ショールは櫻工房オンラインショップに公開しました。
玖さんでの展示の準備に追われています。
ギリギリセーフでショールの湯通し仕上げを済ませました。
春向けの明るい色目のものも織りました。
早速アシスタントの肩に掛け、写真を撮りました。夕方になってしまい、色がイマイチなのですが、それでもなんとか感じはわかって頂けると思います。
アシンメトリーなよこのラインの間隔に動きが生まれていい感じです!(*´∀`)
梨染のグレーの平織りの中に、バーガンディーと卵色の細い綾織段を入れました。
こちらは柔らかな桜染めのはちみつベージュで平織りを、ピンクベージュで斜子織りの大きな段です。
斜子織りはドレープがきれいに出ます。
斜子の部分はモッコク染めの上品な色です。フワッと優しい色で肌の色がきれいに見えます。
どちらも羽織の上でも、シャツやジャケットにも合わせやすい無地感覚のものです。
もちろん秋冬にもタテ四つ折りに畳んで首に巻きつけてもいいです。
春先もカーディガンやジャケット代わりにお使いいただけます。
立体感のある手紡ぎ糸、節糸で織ってますので、薄いようで体温を溜めてくれて温かいです。
正直、この一点物ショールは糸もたくさん使いますし、合わせ糸を作るのも手間がかかりますし、、また節糸を織るのは毛羽との戦いです。
八万円台の価格もかなりの出血大サービス価格です。(^^ゞ
でも着尺とは違う自由さや楽しさもあってやめられません。。
ただ、力のある節糸の太目のものはもう作られなくなっていて、手持ちの糸もあと僅かになってきてます。
ツルッとした糸や、ただ太いだけの棒のような糸は使う気になれません。。。
糸がなくなれば終わりになる貴重なショールです。草木の生木の色は肌映りもよく、使うほどに、洗うほどに柔らかくなるので惜しげなくお使いいただきたいと思います。広幅(51~52cm)ですが、おしゃれな!男性にもお使いいただけます。(*^^*)
95年からショールは手掛け始めて、数えてみたらなんと140枚も織っていました。
すべて一点物で同じものはありません。
着尺や帯の合間に少しづつ織っていただけですが、沢山の方にお使いいただけたおかげです。2枚、3枚とお求めくださった方もあります。ありがとうございます!末永くお使いいただければ嬉しいです。
こまもの玖さんで紬のショールもご覧ください。
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中野みどり「紬+帯揚げ100彩」展-草木の色を取り合わせて
3月6日(水)~9日(土)
時間:12時―19時(最終日17時まで)
於:こまもの玖
※3月6日トーク&ワークショップ(13時ー15時30分)はクローズドイベントです。(キャンセル待ち)
詳細はこちら。 ☆