気ままなZOO

行った場所、見たもの、感じた事、気ままにねぇ…… きままなZOOです。旅のお話、動物園、水族館のお話を…

ちょうちんアンコウ 深海生物3

2006-11-17 | 水族館など


どう?
可愛い?
それとも、気味悪いかな?

これはアンコウの仲間のホンフサアンコウ
深海には色々な生物が住んでいます。
アンコウの仲間達もそのひとつ(^^)/


前回の記事でチョウチンアンコウとタイトルに書いたけど…
ちょっと、相応しくなかったようなので…(^^;)

実はチョウチンアンコウは別にいます。

しかも、ものすごーーい姿です。。。
怖いですよ、、、
すごい形相ですよ(((p(>o<)q)))


あっ、
その前に、変わったアンコウをもうひとつ。。。



ミドリフサアンコウ

なぜか、緑の模様があります。


上の二種類のアンコウは日本近海でも、時々、とれる魚です。
傷みやすいので、そのまま市場に出ることはありません。

でも、食べると美味しいんだってヾ( ' - '*)

さて、

お待ちかねの
チョウチンアンコウです。。。


準備はいい?
怖いよ~

ショックをうけてもしらないよ~


心臓の弱い人は見ないでね。


夢に見るよーーー



これです↓





..・ヾ(。><)シ ぎょぇぇぇ


チョウチンアンコウは、
その名の通り、頭にちょうちんのような発光器をつけています。
この光に誘われた、獲物がよってくると、
ネバネバと光る液体で相手を捕まえるのだそうです。

なんか   すごいよ( ̄□ ̄|||)

深海の生物って怖い (;;*_*)



※千葉中央博物館「深海の生物展」より→ここ
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チョウチンアンコウ 男はつらいよぉ~

2006-11-14 | 水族館など


こんな生物をご存知でしたか~ w(゜o゜)w 


メスの身体の一部になるオス。( ̄△ ̄;)エッ・・?


この魚は、生殖のために
わずか4㎝たらずのオスが、その10倍以上のメスの身体にくっつきます。

そして
血管なども同化していきます。
メスから栄養をもらうので、やがて、口が退化し、目や消化器官もなくなる…

機能しているのは精巣だけ。。
生殖だけのために、メスの身体の一部になって存在するのです。

生殖の用がなくなると…

オスはメスの体に同化します。
同化?(・_・?

組み込まれて、いなくなってしまうんです。。。 (^◇^ ;) ほぇ~

      


夏に千葉中央博物館で見てきたミツクリエナガチョウチンアンコウ。

チョウチンアンコウの仲間です…

説明書きも画像にしたのでご覧下さい。
この個体は4匹のオスがくっついています。





まさに、パラサイト(´Д`) ハゥー


昔の言い方をすれば、「ヒモ」ですかね。
でも…この「ヒモ」の末路は哀れです。



まだ、地球には
深海には、いろいろな生物がいるなぁー 


他に、ここで見た深海の生物の話は→ここ
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千葉中央博物館 深海生物

2006-08-17 | 水族館など


先日、千葉の博物館に行って来ました。

だって、
千葉県立中央博物館
「驚異の深海生物」展を開催中だから(^^)/


深海生物をメインにした企画展は、世界でも希です。


ただ……

博物館ですから、水族館とは違います。

生きた魚はいません(-_-)

ほとんど、標本の展示です。
剥製やホルマリンに漬けられた深海の生物!


夏休みだったため家族連れが多かったのですが、
一部、不思議なマニア(私もその一人…(^^;))も混ざっていて、
奇妙な空間でした


    


珍しい深海の生物の一部を紹介しまーす(^_^)


リュウグウノツカイ


う~ん、おとぎ話のような名前ヽ( ´ー)ノ

浦島太郎の訪れた竜宮城の使者という名前のついた深海魚。
大きなものは8メートルも超えるそうです。
滅多に姿を現さないので、日本の人魚伝説のモデルであるとか、
血を飲むと不死になるとか、この魚が表れると天変地異が起きるといわれています。
模型のように見えますが剥製です…



ウルトラブンブク


なんちゅう名前なの!/(・_;\ 

深海の底に住んでいるウニの仲間。
童話の「ぶんぶく茶釜」に似ているからブンブクという名が付いたそうです。
しかも大きい種だから「ウルトラ」をつけて
「ウルトラブンブク」 (^_^;)
冗談のような名前です



ヨミノアシロとシンカイクサウオ


一番深い海に生息している魚はなんでしょうか?( ̄~ ̄;)??

