だというのに多くの人が起きているようだった。後で知ったが天気が下り坂だったので、出発を急いでいたようだ。

それにしても夜は寒かった。0度近くまでいったんじゃないだろうか。

出発前、慌ただしく集合写真を撮った。これはワトソンさんから頂いた写真だ。

次は秋のキャンプを予定しているとのことで、次回も参加したいなと思ったキャンプであった。

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ぞろ目を目指して千葉を目指す

2014-12-13 | 

12/13(土) 晴れ

前回のツーリングから1月半、そろそろ走ってみたくなった。伊豆か、ちょっと距離がきついか。

それよりも、あと80kmぐらい走ったらオドメータでぞろ目が出るので、伊豆に向かうと高速道路上でぞろ目が出てしまい、写真を撮れないではないか。

千葉だな。と思って前日眠りに着いた。

 

朝、普通に起きられたので、朝ごはんを食べて、朝ドラを見て、風呂掃除をして、エンジンをかけたらもう9時を回っていたが、冬のツーリングはこれでいいのだ。

アクアラインで海上に出たとき、風が強いなと思った。海から離れると風は治まった。館山自動車殿の君津ICで降りて、K92を房総スカイライン方面に向かった。

房総スカイラインには入らず、R465を経てK88へ入った。交通量はまばらだ。

そして、そのときはこの場所でやってきた。

77,777km、おめでとう、伴ちゃん(乗っているバイクの名前)。

道の駅、三芳村 鄙の里で休憩した後、安房グリーンラインで一気に太平洋まで出た。

安房グリーンラインは 旧西伊豆スカイラインの先の西天城高原線みたいな道路なのだ。

海上は潮風で煙っていて、その風でヘルメットのシールドも曇って行く。

12時になったのでそろそろお昼だ。今日の気分はアジフライなので、良さそうな定食屋を探して走った。

白浜の街を抜けてしまったら、店はないし、風は強いし、砂注意、と思ったらサンドブラスト状態ではないか。

息を止め、目を細め、先を急ぐ。と、トイレのマークを発見し、伊戸港へ向かった。すると、以前コウタロウさんと寄ったことのあるお食事処「だいぼ」であった。そのときの日記を読んでみたらアジフライを食べていた。

よし、ここで食べちゃおう。団体客がいてけっこう混んでいた。あった、フライ定食だ、と思い注文すると今日はフライ定食がないそうで、代わりにイカの生姜焼き定食だと言う。

生姜焼きの気分ではないので、なめろうの天ぷら定食を頼んだ。イサキの煮付けも付いていた。潮汁を一口、日本に生まれて良かったとホッとする。

イサキもなめろうの天ぷらも優しい味だ。最後にカリッとしたアジの骨の天ぷらで締めだ。今日はお魚天国だな。

美味しかった、と表に出たらヘルメットが転がっていた。恐るべし強風。シールドに傷が付いていた。

あまり大したことなくて良かった。行き止まりの漁港まで行ってみた。随分かわいい港だな。

東京湾の入り口、洲崎の灯台、ここもコウタロウさんと訪れたな。AKBが「会いたかった」で踊ってたところだ。

海外沿いは潮風で全身ベトベトになりそうだったし、すでに汚れてしまったバイクを洗いたかったので、内陸の有料道路で帰ることにした。まだ時間が早いので、アクアラインも渋滞なしであった。

 

家に着いて、潮風でこびり付いた砂の汚れを洗い落としていたら、いつものように道行く近所の人にいつも綺麗にしていますね、と言われた。近所ではバイク弄りのおっさんとして認識されているのだ。

ウェアとヘルメットも綺麗にして、日記も書いたので、これからビールを飲もう。

 

