ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

ポピーの羽化

2021-04-21 21:14:21 | ポピー
昆虫じゃないんだから、ポピーが羽化するわけがない。
ポピーのツボミには殻がある、この殻は実は萼(がく)なんだけど開花すると二つに割れてポロリと落ちる。
まるで昆虫の羽化のようなのだ。



パカッっと開いてポピーが羽化する



ぼんぼり咲きのシャーレ―ポピー

2021-04-17 20:40:19 | ポピー
シャーレ―ポピーというのはヒナゲシのこと。
今年は2色咲きの、しかも蛍光ピンクのとってもきれいな花が咲いた。
「ぼんぼり咲き」なんて言葉はない。
昔、子供の頃父親に連れられて行った府中の大國魂神社のくらやみ祭りでみた「ぼんぼり」のイメージで自分が作った造語だ。
長年ポピーを栽培しているけどこんなのは見たことがない。さっそく撮影会。












スパニッシュポピーが咲いたよ2021

2021-04-16 13:14:07 | ポピー
スパニッシュポピーは正式名称はアトランティックポピーというのだが、eBay(イーベイ、アメリカのメルカリのようなもの)で出品していたセラーさん(出品者)がSpanish Poppyと呼んでいたので自分的にはスパニッシュポピーと呼んでいる。(もう10年位前の話)
 スペイン、モロッコ辺りでは雑草らしい。
多年草で、種でもぽこぽこ良く増える。



ノゲシ

2021-04-13 21:17:20 | ポピー
ビニール管理温室に入れておいたシスタスの鉢にノゲシが生えてきた。
ノゲシは漢字で書くと「野芥子」芥子はポピーのことだな。




どう見てもケシ科には見えないよね。
キク科のタンポポの仲間っぽいよね。
そう、ノゲシはキク科ノゲシ属でタンポポに近い植物だ。
ケシとは縁もゆかりもない。









良く見るとかわいい花だ。
「雑草」という色眼鏡で見ていたのかな、じっくり見るのは初めてかもしれない。

で、なぜこのキク科の花が野ケシと呼ばれているかというと、





ノゲシの葉っぱはタンポポの葉っぱと同じような葉っぱだけど、花の下の葉は「ケシ」の葉にそっくりなのだ。
ケシと言っても園芸種のポピーやヒナゲシではない、麻薬の採れるソムニフェルム種だ。

参考画像 麻薬の原料の違法ケシ(ソムニフェルム種)の葉

※東京都立薬用植物園で2018年に撮影

ケシは阿片という麻薬が採れるけど、ノゲシは麻薬が採れないから「野」が付いたってわけだな。

余談だが、なんと、ノゲシは食べることができる。
飢饉のときに代用食として食べれる救荒植物であることから戦国時代や江戸時代は栽培が奨励されていたという。(自分は食べたことないですけどね)
また、ノゲシは万能薬ともいえる薬草で、特に免疫力を高める効果があるといわれている。

2021トゲミゲシが満開です

2021-04-07 06:02:56 | ポピー
トゲミゲシはヨーロッパ南部から北アフリカ原産の外来雑草のポピー。
雑草だから園芸品として流通はしていない。

薄オレンジのナガミヒナゲシは全国にはびこったが、トゲミゲシはどんどん減少していって国内の外来雑草としてはもう絶滅寸前。

数年前に神戸で見つけて実を一つもいできて蒔いてみたら発芽して育てている。
秋蒔きの春咲きの1年草。

夜明けごろに小さな赤い花が咲いて、昼過ぎにははらはらと散ってしまう半日花。
この花は、何とも言えない青い色のおしべが魅力のすべてで、このおしべが見たくて毎年育てている。








かわいい棘のある実、棘は全然痛くない



アイスランドポピーの赤い花

2021-03-29 18:49:18 | ポピー
アイスランドポピーは黄色、オレンジが多く、ピンクと白が混じり、たまに赤色(朱色)がある。
アイスランドポピーの赤は赤と言っても朱色っぽい赤でシャーレ―ポピーのような真っ赤(血の赤=ブラッデイレッド)は無い。
今日咲いたアイスランドポピーはきれいな赤で、石榴色というのかスカーレット色。
これは来年用に種を採らなくてはと思った。






【追記】
2番花、3番花



メコノプシス・カンブリカ(ウェルシュポピー)

2021-03-28 18:23:37 | ポピー
英国ではウェルシュポピー(Welsh Poppy)またはウェールズポピーと呼ばれて園芸品種としてはポピュラーな花らしい。
ヒマラヤやチベットが原産地の高山植物だけど、なぜかイギリスのウェールズに自生しているため、長らくイギリスではウェールズ島が原産だと思われていたとか。
 ウェルシュポピーと呼んでいるのはイギリス人だけで、普通はメコノプシス・カンブリカと呼んでいる。ヒマラヤの青いケシの仲間だけど、栽培はヒマラヤの青いケシに比べると容易らしい。

 輸入種子を入手して蒔いたけど、育ったのは1株だけ、ちっとも容易じゃない。
沖縄より暑い埼玉県では、このまま順調に育ってくれて花が見られるかどうかだなあ。


奇形?変わり咲き?牡丹咲きのアイスランドポピー

2021-03-28 09:20:08 | ポピー
ポピーの花で牡丹咲きというのはたまにある。PeonyPoppyとも言うらしい。
でも、アイスランドポピーで見たことが無い。
もしかするとファイトプラズマという細菌に感染して葉化花現象が起きたのかもしれない。



【追記】2021.4.14
2番花、3番花も同じような花だった。初花はケシ坊主が無かった。つまり種は出来ないな。





ケシ坊主は出来なかった。
謎は解明できぬままだ・・・・

【追記】2021.5.30
どうゆうわけか、次々とつぼみが上がってきて、いまだに咲き続けている。
「種を作る」という労力が無い分、花の方に力がいっているのかな?

ヤマブキソウが芽吹いたよ

2021-03-27 07:28:03 | ポピー
ヤマブキソウは日本に自生するポピーだけど、低木のヤマブキに花が似ているから「ヤマブキソウ」と呼ばれている。
ケシ科ヤマブキソウ属で学名にはChelidonium japonicum Thunb とジャポニカムと日本固有種を表す名前が付いている。
広葉樹の雑木林に育つ野草だが、雑木林が減ってゴソッっと各地で絶滅が進んでいるが、ほぼ雑草扱いなので誰も気にしない。
多年草で、春先にぶわっと芽吹いて花が咲き夏には地上部が枯れて夏眠し、そのまま冬眠してしまう、園芸家にとってはつまらない園芸品種のひとつ。
日本の野草なので育てるのは簡単だけど1年のうち大半は休眠しているので、その間も雑草をこまめに抜き、水切れさせないように水やりをすることがコツかな、ほとんど修行です(笑)
東京の多摩地方で育った自分は子供の頃に雑木林を分け入っていくと黄色のヤマブキソウが群生しているのを良く見た。夢を見ているような光景だった。もうあの光景は見れないと思っていたけどグーグル先生(うわぁネットスラングの死語)に聞いたら八王子の片倉城跡公園にまだ群生地が残っているらしく、コロナが落ち着いたらいつか見に行きたい。