モクスペ・感動ドキュメンタリー企画「5年後、私は生きていますか?」
番組宣伝で、吉野ゆりえ先生が出てらして、タイトルもショッキングだったので気になって録画して見ました。
吉野ゆりえ先生は、スタンダードでとても活躍されたプロダンサーです。カップル解消後、ダンス講師として活躍されていて、24時間テレビの中で開催された視覚障害者が踊る「ブラインドダンス大会」においても、いきいきとダンスを指導していた姿が印象的です。私達もアカデミーホールで吉野先生が元気にレッスンしている姿を何度か見かけたことがあるので、このタイトルにとてもびっくりしました。
吉野先生は、世界でもあまり発症例が少ない難病・平滑筋肉腫というガンに侵されているそうです。平滑滑筋肉腫は発症例が少ない上、研究者も少ないため、国の難病指定も受けていない病気であり、発症して5年の生存率が7%という病気です。はじめは、その事実を隠してお仕事をされていましたが、この病気の事をより多くの人に知ってもらうために、この度、勇気をもってカミングアウトをされたのです。
24時間テレビや、アカデミーホールでお見かけした時には、もうガンに侵されていたのだと知るにつけ、そんな苦難を感じさせなかった熱血指導ぶりはホントにすごい事だなぁと思います。ブラインドダンスの指導で、視覚障害者の方が素敵な笑顔で美しくダンスを踊っているのに接した事が、大きな支えになっているのも画面からひしひしと伝わってきました。
ブラインドダンスにかける方々の情熱、ダンスを指導する吉野先生の情熱・・・つらい事があっても前向きに今を生きている姿勢に、とても考えさせられるドキュメントでした