今日の走行距離は234km、伴ちゃんのオドメータは77,938kmとなった。

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北海道ツーリングのことをやっと書き終わったので

2014-11-14 | 

まとめの写真を載せてみました。

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秋のお泊まりツーリング 後編

2014-10-26 | 

10/26(日) 晴れのち雨

目覚めると5時半ぐらいであった。飲みすぎたようで少し頭が痛い。30分ぐらいぼんやりしてから朝風呂に向かった。

朝の風呂は二日酔いと思われる親父たちが惚けていると言う怠惰万歳と言う光景であった。

全身硫黄臭くなってしまったが、これでいいのだ。爪先まで温まった。

そして、毛無峠に向かった。小串鉱山跡の入り口にある峠だ。ここは以前、このみんなとvansさんで訪れた場所だ。そのときの日記はこちら

小串鉱山跡に続く道、いつかは歩いてみたい。

この下の方に硫黄鉱山の町があったのだ。

下界に鉱石を運んだと滑車を吊るした鉄塔が残っている。

 

まだまだ時間があるので、どうしようかと相談した。そして毛無峠に続きスーさんおすすめの妙高高原にある苗名滝に向かった。

紅葉真っ盛りでたくさんの観光客が集まっていた。ドドーンと水が落ちる滝の上の木々はいい色に変わっていた。

お昼を回ったが、もう少し行った笹ヶ峰で昼食を取ろうと言うことになった。

笹ヶ峰は牧場が広がる長閑な場所でいつかは歩いてみたいと思う場所であった。

 

妙高山の登山道入口にあった山小屋、明星荘で昼食をとった。

山菜そばとなめこ丼のセットを頼んだ。本当の山菜と、野生のなめこを楽しめた。おかみさんが手間をかけて下ごしらえしたなめこは菌の香りがプンプンしていた。

さてさて、どうする、これから。道がある限り行ってみるのが好きな人達ばかりなので、ここから片道10km以上のダートに突入した。

小谷村に続くこの道は20年以上前に通行止めで抜けるのをやめたことがあった。って今日も通行止めの看板が出ていた。それでも行けるところまで行ってみようと言うことだ。

その林道は水たまりが多く、バイクはあっという間にドロドロだ。そして標高も上がってきた。

乙見峠手前の坂道を一気に登った。

トンネル工事のため通行止めなのだ。このトンネルを抜けると小谷村だ。

日が暮れる前に帰ろう。行きよりもかなり早イペースで笹ヶ峰の登山道入口まで戻ってくることができた。

そして再び会う約束して別れたのだった。

 

2日間の走行距離は780km、伴ちゃんのオドメータは77,567kmとなった。

 

スーさん、コウタロウさん、ごんさん、楽しい旅をありがとうございました。

ごんさんの日記

コウタロウさんの日記

スーさんはPC故障中のため日記はお休みです。

 

11月22日、小谷村を始め、ツーリングやキャンプでお世話になっている地域で大きな地震が発生した。

死者が出なかったのが幸いだったと思う。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

 

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秋のお泊まりツーリング 前編

2014-10-25 | 

10/25(土) 晴れ

富山のスーさんから万座の豊国館で温泉に惚けませんかとお誘いを受けた。

もちろん喜んで参加だ。関東から向かう他の参加メンバーはコウタロウさん、そして1日目だけだがごんさんだ。

朝7時、集合場所の関越道三芳PAは雲ひとつない青空だ。関越道から上信越道に入り、下仁田ICで降りた。

 

下仁田の道の駅で休憩したが、空気がひんやりとしていた。真冬に近い格好で家の中では汗をかきそうだったが正解だった。

久しぶりの妙義山、まだ早めの時間で観光客もまばらであった。紅葉の盛りはもう少しかもしれない。

妙義山へ至る中腹に風を待つパラグライダーを楽しむ人たちがいた。

大気がまだ温まっていないので、よい上昇気流ができていないとのことだった。

県道を繋いで榛名湖へやってきた。榛名湖半の山はすっかり紅葉していた。

ここはカルデラ湖、日本は身近に火山を感じる場所がどこに行ってもあるなと思う。

 