8000メートルを超える深海に生息しているのは
「ヨミノアシロ」

「よみ」とは冥界を意味する「黄泉」のこと。。。
もうこの魚が住んでいる所は「あの世」だということ。

でも…
まだこの魚が泳いでいる姿は確認されていないそうです。
一番深いところで泳いでいる姿を確認した魚は、
隣の「シンカイクサウオ」
6000メートルの深海を泳いでいる姿を確認されました。

両方の魚とも学術的にはほとんど分かっていません。

こわいよぉー深海(T_T) 


前回に続いて、ここも「水族館フリーク」のかんちょさんのブログで紹介されていますので、ご覧下さい。

千葉中央博物館の深海の生物展のHPもどうぞ。

夏休みも後半! たまには博物館もどうですか?
常設展もありますよ
深海展は9/3まで
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ラッコへの思い   -ルンルン逝去に寄せて-

2006-03-23 | 水族館など


動物にも
こんなことってあるんですね。


       


おじいちゃんラッコが、亡くなって、

半月後、

おばあちゃんラッコが、後を追うようにして、亡くなりました……



人間でも、このように、自然と後を追うように亡くなる
老夫婦の話を耳にすることがあります


大分マリンパーレス水族館「うみたまご」で
3月21日、メスのラッコ、ルンルンが老衰のため永眠いたしました。
現在、日本で飼育されているラッコの中では、最高齢でした。 



すでに前の記事でも記しましたが、
3月3日、同じ水族館の人気者サンサン君が、老衰で亡くなっています。


        

写真は大分水族館「うみたまご」からお借りしたルンルンの写真です。


ルンルンは推定年齢20歳のおばあちゃんラッコでした。
ショーが好きだったオスのサンサン対して、
ルンルンは、ガンコな性格でした。
ショーに参加することは、なかったそうです。

同じラッコでも個体によって性格の差があります。


水族館の方も、それをよく分かって個体ごとに飼育・調教をしています。

ですから…なおさら……
続けての「死」はスタッフの方にとって、大きなショックをもたらしました。


ラッコのパフォーマンスも、当分、中止です。喪に服すためでしょう。



ご冥福をお祈りします。

水族館スタッフのみなさま、心労をお察し致します…




   


最近、話題が暗くなりがちです。

亡くなったラッコたちのためにも
ラッコに関するちょっとした話題を!


          


ルンルンは、「貝割り」の名人でした。(*^_^*)

ラッコは、仰向きになって、自分のお腹の上で、石などを使って、貝殻を砕き、食事する姿が有名です。


でも……、知っていますか、

石を持って貝をたたくのではなく、
お腹の上に、堅い石を置いて、
それに貝を叩き付けて砕いているのです。

最近の水族館では、ショー以外には「貝割り」を見ることは少なくなりました。

なぜでしょうか?

賢いラッコは、わざわざ、お腹の上で割らなくても、
壁のコンクリートや強化ガラスに叩き付けて貝を割るのです!
ですから、現在の水族館は、飼育しているラッコに殻のついたままの貝は
あまり与えなくなったんです。

そりゃぁ……そっちの方が楽だもんね(^_^)v




有名な話ですが、意外に知らない人もいるので、
もう一つの話題を!
(^^)

ラッコの中には、お気に入りの石(貝を割ったりする道具として)を自分のものにしてるものがいます。

お気に入りの石を自分のポケットの中(だぶだぶの皮…)にしまっておくんです。


「マイ・フェバリット・ストーンだよ」(^_^)v
ってラッコは思っているはずです(^_^;)



来年は、日本で初めてラッコの飼育展示が始まって
25年!

