ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

贈答用胡蝶蘭の植え替え 見切り品を復活させる

2014-10-05 23:25:07 | 植物・その他
コチョウラン贈答用のバラシ見切り品300円

 タイトルがあざとい。検索ワードに引っ掛かりそうなタイトルだ(笑)

ギフト用のバラシの見切り品を救出してきた。ギフト用の化粧鉢には3本か5本の苗が寄せ植えされている。寄せ植えといっても、育苗用の透明ポリポットが寄せられているだけなんだけどね。これを1苗ごとにばらばらにして売るのが「バラシ売り」


花がまだ残っている。美人さんだね。


葉っぱもまだ元気が残っている。


胡蝶蘭の寿命は50年くらい。て、ゆうか永久的に枯れないって事じゃん。


蘭業者が使う透明ポリポット。業者はこれで、このまま育てる、透明なのは根の状態と乾燥状態を見るため。出荷直前に化粧鉢に移す。

日本の胡蝶蘭文化はガーデナーから見ると単なる植物虐待。


透明ポリポットから、スッポ抜く、根が回って抜けないときはポットをはさみで切る。
花を固定する針金の支柱は取り除く。


ラン用の「素焼き鉢」これが入手出来れば、胡蝶蘭栽培は成功したようなもの。
いわゆる「植木鉢」と呼ばれる「駄温鉢」よりも薄くて軽い、手で割れるくらいもろい。これで140円
 どうしても手に入らなければ駄温鉢でもよい。


水苔(ミズゴケ)を使用する、あらかじめ水で戻しておく。
ミズゴケは蘭や山野草に使う「土」の代わりになるもので乾燥させたものをぎゅっと固めてホームセンターで売っている。
 これを水に漬けると水を吸ってふやける。


古いミズゴケを取り除く、ついでに枯れた根もはさみで切る。ミズゴケの新しいものが入手できなければ、古いものをそのまま使っても特に差しつかえない。


ミズゴケを素焼き鉢に詰めていく

これで完成。
 植え替えた後は水をしばらく与えない。一度ミズゴケをカラカラにさせる。

 水を与え過ぎると、腐ってしまう。
タイミングが分からなければ、ミズゴケが完全に乾くまで一切水をやらないで完全に乾いたらたっぷりやる。これを繰り返せば枯れることはない。

 直射日光に当てると葉焼けし、溶けてしまう。レースのカーテン越しのような柔らかい日に当てる。

 冬場は室温15度以上をキープする。寒さに弱い。



室内の高湿度を好む。エアコン、ファンヒーターの風に直接当てない。
水やりさえ控え気味にしておけば来年も花が咲く。

育て方のポイント(枯らさないために)
・水はぎりぎりまであげない。どうしても毎日あげたい人は霧吹きで我慢。
・直射日光に絶対当てない
・湿度が高いところが好き。冬場の乾燥に注意
・冬は10度以下にしない。


これは、植え替えて3年物の胡蝶蘭。ほとんど放置で気の向いたときに水をやっている。

もし、あなたがお祝いで、贈答品の胡蝶蘭をもらったら、水やりは控え、花が残り2~3個になったら、化粧鉢から抜いてこの作業を始めれば胡蝶蘭は永遠に生き続けます。

また、あなたの周囲で、花が終わった贈答用の胡蝶蘭が、放置されていたら迷わず「ちょうだい」と言って救出しましょう。

追記
 入手したばかりの胡蝶蘭には外の直射日光に当てるのは厳禁だが、レースのカーテン越しの光から徐々に春の日光へと慣らしていくと、夏の直射日光にも耐性が出来てくる、もちろん真夏の炎天下は無理だが夏の午前中くらいは平気な強い子になる。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