ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

あえて懐古なパンジーの苗を選んでみた

2014-10-23 12:43:40 | 植物・その他
サンシキスミレ
 パンジーのことを三色すみれ(サンシキスミレ)と呼んだりする。サンシキスミレと言うのは本来はパンジーの原種であるワイルドパンジー(ビオラ・トリコロール)の和名である。
 元々はビオラ・トリコロールを「三色すみれ」と直訳され、それがそのままパンジーの呼び名になってしまったようだ。

 赤青黄の三色を名前の語源かと思いきや、ビオラ・トリコロールはひとつの花で青白黄色が入っている。ビオラを自主採種して育てていると先祖返りしてビオラ・トリコロールっぽく戻る。

ビオラ・トリコロール wikipediaより


 日本で「三色すみれ」ことパンジーを最初に栽培して出荷したのは埼玉の鴻巣の生産農家だったと、その生産者から聞いたことがある。終戦直後に出荷したら花に飢えていた人達が買い求めたという。

 戦争中は「花など育てて非国民め、芋でも育てろ」と言われて園芸家はさぞかし肩身が狭かっただろうと思う。

 私はパンジーはあまり好きな花ではないが、国民行事のひとつとして毎年パンジーを植えている。
 最初は珍しい品種を種から育てていたが、種から蒔いて育てると開花は春になる、世間では、いつの頃からかパンジーの花は春の花から冬の花になってしまったようだ。
 市販の苗は夏に高原で種蒔き発芽させて秋に開花させて出荷する。
 パンジーを冬に咲かせるには苗を買うしかない。種から育てるのはやめて最近は苗を買い求めるようになってきた。
 最近はパンジーもいろいろと種類も多く目移りするが、今年はあえて日本で栽培が始まった頃の花に近いものを探してきた。



これは、大輪マツバボタンの植えてあったボールプランターの大輪マツバボタンを掘り上げてビニールハウスに避難させている間に冬の間、花を添えてもらう予定であるが、大輪マツバボタンがまだ花を付けているので待機中ってことだ。

  


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