くまさん
まど・みちお
はるが きて めが さめて
くまさん ぼんやり かんがえた
さいているのは たんぽぽだが
ええと ぼくは
だれだっけ だれだっけ
はるが きて めが さめて
くまさん ぼんやり かわに きた
みずに うつった いいかお みて
そうだ ぼくは くまだった
よかったな
詩人まど・みちおさんが亡くなりました。
童謡「ぞうさん」はとても有名なので、
私はこの詩を紹介します。
優しい詩です。
素直な言葉で読まれた暖かな世界です。
よく、まど・みちおさんの詩は自己肯定の詩だといわれます。
童謡「ぞうさん」では、お鼻の長い自分を肯定し、母親に思いを巡らしています。
この「くまさん」の詩もそうです。
冬眠から目覚めてぼんやりと世界を見た「くまさん」ですが、
自分をしっかりと認めるのです。
自らを大切にすること、
そして、
そのまわりの世界や社会、さらに家族を認めるということが、
いまは大切な時代なのではないでしょうか・・・
まど・みちおさん 享年104歳。大往生でした。
ご冥福をお祈りします。
私的には、理屈抜きに、
「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」が、大好きです(^^)
写真は八木山動物園のツキノワグマさん
の作詞者がアンパンマンのやなせたかしだったり、
「おもちゃのチャチャチャ」
の作詞が野坂昭如だったり
童謡の作詞者って意外ですよね☆
みんないい歌です☆
久しぶりのコメントありがとうございます
動物園に童謡「ぞうさん」の石碑があると聞いていましたが、
「とくやまの まるみみぞうさん」の石碑もあることは初めて知りました。
丸い耳の象ということがよほど印象に残ったのでしょうね(*^_^*)
徳山動物園はまだ行ったことがないので、
一度行ってみたいです☆
ご冥福をお祈りいたします。
わたしも、「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」が好きです。優しい時代でしたね~。^^☆
多くの童謡や子供も読める詩の作者として
有名ですよね☆
三月末は忙しいですね・・・
よしぶーさんも、頑張ってね
(徳山はまどさんが幼少期を過ごした土地です)
徳山動物園の象は比較的小型で耳が丸く、普通のアフリカゾウでなく珍しいマルミミゾウなのでは?と以前は言われてまして、
まどさんはそれ見て「とくやまの まるみみぞうさん」から始まる詩を残されたのです。
「徳山」「マルミミゾウ」と特定の地名や種名を明記したせいでいまいちな作品になってるけど、
作品の出来を犠牲にしてまで明記したのは、生まれ育った土地へのある種の愛ゆえかな、なんて思っていたものです。
徳山動物園の象はのちにただの小さいアフリカゾウであるのが明らかになるのですが。
なにが言いたいのかよくわかんない文章ですが、この場をお借りさせていただき、まどみちおさんの冥福を祈らせて下さい。
今になっていろんなこと 思っちゃいました!!
なぜだか 秋田のあの友達のこともね(*^^*)