榛名湖から草津へ向かう途中の中之条で昼食をとった。飛び込んだ蕎麦屋はネットの評価でそこそこの点数を取っていたが、僕の中では低めの点数であった。

まずくはないが、コストパフォーマンス的に疑問が残る。今度機会があったら隣のトンカツで勝負だ。

 

気を取り直してロマンチック街道で草津を目指す。走り慣れた暮坂峠、2人に付いていくと何度かタイヤが滑る。新品タイヤのコーティングがまだ残っていたのだ。

白砂川を越える大きな橋から下を覗くと小さな橋が架けられていた。早速行ってみると現存する道路鉄橋として最も古いものに属する吾妻橋であった。

アメリカから輸入した鋼材を使用し1901年に利根川に架けられたものを1959年に架け替えたそうだが、その後ここにその古い橋の一部が架けられたそうだ。

 

紅葉を求めてR292からR405を白砂川の上流に向かった。尻焼温泉から草津へ抜ける道は通行止めであった。

引き返すことにし、R405を行ったり来たりして紅葉スポットを探した。ここはいい感じだ。

そんなことをしていると、前を行くごんさんが路肩に停まってたので後ろに付けると、エンジンがかからないと言う。

セルモータが回らないようだ。押しがけしてみましょう、とごんさんが跨ったバイクをゆるい坂道を使ってコウタロウさんと押した。

もう少しで点火できるんじゃないかと思ったら、コウタロウさんが脱落してありゃりゃと思ったけれど、もったいないのでもう一押ししたらドウリャとエンジンがかかった。

ごんさんはそのまま去っていった。

草津の街で宴の品々を買って万座に向かった。志賀草津道路に入ると気温がぐっと下がった。

今日の宿、豊国館に着くとスーさんが出迎えてくれた。宿の引き戸を開けると中から硫黄の匂いがムワンと広がった。

とりあえずビールを飲んで、温泉に浸かった。熱めだが、真っ白で、ピリピリするお湯で、いかにも効きそうな感じがする。

身体がふやけるまで温まった。夕食は家庭的な料理でほのぼのとした。部屋に戻ってからも宴は続いた。

気がつくとスーさんが寝息を立てていた。しばらくコウタロウさんと大人の話などしていたのだが、彼が外にタバコを吸いに行ったときに横になったら寝てしまった。

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北海道ツーリング2014 最終日 仙台~東京

2014-09-30 | 

9/30(火) 晴れ

今回の北海道ツーリングの走行距離は2300km、伴ちゃんのオドメーターは76,678kmとなった。

そして無事に家まで帰ることができた。正確には足首の捻挫の痛みがまだ少し残っているので無事とは言えないかもしれない。

 

フェリーから金華山が見えたら仙台港はすぐそこだ。定刻の10:30に入港した。

3年前、北海道からの帰りのフェリーで一緒になった仙台に住むライダーに案内してもらった津波による被害を受けた地区を再び訪れた。

転がっていた車や電車はなくなっていたが、草が伸び放題となった集落跡はそのままだった。その中の墓地にはおびただしい花が供えられていた。半分程の墓石は倒れたままだ。

惨劇の記憶を持つ人が生きている限り、悲しみが尽きることはないのだと思う。

 

昔ながらの観光地は寂れ、離農したり廃業して朽ちた建物が点在する一方で、豪奢な公共の建物がある風景は北海道にかぎらず珍しい話ではないが、住んでいたいた人はどうしたのだろうかとか、ひとりで旅をしているといろいろなことを思う。

 

そう言ったことを含めて日本の各地を訪れることは僕にとって意味のあることなのだ。

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北海道ツーリング2014 9日目 ナウマン温泉~襟裳岬~苫小牧