絶滅寸前だったラッコ………
一時期、日本人に忘れ去られていたラッコ………
そして、瞬く間に水族館の人気者になったラッコ………


人間以外の生き物も、よく見てみましょうよ(^^)/


        

関連記事

絶滅寸前だったラッコ…
パパのラッコ ~サンサンに捧ぐ~


ぼのぼの……(T_T)
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絶滅寸前だったラッコ…

2006-03-13 | 水族館など

先日、お話をしたラッコですが。。。


私、
初めて知りました。






「らっこ」って和名だったんですね。
てっきり外国の言葉かと思っていました。



アイヌの言葉が語源です。
臘虎、猟虎、海猟という難しい漢字で表します。
        


古い日本の文献にもラッコの表記が見られます。

ラッコの毛皮が珍重されていたともあり、
徳川家康にも献上されたそうです。


         

いまや水族館では
人気者のラッコです(^^)/
すっかりメジャーな動物の仲間入りです。



でも……



実は25年ほど前は
ラッコは、一般的な動物ではありませんでした。


「ラッコ」って何?と、人々が尋ねるくらい
珍しい動物だったんです。
     
なぜでしょう……

ラッコは絶滅しかかったからです(>_<)


アザラシやオットセイは厚い皮下脂肪で保温していますが、
ラッコは、ほとんど皮下脂肪がありません。

「あっ! うらやましいですかぁ…」(^^;)


密集した柔らかな毛が身体を覆っていて、
冷たい海でも、それで体温を保ちます。


ですから、

ラッコの毛皮は最高級品でした。
手触りがよく、保温性に優れている毛皮です。


すると、

すぐに目をつけるのは

人間!!


毛皮にするために、世界中のラッコが乱獲されました。
日本でも北海道に生息していたラッコは、
明治時代の乱獲によって見られなくなってしまいました。

そして
ラッコという動物は、20世紀初頭には絶滅寸前までになったそうです。



しかし、その後、国際的な保護条約によって生息数は徐々に回復! 


現在では、水族館で人気の動物にまでなりました(^^)/


「ぼのぼの…」(T_T)



可愛らしいラッコですが、

かつて人類が絶滅寸前まで追いやった動物であると
思って、ラッコを見たいものですねー(*^_^*)
        

ごめんね、ラッコ。m(;∇;)m ゴメンネ




写真は先日の記事で紹介した元気な頃のサンサン君です。


大分水族館マリーンパレス「うみたまご」さんの提供です(^^)ありがとうございました。

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巨大サメが川崎に!

2005-10-28 | 水族館など
※この写真はホオジロザメではありませんよ。シュモクザメかな?

珍しく地元川崎に動物関連のニュースが! で、一言…
東京湾にジョーズ?体長5mのサメの死骸 - nikkansports.com > 社会ニュース
世界でも最大級の4.8m、ジョーズとして有名なホオジロザメの死骸があがりました。

川崎では「巨大サメ出現」の話題で大騒ぎ! には、なっていません
大きな都市ですし、川崎の海岸近くに民家はほとんどありません。
海水浴場もありませんしね。
このニュースすら知らない人も多いようです。

さらに、サメはすでに死骸で発見されたということや、
全く知られていない川崎の運河という状況も
話題にならない背景にあるのでしょう。
生きたサメを多摩川で見た!というなら、大騒ぎでしょうけど…
アザラシのタマちゃん(´・ω・`)ホェー とは、えらい違いですね

4月には、人知れずこんなニュースもありました。
人食いザメ飼育 198日間で断念 米モントレー水族館(カリフォルニア州)は、
ジョーズとして知られるホオジロザメの飼育を断念し、太平洋に放した。


ホオジロザメは、飼育も難しく、絶滅のおそれのある希少動物でもあるんですよね。
奇異な眼でこのニュースを見るだけではなく、いろいろと考えたいものです。

おりしも、三浦半島の油壺マリンパークではシャーク展が開催中!
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