久しぶりのライブでのこと、Sさんの新作ダブルネックギターを見ることができた
ダブルネック、トリプルネック、、とギタリストの要求は果てしない
実用性より見た目のインパクトを期待してネックの数を5本も6本も増やしたカントリー・ミュージシャンもいた
現実的には6弦と12弦のダブルにして異なる音色を出したいために使う場合が多い
アコースティックの場合、ボディをシェアするようにネックを左右に振ったりして取り付ける
箱物のボディシェイプには限界があるが、ソリッドボディなら自由にデザインできる
そこでGuild社の「 Song Bird」のように「マホガニーのソリッドボディをくりぬいた上にスプルース単板を貼る」という発想が生まれる
これならボディシェイプは自由に設計でき、なおかつ強度も保たれる
「 Song Bird」は同社のソリッド・ギター「Blues Bird」シェイプをイメージしてできたセミ・アコでピエゾピックアップが内蔵されている
オーストラリア出身のビー・ジーズがトレードマークのように使用して白、赤、黒、ナチュラルなど各色があった
ボディサイズが小さく軽くて取り回しが良いのでハワイのミュージシャンもよく使った時期があった
ネックのシェイプやフレットなどGuildマニアなら嬉しい繊細な仕上がりと薄いボディからは驚くほど生音が出る
さてアコースティックギターのダブルネックは共鳴しやすい、つまりネックA を弾くとネック Bの各弦が共振する
スラックキーのようにオープンチューニングの場合は特に開放弦の共鳴が起こりこれがまたギターの音色、特徴にも成る
問題はアンプリファイドした時に低音弦同士がハウリングを起こすことだ
オベーションなど早くからサウンドホールにフタをするゴム製のイクイップメントを用意していたが、ハウリング対策だろう
もう一つベースとギターの低音域でハウリングが起きやすいこと
ギターとベースでは音域、周波数帯が異なるはずなのだが、倍音成分が邪魔するのか、増幅した際顕著にハウる場合がある
アコギ用のプロセッサーにはアンチフィードバック機能が用意されてハウリングが起きやすい帯域のフィードバックを抑える仕掛けもある
が、生音で演奏しない限りどうやらハウリング問題は付いて回るようだ
ハギレのいいドラムがいいなあと思うのは弦楽器のような悩みがなさそうに見えるからかしら
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松任谷由実「やさしさに包まれたなら」LIVE SONGS