2014-09-29 | 

9/29(月) 晴れ

早い者で北海道を発つ日となった。最後の日に何をやろうかと考えたとき、やっぱり釣りだな、と思った。

フェリーに乗る苫小牧まで襟裳岬を経由して海岸沿いを行くので、その途中にある川に寄ってみることにする。

まず、近場の道道987号に向かった。森の中をダートが続く。

途中後ろから車が来るのが見えたので道路脇に寄ったところ、運転するおじさんがこんな山の中で何してるのと聞いた。寄り道です、と答えたがおじさんはどこに向かうのだろう。

走っているとなぜか獣臭がした。臭い、臭すぎる。川の見える分岐点でバイクを停めた。

まだ臭い。こんなに臭いことがあるのだろうか。

河原に向かうと臭いはなくなった。この前の大雨で川は荒れていた。ザラ瀬が続き、釣れそうにない。

しばらく行くと大きな淵があってルアーを追いかける魚影が見えた。が釣れなかった。

すると、大きな魚が現れた。サクラマスだろうか。この魚を見られただけでよしとしよう。

バイクをおいた場所に戻るとまた獣の臭いがした。道路には多くの足跡もある。熊かもしれない。

ここはやばそうだ。早いところ立ち去ろう。

しかし、走ってもまだ臭い。そしてようやく悟ったのであった。

臭いはバイクから出ているのだ。牛糞がべったりと車体に付いているに違いない。

臭いよりも早く走ることによって臭いから逃れた。

それにしても道道978号は大型オンロードバイクで走るような道ではない。

泥濘で前輪が急に方向を変えた。目の前に2メートル程の崖が見えた。落ちたら今日帰ることができないな、と思って逆にハンドルを取ったら見事に転んでしまった。

転んだ際に右足がパニアケースの下に引きずり込まれ、足がおかしな方向に曲げられてしまった。

やってしまったか、と思ったが大丈夫そうだ。ブーツを履いていて良かったが、すり減ったタイヤは北海道に渡る前に替えておくべきであった。

 

舗装道路はなんと走りやすいことか。襟裳岬まで一気に走った。襟裳岬は風が強く波も高かった。

お昼時だったので、襟裳岬の食堂 むてき でえりもラーメンとつぶ丼を食べた。冷えた身体にラーメンのスープが染み込んだ。つぶ丼の甘く煮込んだツブ貝がビールを呼んでいる。

 

時間があるので朝露に濡れたテントをパーキングで乾かしたり、コンビニでお茶など飲みながら苫小牧に向かった。

フェリーに乗る前に回転寿しの海天丸でにぎり寿司、セイコーマートで酒とつまみを調達した。毎年思うのだが、北海道の回転寿しのレベルは高い。

 

日が暮れて仙台行きのフェリーに乗り込んだ。

フェリーでは生バンドでジャズを聴いたり、ちょっと古い映画を見たりした。このダラダラ感が船旅なのだ。

 

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北海道ツーリング2014 8日目 屈斜路湖~帯広~ナウマン温泉

