夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

野外でライブ

2015年09月19日 | 音楽


屋外で飲食するのは楽しい。
外界のあらゆるものが眼に入り、爽やかな冷気と樹木の香り、野鳥のさえずりと緑に囲まれて、それだけで充分ご馳走だ。

アウトドア派でなくとも野外で何かすることにワクワクするのは、太古の昔からの人類の経験だろうか。
下田のパラダイス・カフェで焚き火を囲みながらビールをいただく贅沢は、我々に刷り込まれたDNAの成せる技だったかもしれない。

最初は下田港で開催されたお祭りに招かれたのがきっかけだった。
旅館街を背景に港一帯を埋め尽くす会場は、大音量のライブステージと花火で大変な賑わいだった。

しかし宿泊客のいるホテルにとっては騒音が大迷惑だったろうし、直下の海は夜間に危険もあったのかもしれない。
翌年からか、観光客は大型バスで運ばれて会場は大浜海岸に移された。

初めてお店を見たとき、横浜にあった「サマディ」を思い出したら、同じ人が作ったという。
海辺の建物は流木を使ったり自然との調和が大切だ。

野外に野菜を保管する小屋があり、石に囲まれた焚き火スペースやテーブルと椅子が並び、サーファー達が集う。
母屋のようなペンションに飾られた、ハワイのサーファーが宿泊代代わりに置いていったというコアのサーフ・ボードが眩しかった。

ミュージシャンの経営するお店は「遊び心」があって楽しい。
ウッドデッキの真ん中にジャグジーがあったり、バーカウンターがあったりと、

椰子の樹がそよぐ月夜の晩にバーボンでも傾けながらたわいもない話に興じる。
都会の喧騒を忘れて夏の終わりのひとときを過ごす海辺の夜は素敵だ。

持って行った「Ampeg」のベースアンプをきっかけに話が始まったペンションのオーナー氏との会話も楽しかった。
彼もミュージシャンで、客室には古いマッキントッシュのパソコンが用意されているというこだわりがあった。

会話に参加した千葉の方とのギター談義も楽しかった。
多いときで200本のギターを所有していたというオーナー氏、今はもうないと言いながらカナダのリンダ・マンツァーのギターを抱えてきたので驚いた。

夏の終わり、南伊豆の海辺は疲れ切った心身を洗い流してくれるよう、いつも変わらない。

久しぶりに行ってみようかしら







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