素敵な人に出会った時、ウキウキした気分になる。
我と我が身の全てがはしたなく思えて、別人になりたいと神様にお願いしたくなるもの。
少年の頃は何かができる人であれば、異性だろうが同性であろうが、それだけでときめいたものだ。
感動する心、感性と集中力、青春とはそういうものかもしれない。
ポールの歌う「Till There Was You」がまるでオリジナルのように聴こえる。
1961年ペギー・リーの歌った楽曲を、1963年「With The Beatles」でカバーしたという。
ジョンがポールと出会った時、彼らの歴史が始まり、ポールがジョージを連れてきた。
リンゴこそデビューのための招聘だったにせよ、彼のドラミングは重要だ。
ペギー・リーの楽曲を聴いた時、演奏もさることながら歌詞に目がいった。
1957年のミュージカルのために書かれたこの曲が素晴らしい。
「♪ 君に出会って初めて地上の美しいものがわかるようになったよ ♪」
ペギー・リーのラテンリズムの上でのジャズアレンジ、淡々と歌うヴォーカルもいい。
これをロックに置き換え親指弾きのヘフナーで弾き語りするポール版も好きだ。
63年のこの曲が彼らの出会いを暗示していること、そしてエリザベス女王を前にしたジョンが
「お金持ちは宝石をジャラジャラと、そうでない人は拍手を」とやった曲という歴史の一コマに、何か運命を感じる。
出会いというものがどれだけ重要なものであるか、
失ってしまった人、ミュージシャンのことを思えば、いつまでも悔いが残る。
あなたと逢って世界が開かれた
そんな経験をいつまでもしたいのが少年の心
Paul McCartney - Till There Was You
John meets Paul, he brings George
Carl Perkins, George Harrison, Ringo Starr, Eric Clapton, Dave Edmunds, Rosanna Cash rockabilly high
Paul McCartney with Carl Perkins: My Old Friend [Rare documentary] 1993
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