2014-09-28 | 

9/28(日) 晴れのち雨のち晴れ 走行距離 219km

なんか朝からパラパラと雨が降ってるなと思ったら目の前に虹が出た。

暫くして虹が消えちゃったよ、と思ったらまた虹ができた。ちょっと小さくなった。

なんか幸せな感じがする。今日は3日前に行けなかった帯広の老舗菓子店に行くのだ。

屈斜路湖から弟子屈まで来ると雨雲が近づいてきた。これは山の中は雨だな。

阿寒湖方面に向かうとすぐに雨になった。3年前と同じ場所で雨具を身に着けた。

オンネトーも阿寒湖も本降りの中を走った。傷んだ雨具の所為でまたまた下着まで濡れてしまった。

足寄に入って3年前と同じガソリンスタンドで給油したらスタンドのおじさんが僕のことを覚えていた。

3年前の日記はコチラを読んでね。

帯広で向かったのは柳月スイートピアガーデンだ。柳月の工場なのだが、お菓子を買ったりカフェでお菓子を楽しめるのだ。

工場見学をした後、お土産のお菓子を見繕った。無料のコーヒーを飲んでいたら突然行列ができた。

三方六と言うバームクーヘンの切れ端を販売していた。思わず並んで買ってしまった。一袋1kgで500円と破格の値段である。

そして、次に向かったのは六花亭の西三条店だ。ここでもお菓子を見繕ってからサクサクパイを戴いた。サクサクパイは本当にサクサクで、カスタードクリームたっぷりで、現地でしか食べることのできないことも相まって幸せな気分になれるのだ。

子供がお小遣いで買えるお菓子を届け続ける地元に密着した六花亭、涙が出そうだ。

帯広を次回訪ねるときは個人の菓子店にも足を運んでみようと思う。

 

今日の宿泊予定地はナウマン公園キャンプ場だ。途中、旧愛国駅と旧幸福駅があるので寄ってみた。

愛国駅には国鉄広尾線の歴史や鉄道関連の品々、そして帯広開拓の祖、依田勉三の写真も展示されていた。

次に幸福駅、すでにやばそうな感じだ。幸福の鐘まで用意されている。

駅舎の中は横の売店で売られている切符のようなもので埋め尽くされていた。僕のような人間にはあまり似合わない場所のようだ。西伊豆の恋人岬や嬬恋パノラマラインの愛妻の丘ぐらい恥ずかしい。

ホーム跡は普通で安心した。

 

ナウマン公園キャンプ場は隣がマレットゴルフ場で情緒はないが手入れが行き届いたキャンプ場で無料だ。

宿泊者はキャンピングカーやハイエースで長い旅をするリタイヤした夫婦が多いようだ。

テントを張って、公園横のナウマン温泉ホテルアルコ236に一風呂浴びに行った。

お気づきかと思うが、ナウマンとはナウマン象のことで、ナウマン象記念館もある。まるで廟朗のようだ。

これがナウマン象のようだ。

風呂上がりにレストランで晩酌セット(生ビール付き、1,980円)を頼んだ。想定を上回るクオリティであった。

明日の朝食を少し離れたセイコーマートで調達してからキャンプ場に戻る途中で、ソーセージ、ステーキ、ワインと書かれた暖かい感じのレストランがあった。豚丼やスパゲティもあるようだ。今度ここに泊まることがあったら寄ってみよう。

早いもので、明日はフェリーで帰宅の途につくことになる。

 

 

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北海道ツーリング2014 7日目 厚岸のかきめしを目指して

2014-09-27 | 

9/27(土) 晴れ 走行距離 250km

時間に縛られない朝、湖のほとりで今日の予定を立てる。

地図を見ていたら屈斜路湖に注ぐ川があったの釣りに行ってみることにした。一番近い尾札部川は林道を少し走れば行けるところだった。

長靴やウェダーを持っていないので左岸からのみ釣り上がった。10cmぐらいの山女魚と思われる魚がルアーを何度か追ってきたが、追って来るだけであった。

1時間ぐらい歩いて、まぁ、いいかと帰ることにする。

そこかしこにトリカブトの花が咲いていた。猛毒を持つ植物だ。

キャンプ場に戻って釣りの荷物を置いて厚岸に向かった。

厚岸に向かう途中、自衛隊の自動車の隊列に付いてしばらく走った。

隊列から外れては多和田平に向かった。ここは開陽台と並び地平線が見える場所として有名だ。

曇り空ながら阿寒の山や斜里の山並みが見えた。綺麗な芝生のキャンプ場も併設されている。

そして、厚岸駅前の氏家待合所にやってきた。実は2012年に30数年の思いを込めてかきめしを食べに来たのだけれど、駅の売店で"かきめし"ではなく"かきべん"を買ってしまったのだ。そのときの日記はコチラ、日記を読んだ方が教えてくれたのだ。

