岸田ダンスアカデミーへようこそ~ゆーこのおしゃべり小部屋

川越から社交ダンスで世界を笑顔に!
身体に無理のない美しい踊り方・魅力あふれる表現、ワンランク上のレッスンを提供!

スーパージャパンカップ2016 その3

2016年03月09日 | ダンス競技会
さぁ、いよいよラストは~幕張に乗り込んでからの三日間のお話です

今回セグエは、金曜日にリハーサルをさせていただき、土曜日に予備予選、日曜日に決勝と進んでいきました。予備予選で踊る順番はくじ引きで決まりますが、決勝では予備予選でついた暫定順位の低い順に踊り、技術点と芸術点の総合で最終的な順位がつきます。最初に踊る組は不利と言われてますが、二回踊ることでより公平なジャッジをしていこうという配慮が今回から導入されました


さて。
リハーサル。幕張メッセのフロアを独り占めできてヤッタァ~なんて余裕、モチロンありませんよ~
広さは思ったほどではありませんでしたが、照明外から見てたらスッゴク綺麗なんですが、眩しくて方向感覚が崩壊…挙動不審になりました明るい光の中にいるのに闇の中にいるみたいで(笑)ホワイトアウトみたい?
選手仲間に撮ってもらった動画は、未知との遭遇みたいに、U.F.Oから降りてきたナゾの生命体が光の中で動いてるようでしたし(爆)


一日目はセグエの予選のみ。
本番は、リハで慣れたのか照明を浴びても方向がわかりました。要は二人の位置関係が大事ですから、今まで練習してきた感なんでしょうね大きな失敗はなく無事に踊れましたが、何か違和感に包まれたままスッキリしませんでした。暫定順位は5位でした。

その夜、K&Yの高橋先生が動画を送ってくれましたご自分も忙しいはずなのにありがたかったですそして、アマチュアカメラマンの方からも早速お写真を送っていただきましたこれもありがたかった
このおかげで、何が違和感だったのかが自分なりですが気づけました
動画を見た瞬間、最初から焦って見えました。理由は音でした。練習のときには聞こえていた音(ノイズ)がないんですよ~いい機材だから(笑)だからいきなり曲が鳴ってビビって反射的に動いちゃってました。だいたい、ノイズを頼りにしてた私って~無意識だとはいえアカンですわ

それから、感情表現。感情を出そうとしすぎて冷静じゃなくなり、音の表現があいまいになってました。その出そうとしている感情も、激しいだけで女性らしくなくて(涙)憑依されてるのか、劇画チックなのか、ともかく苦笑い

そーいえば、昔、タカラヅカのエリザベートの座談会で、「音の変化が難しい歌を譜面どおりに機械的に歌うと感情が伝わらないし、かといって感情移入しすぎるとオケとも合わなくなって歌を台無しにしてしまう。コントロールが難しいよね」なんて話してたのを思い出しました。あぁ、タカラヅカ見ててよかったぁ


二日目は、五種目戦とセグエの決勝。たくさんの方に応援に来ていただけました
セグエは、前日の踊りから修正したいことがクリアになり、それにチャレンジするのみ。
音に対して冷静に、かつ感情を切らずに、あくまでも女性らしく。それには、最初の音への反応が鍵。
二日目の方が自分のイメージに近い事ができた感触がありました。それを応援に来ていただいた方々に披露できて嬉しかったです
もちろん、後で動画を見たら、まだまだ荒削りだし、もっと細かいところまで煮詰めて、迫力がありつつ繊細な美しさを出していきたくなりました。でも、その日にやれることはやれたのかな?って。
残念ながら、順位は変わりませんでしたが、一日目よりもスッキリと終えることができました


嬉しかったことがたくさんありました

振り付けをしていただいた中村先生に「ありがとう!」と声をかけていただいたこと。
「よかったよ」ではなく、「ありがとう」。振付指導をした以上の作品になっていたとのこと。とんでもない、いつも思いもつかないアイディアをいただいて、脳内革命をおこしてくれたのは、誰であろう中村先生です
そして、学連時代から憧れの先輩でもある朋子先生から「ゆーこちゃんが凄く変わったよね~」と。何がとは聞けず…その時点でもう舞い上がってますからね

そして、応援に来て下さった生徒さん、私の大切なお友達、ダンス部時代の仲間…セグエ終了後に一緒に撮った写真が、皆凄くいい笑顔で~メッチャ宝物になりましたこのHAPPY画像を載せたいけど、パソコンの調子が悪くて載せられないのが残念です。

