斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

復活した浪江行きのバスに乗る

2023-01-15 19:00:52 | バス
 新常磐交通では東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の影響で運休が続いていた
 浪江地区
 の路線バスが2021年4月に富岡駅~FH2Rの路線で運行を再開しました。というわけで、乗ってきました。


 富岡駅で出発を待つバスです。富岡地区では2018年4月に運行を再開し、富岡にバスが帰ってきました。


 浪江行きの側面行先表示です。常磐線に並行していることが分かりますね・・・。
 富岡駅を出発し、富岡町役場のあるエリアを通ります。町役場のある辺りまではいくつかの停留所が置かれていますが、町役場を過ぎると、住宅があるものの、人があまり住んでいないところをひたすら走るため、停留所がほとんどありません。


 写真は夜ノ森駅です。しかし、この付近にはバス停はありません。ただ、富岡駅~川内線は夜ノ森駅西口に乗り入れます(バス停も置かれています).夜ノ森駅を訪れたのですが、駅が再開したものの、周辺はあまり人気がなく、人がいなくなって荒廃した住宅があちこち見られました。


 こちらは大熊町役場です。路線バスは常磐線沿線から大きく迂回する形で町役場に立ち寄ります。震災前は富岡駅からこの辺りまでバスが出ていたのだとか・・・。


 大野駅前バス停です。大熊町役場~大野駅前の間には停留所が置かれていないため、大熊町役場の次は何と大野駅前です。そして、大野駅前の次も双葉駅前です。更に双葉駅前の次は浪江駅に近い浪江町役場前です。つまり、バスはひたすら走るだけです・・・。



 沿線の光景です。荒廃した住宅や店舗があちこち見られ、更に帰宅困難区域のため通行規制となったままの道もあちこち見られました。路線バスが走るようになったが、復興はまだまだということを痛感させられました。駅以外停留所を置いてないのも納得ですね・・・。


 浪江駅前
 バス停です。バス停は駅前の路上に置かれています。ただ、駅前にはバス停プールがあるはずなのですが、何故か乗り入れないようです。もったいない・・・。浪江駅前からは停留所も増え、路線バスらしい感じになります。



 終点の
 FH2R
 バス停です。福島水素エネルギー研究フィールドの手前に位置します。水素エネルギーを研究する施設のようですね・・・。バス停には回転場は無く、研究所の周辺を周る形で回転します。
 バスは富岡駅→FH2R→浪江町役場前→(回送)→北営業所(待機)→(回送)→浪江町役場前→FH2R→富岡駅という流れで運用しているようですね・・・。

 こうして、復活した浪江地区の路線バスに乗ってきましたが、まだまだ復興途上であることを肌に感じました。更に全区間貸切状態と誰も乗ってきませんでした・・・。
 以上です。

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