2013年、再びこの地を訪れる機会があったのだけれど、時間が合わず素通りしてしまった。否が負うにでも期待は高まるのだ。

かきめし弁当は注文を受けてから作られる。ここで食べてもいいですかと、訊ねると味噌汁を付けてくれた。

かきめしは定食として食べることができるのであった。

これほど醤油が染みたご飯があるだろうか。この弁当をおかずにご飯を食べられそうだ。

と言って、塩っぱすぎると言う訳ではない。果てしなく満足して厚岸を後にした。

釧路まで海よりの森の中を抜ける道道142号線の高速ワインディングロードを走り抜けた。

釧路湿原の西側を走る道道53号を北に向かった。途中で釧路市湿原展望台に寄った。

湿原の成り立ちなどを学べるのだが、展望は湿原と言うより原野を見るような感じで期待に添う物ではなかった。

少し行くとコッタロ湿原と言う案内板があったので向かってみた。20kmほど走ってコッタロ湿原に着いたがよくわからない。

もう少し走ると展望台があった。目の前には急階段、さあどうする。ここまで来たのだから登ろう。

多分300段ほどだろうか。そして湿原の全貌を見ることができた。

北海道の日の入りは早く、6時にはかなり暗い感じだ。スーパーで食材を買ってキャンプ場に戻ったら6時半であった。

キャンプ場横の湖心亭と言う民宿で温泉に入った。7時でおしまいなので忙しないが温まるには十分だ。

客の気配はなく、手入れの行き届かない寂れた館内、だがお湯は素晴らしい。

夕飯は地元産の鳥団子、たもぎ茸、しめじ、舞茸で鍋を作った。きのこの出汁がいい味を作っている。初めて食べたたもぎ茸はとても美味しかった。

酔いが醒めて和琴半島の付け根にある露天風呂に向かった。昨日の教訓を生かしてキャンドルを灯した。昨日の共同湯は真っ暗でヘッドランプを着けてお湯に浸かったのだ。

程よく温まったので湖畔で暫く星を眺めていたら流れ星も見ることができた。流れ星を見るのは久しぶりだったが願いはしなかった。

それぐらい心は穏やかなのだ。昔だったら金金金と3回唱えていたことだろう。

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北海道ツーリング2014 5日目 美瑛~帯広~層雲峡

2014-09-25 | 

9/25(木) 晴れのち雨のち晴れ 走行距離328km

今日の天気は雨の予報であったが、目覚めると空は明るかった。こう言う誤算は嬉しい。

そろそろ洗濯をしようと思ったのと、甘いものを食べようと思ったので、帯広に寄ってから目的地の層雲峡を目指した。

富良野で向日葵の畑があったので寄り道した。

お昼ご飯はどの辺だろう。蕎麦か豚丼にしよう。

国道を外れかなやま湖沿いを走ろうと思ったらかなやま湖入り口に通行止めの看板が立っていた。

工事の人に聞いてみると道が崩れているそうだ。引き返してR38まで戻ろうかとも考えたが、ちょっと南下してトマム川に沿って行くことにする。

トマム川沿いの道は森の中を行くのだけれど、川が見える訳でもなく変化に乏しいのでもう通ることはないかもしれない。

再びR38に戻り狩勝峠を越えた。蕎麦で有名な新得に入ると雨が降ってきた。

小雨の中、屋根のない場所にバイクを停めるのが億劫になり、蕎麦屋に寄らず街中のガソリンスタンドまで走った。

給油を済ませて雨具を身に着けた。そして以前立ち寄ったことのある帯広のコインランドリーを目指した。

雨足は強くなり古い雨具から水が染み込んできた。濡れたパンツは気持ちの良いものでない。

コインランドリーで洗濯をする間、街でご飯を食べようかと思っていたのだが、雨が強いのでコンビニで買った弁当をランドリーで食べた。

