風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

群馬と長野の高原へ 2012秋

2012-10-21 | 

赤や黄色に染まった山の中を駆け抜ける季節がやってきた。

最近急に涼しくなった。あんなに暑かった夏を忘れてしまいそうだ。

10/14(日)午前5:45、薄手のフリースに冬用ジャケットを羽織って関越自動車道へ向かった。

群馬県に入ると体感気温がぐっと下がった。赤城高原SAで冬用のグローブに嵌め直した。

昭和ICで降りてR145で中之条方面へ向かった。中之条からR353で四万方面へ曲がり、沢渡からK55へ入った。

先月釣りをした川を眺めながら暮坂峠まで一気に走った。

草津で給油してR292で志賀高原に向かった。渋峠から芳ゲ平を望む。箱庭のようなこの景色が好きだ。

横手山を過ぎて宝石が散りばめられたような山肌を眺める。ここもお気に入りのポイントだ。

夏に寄った田ノ原湿原を再び訪れた。すすきが広がる斜面があった。

蓮池の縁を歩いてみた。

四季があるっていうのは素晴らしい。

こうやって毎年楽しめるのだから。

標高の高いこのあたりはすぐに冬が訪れることだろう。

中野に向かう途中にあった澗満滝、若山牧水も眺めたと言う落差107mの滝だ。

駐車場から滝を眺める高台に向かう途中に炭窯があって、アリアを聴きながら炭焼きの仕事をするおじさんがいた。シュールだ。

戦後、炭焼きはすっかり観光の為のものとなったとのことだ。

道の駅やまのうちで休憩した。綺麗な林檎が売られていたので思わず買ってしまった。

 

残念なことに箱に蓋がなかったので、着ていたフリースで包んでシートに固定した。

おかげでちょっと寒くなった。

R292からK29を経て千曲川を越え蟹沢トンネルを抜けて右に向かえば北信五岳道路だ。

北信五岳道路は稲が刈り取られた田んぼや林檎畑の中を走る快適道路だ。

戸隠へは信濃町からK36で向かうのが僕の好みだ。緑深い森の中を抜けて行く。

戸隠で以前訪れたことのある蕎麦屋、極楽坊へ。今日もそこそこ混んでいた。

ジャズの流れる店内。ゆっくりとした時間が流れている。

野菜天ざるを頼んだ。細めの麺、氷水で良く締められている。口に入れるとその舌触りはとても滑らかで笑みが溢れそうだ。

そして、野菜の天ぷら。ちょっと固めなのは生から丁度抜けたタイミングで野菜の風味を味わえるようにしているのだろうか。

野菜本来の味を楽しんだ。お代わりのつゆが付いているのも嬉しい。濃厚なだしを蕎麦つゆで飲み干した。

また来たくなる味だ。できればビールを飲みながら。

戸隠の山々ももうすぐ冬を迎えることだろう。

戸隠からK36で鬼無里と小川の村を抜けK12で麻績へ向かう。

小川にある高山寺に寄ってみた。街道沿いに見える三重塔、前から気になっていた。存在感のがある。300年以上前の建造だ。

そして鐘楼門、鐘楼と門が一体となっているのだ。

おまけに上に登って鐘を突けるのだ。

気持ちを落ち着かせ祈りを込めて鐘を突くようにと書かれていた。

咄嗟に思いついたのは家族の健康と世界平和。つくづく幸せな奴だ。厳かに鐘の音が空気を揺らした。

右手にはいつも飛騨山脈の山々を望む。

麻績ICから長野自動車道に入った。中央自動車道で日が暮れた。日が暮れると急に寒くなったので林檎に着せていたフリースを剥いだ。

持っていたビニールテープでぐるぐる巻きにした。

友人が渋滞を避けるため大月ICから甲州街道で帰ったと言う話を思い出して真似してみた。

家まで3時間半、思っていたより混んでいた為、きつい帰り道となってしまった。

今日の走行距離は659km、伴ちゃんのオドメーターは57,688kmとなった。

コメント (7)
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