夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

ななかまど

2015年09月22日 | 音楽


新宿「はいから亭」のランチはお勧めだった。
わらじのようなチキンカツ、メニューは忘れたが、食後のコーヒーをいただきながら流れるジャズを聴いてしばしリフレッシュする。

新宿「DUG」に感化されたジャズ好きのオーナーさんが始めたお店だったようだ。
オーストラリアのジャズボーカリスト、ジャネット・サイデルがライブを行ったり元々ライブスポットだった。

Oさんがお店を運営していた頃、店内を彩る四季折々の花が楽しみだった。
春には大きな枝の桜が配されて、いながらにして花見ができる。

秋口のちょうど今頃だったのか、カウンターを覆うように赤い実をつけた紅葉が広がっていた。
「これは何?」と質問すると「ななかまど」だという。

味わいのある葉とアクセントをつけるような実が実に美しい。
以来、秋になると山に植わった樹木のなかから「ななかまど」を探すようになった。

七回かまどに入れても燃えない樹、という逸話からついた名だというが、実際は燃えるようだ。
籠城の際に煮炊きするため楠であったか、生木でも燃えるという樹を熊本城内に植えられているという話とは逆だ。


ジョーン・バエズは、ボブ・ディランなどフォークソングの時代の憧れだった。
数々のヒット曲もあるが、エキゾチックで理知的なマスクと個性的な声、メリハリのあるボーカルが印象的だった。

「Diamonds and Rust(ダイヤモンドと錆)」というオリジナルは70年代の作という。
恋の予感と思い出を語るような楽曲イメージは、「朝日のあたる家」のコード進行にかなり影響を受けて作られたのではないだろうか。

陳腐な言い方だが、この人歌がうまい、張り上げる歌から鬼気迫るような音圧を感じる。
ギターのタッチも正確だし、いい齢の取り方をしている。

秋には葉が落ちて、、、ななかまどのような人生、

いや七転び八起きというのだろうか、、、







Joan Baez - Diamonds and Rust (With Lyrics)

Emmylou Harris, Joan Baez and Jackson Browne - July 27, 2013

Emmylou Harris, Joan Baez and Jackson Browne - Guantanamera


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