洗濯は1時間弱で終わったが、時間はすでに2時をまわっている。いつもであればキャンプ場に入っている時間だ。

天気がよければ層雲峡まで行かず、上士幌のキャンプ場に行こうと思ったのだが、上士幌に着いてもまだ雨が降っていた。

次は糠平湖だな。糠平も雨が降っていた。うーむ、やはり層雲峡までか。

冷たい雨の中をひた走り三国峠を越えると雨は降っていなかった。今日は帯広経由でなく旭川経由にすればよかったか。

層雲峡に到着したが肝心の野営場が見つからない。温泉街まで行ってもう一度確認すると通り過ぎてしまったらしい。

戻って見つけた野営場はちょっと道を登るようだ。道に枯れ葉が舞い怪しい雰囲気だ。

受付まで来ると8月で閉鎖されていることがわかった。次のキャンプ場を目指すかここを間借りするか。時刻はもうすぐ5時だ。

明日は早いので間借りすることにする。風呂と夕食のため温泉街へ向かった。

気持ちの良い公共温泉に浸かって身体を温めて外に出るとバイクが少し濡れていた。小雨が降ったらしい。

平日のためか海外からの客しかいないラーメン屋で特製旭川ラーメンを食べて外に出たら本降りになっていた。

今日は雨の一日であった。テントに潜り込んで寝てしまおう。雨は強くなっていった。

 

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北海道ツーリング2014 4日目 富良野岳と美瑛の丘

2014-09-24 | 

9/24(水) 晴れ 走行距離 98km 歩行距離 10km

4時半にセットしたアラームが鳴ったが、起きられずまた少し寝てしまった。まだ外は暗いのだ。

30分後、運良く目覚めたので外を見ると快晴だ。よし、行こう。身支度を整えて十勝岳温泉へ向かった。

十勝岳温泉から富良野岳に登るのだ。今日は平日なので、登山者も観光客も少ない。

6時過ぎ、登山口を出発した。 

富良野岳に向かう山道はすでに紅葉が始まっている。

荒々しい安政火口周辺を抜けて今来た道を振り返る、火口からはまだ水蒸気が昇っており、監視カメラが置かれている。

これから行く道。

今来た道。言葉はいらない。楽しいね。

風は冷たいが、日頃運動不足の身体はすぐに火照るので、次々と上着を脱いで行く。

前方左手に富良野岳が見える。

早起きしたお陰で朝露に濡れる葉を見ることができた。

 チングルマの綿毛がなびく道を行く。

眼下に広がる景色も美しい。

ときどき、ガサガサと音がしてシマリスが現れる。好奇心が旺盛なのか、人間に慣れているのかはわからないが、近くまでやってきて、とても愛くるしいのだ。

もうすぐ山頂だ。軽装で足早のおじさんが降りてきた。

ちょっと話したが、おじさんにとっては散歩のような山のようだ。普段から鍛えている人は違う。

山頂は気持ちいい。360度見渡した。持ってきたサンドイッチやお菓子を食べた。

今度はビールを持って来よう。

帰り道、先ほどのおじさんが後ろからやってきた。上ホロカメットク山まで行ってきたとそうだ。

そして、登山口まで一緒に話しながら戻った。おじさんは鶴居から日帰りでやってきたと言った。

鶴居を知らなかったので、どこですかと聞くと釧路の隣とのことだった。

昨日は高原温泉に行ったそうで、紅葉が素晴らしかったそうだ。

高原温泉は行こうと思っていたので、これは期待が持てる。

そして美瑛岳から十勝岳の尾根の縦走の紅葉が素晴らしいとのことだった。

北海道の紅葉は場所が限られているので、この時期紅葉の場所を巡るのだと言っていた。

屈斜路湖畔の道路沿いの紅葉も見ごたえがあるそうだ。おじさん、いろいろ情報をありがとう。

何日もバイクで旅行していると言ったら、仕事はどうしてるの?と聞かれた。今が夏休みなのだ。

 

