パーカッションは楽しい
マラカスひとつとってみてもきちんと演奏するとなれば奥深い
先日ひょんなことから「カホン」を作った
四方山話をしていた打楽器専門店で、並んでいた打面の素材を入手する
簡単なレクチュアを受けてホームセンターで端材を買い求める
寸法通りにカットした合板の板材に、念のためタイトボンドを塗り、木ネジで直方体に組み上げる
叩いた時に「バズ音」を出すためには、箱内部に金属線ないしはスネアの下部に張られる部品をセットするようだ
打面に密着するように数本の金属弦を縦にセットする
作ろうと思ったのは、狭いライブスペースでの椅子代わりにという目的とモノづくりの体験をするためだ
なんでもそうだが、実際に作ってみるとわかることがある
数十キロの体重を支える強度が欲しいし、横揺れで壊れてはいけない
「バズ音」を出すためには、1ミリ程度の金属線かギター弦をセットするための木部と弦を引っ張る仕掛けが必要だ
物置にあったオイルステイン、ラッカーを塗って簡単な仕上げにする
裏面の板材は、蝶番をつけて開閉できるようにした、もちろん箱内部にモノを入れるためだ
いい加減な試作だが、椅子としての機能は果たし、そこそこ「バズ音」らしき音も出る
当然のことながら「いい音」を出すためには素材を選び、構造的な工夫を要するのだろう
さて情熱的に打楽器を語ってくれたK楽器のSさん、その後偶然立ち寄って件の「カホンを作った」旨報告する
「ああ、写真を撮ってくれば良かった」と悔やまれる
また打楽器論議になって、古いスリンガーランドの「カクテルドラム」を見せてくれた
横置きのバスドラの胴部分にスネアスタンドがセットされている実にシンプルな構造だが、ビンテージの部類に入るらしく結構な価格が付けられていた
そして並んだ4セットのジャズドラムを試打しながら60年代、70年代からのドラムスの歴史を熱く語ってくれた
おそらく50年代小口径ジャズドラムは、ロックの台頭、音楽の変化とともに大口径となり、金属素材の質や厚さなどヘビーデューティになっていったようだ
ところがここに至って70年代の見直しのムーヴメントは、小口径のジャズドラムの編成を復活させるような流れがありそうだ
弦楽器を楽しんできた者にとって、ドラムスは関心の範囲外だが、歴史を紐とけば弦楽器同様興味深い世界だ
また専門の売り場には香味深い打楽器の数々が並ぶ
人類が親しみ、開発してきたパーカッションには計り知れない世界がありそうだ
Modern Cajon Solo /// House & Electro Style /// DADDI BAHMANI
Guantanamera - Playing For Change
When A Drum Kit is Too Much
Diana Fuentes - Será Sol
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