そして、夢が現実になったわけで。

おかげさまで、最高の誕生日になりました


セグエというチャンスをいただいたことで、素敵な作品に出会え、宝物になりました。これから、これをもっといい作品に育てていきたいと思います。これで終わりじゃないんだなぁ~始まりなんですね。

ちょっと休憩して(笑)、またコツコツ始めま~す



2016スーパージャパンカップ その2

2016年03月08日 | ダンス競技会
セグエ…

出場するにあたっては様々な葛藤がありましたが、今となれば、プライスレスな経験をさせていただけた事にただただ感謝です



何の曲で踊ろう?テーマは?
ふっと、頭のなかに降りてきたのが、ピアソラの曲。五重奏のための協奏曲(コンシェルト・パラ・キンテート)。昔、岸田先生に投げかけてアッサリ却下されたけど、今回でリベンジできました


振付と演技指導は、中村俊彦先生にお願いしました朋子先生にも演技指導をして頂きました
このレッスンが、毎回、心に響いて勉強になることばかりで、一体今までのダンスは何だったんだろうなぁって

テーマは、Melodia de Pasion~情熱の旋律。先生と相談して、曲の持つ、緊張感・重厚感・艶めいた感じに、大人の男女の間に揺れ動く激しい感情を重ねて表現することを心がけました。
今思えば、簡単そうで難しいテーマだったのかも普遍的で、見えない感情を表現する…目で見てすぐわかるテーマ、映画のテーマなどより、わかりにくいものなのかも~(苦笑)
あと、リフト一切なし。十周年パーティーもありましたからねぇ、大事をとってしまいました。そーゆー意味ではホントにシンプルに踊るセグエで、これもまた変化をつけるのを難しくしてしまったのかもしれません。私達は、踊ることに集中できて良かったですが、見てる方はどうだったかな

でも。これだけは言える私達らしいセグエだってこと特に、岸田先生のルックスには絶対合ってたと思う!パートナーの私が言うのもなんですが、スーツの衣装はハマり過ぎてユニフォームみたいだもの(笑)

音と感情の表現。
レッスンでは、ホントにいろんな発見の連続でした。
こんな音を拾うんだという驚きと納得。
広い空間の使い方。
ステップだけど、ステップに見せないくらいリアルに。
レッスン、凄く楽しかったなぁ。


題字は、私の同期がアドバイスをくれました個人広告は岸田の後輩の方が素敵に手掛けて下さいましたまた、演劇をやっている後輩に、演技するときに大切にしてる事を教えてもらいましたいろんな人に助けていただき、心強かったです

後は、タカラヅカのショーやお芝居のビデオを見ました。感情移入のやり方とか、遠くからでもハッキリわかるような動作とか。えっ?単なる趣味ですよねって?ハイ、その通りデス
そうそう、板付くまでの歩くだけの演技は、外人選手のタンゴのデモのエントリーがかなり参考になりました


とにかく。
一つの作品にここまで深く向き合うのは初めてそれだけに、この作品はとっても大切な宝物ですし、それに関わるすべてもまた宝物です


おっと。準備段階のハナシだけでも、こんなに長くなっちゃった。
もう一回だけ、お付き合い下さいませ~

2016スーパージャパンカップダンス

2016年03月07日 | ダンス競技会
スーパージャパンカップ
プロは、通常の5種目の競技会と、セグエというショーダンス形式の競技会の両部門があります。
そして、私達にとって、初セグエを踊らせていただくという、記念すべき競技会

前日のリハを含め、3日間。長かったようで、怒涛のごとく過ぎていったような…何にしても、凄い経験をさせてもらい、間違いなく素敵な財産になりました


5種目総合 5位 ← 初ファイナル
セグエ 5位

結果はこのようになりました。

セグエは緊迫感のある演技、一転して5種目はHAPPYに。とてもチャレンジしがいがありました
詰めが甘いなぁと感じるところも多々ありましたが、それも実力。でも、今現在の持てる力を出しきった感はあるので、気持ちは晴れやかです


今回、特に2日目がハードで選抜選手権とセグエ決勝、そしておまけに私の誕生日たくさんの方々がはるばる幕張まで応援に来てくださり、とても力になりました!感謝しております。おかげさまで、いいお誕生日になりました


3日間で感じ得たもの
セグエ出場の選手達で分かち合えた、何か熱いもの。
プライスレスな時間と空間。そこからの経験。
そして、大会運営やバックアップや応援をして下さる方々のありがたさ。

う~ん、でもそれはそれまでの道のりがあったからこそ。3日間じゃないですね。そして、それはこの3日間では終わらないと思います。この先につなげていくべき大切なものです
それはやはり、感謝、なんですね


次回は、いっちょまえにですが、セグエについて少し語らせて下さいませ