キャンプ場に戻って、お昼ご飯を食べた後、美瑛の丘を巡ることにした。

昨日、観光客で溢れていた青い池、今日は少し混んでいたが行ってみた。

神秘的だが、静かな中で見てみたい風景だ。

美瑛の街に着いて、適当にグルグルした。

そして、セイコーマートで酒とつまみを調達した。

セイコーマートカードありますか?と店に入る度に言われて、ありませんと答えていたのだが、今回は作りませんか?と言われたので、忘れましたと答えた。

すると後付けできますよ、と言われたのだが次に来るのは未定なので、丁寧に断った。って言う程のことではないか。

 

そして、20kmも離れた野営場に向かった。今日の温泉はどこにしよう。

湯元白金温泉ホテルの露天風呂がいいとの記事を読んだことがあったので行ってみた。

なんと混浴、と言っても女性専用の露天風呂もあるので、ほとんど男性用のようだ。

川向こうの山を見ながら浸かれるのでとても気持ちよい風呂であった。

 

明日は台風の影響もあり、天気が崩れると言う。明日は帯広を経由して層雲峡まで行く予定だ。

移動と洗濯、余裕があれば甘味を楽しもう。

 

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北海道ツーリング2014 3日目 白金温泉~望岳台

2014-09-23 | 

9/23(火) 晴れ 走行距離 53km 歩行距離 9km

辺りが明るくなって目が覚めたが、まだ眠かったのでもう一度寝た。

起きたのは7時半ぐらいであった。ご飯を炊いてレトルトのカレーを食べた。

早く起きられたら十勝岳に登ろうと思っていたのだけれど、もうすぐ9時なので近くの遊歩道を歩くことにする。

ウグイス谷遊歩道、白金温泉から十勝岳の登山口である望岳台までの遊歩道だ。

距離は3.8km、普段運動をやらない身体には適当だろう。

すぐに深い森となった。

暫く行くと何やら要塞のようなものが現れた。新しい遊歩道を作っているようだ。

でも、ほとんどの道はそのままで、歩道脇のシラタマの木や苔を楽しみながら登って行く。

立派な遊歩道より、分岐点に道案内を作って欲しいと思うのであった。

視界が広がって雪に覆われた旭岳とその仲間の山達が見えた。

針葉樹の中を行くトレッキングはカリフォルニアの州立公園の景色を思い出させた。

こちらは十勝岳とその仲間達だ。

望岳台が近づくとこんな感じになった。あまり、歩く人はいないようだ。

望岳台に着いてビールを飲んでご飯を食べようと思ったらレストハウスは休業中であった。

それでも望岳台の駐車場はけっこういっぱいで、登山や景色を楽しむ人がけっこういた。

ビールが飲めないのであればすぐに帰ろう。

来た道を帰るのはなんなので、白金コースと言う遊歩道へ入った。

これが失敗で、笹が覆い被さり、風景もへったくれもなく、ただ歩くと言う感じであった。

上りのコースは2時間半かかったが、帰りのコースは45分で歩いてしまった。

ご飯を食べ損なったので、野営場に戻ってソーセージとトマトを入れたラーメンを作った。

野営場の下を流れる美瑛川、ちょっと釣りをしてみたが、釣れる雰囲気はなかったのでさっさと引き上げた。

歩道脇には鹿の糞が至る所にあった。どうやら獣道になっているようだ。

そして、美瑛の街まで買い出しにでかけた。同じ美瑛町なのに片道で20km以上あるのだ。

温泉は昨日と同じ銀瑛荘に入った。片付けられていない宿の中、やる気の無い宿の人、でも鄙びた温泉は素晴らしい。

と思っていたら、銀瑛荘はこの9月で廃業したそうだ。

明日は美瑛岳に登ろう。とアラームをセットした。

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