赤ずきんおばあさんは、風邪を引いたのか、2~3日前から
寝込んでいました。その日も、朝からうとうとしていると、ふ
とドアをノックする音が聞こえました。
「孫の青ずきんかな?」
赤ずきんおばあさんは思いました。
念のため、のぞき穴から外をのぞいてみることにしました。す
ると、人間の手ではなく、オオカミの足が見えます。
「だれだい?」
赤ずきんおばあさんは、聞いてみました。
「青ずきんです」
作ったようなガラガラ声が返ってきました。もう一度のぞき穴
をのぞいてみると、オオカミの顔が見えました。
赤ずきんおばあさんがドアを開けると、オオカミとしっかり
と抱き合いました。そして、赤ずきんおばあさんは、こう言い
ました。
「青ずきん、よく来たね」
すると、オオカミが、もぞもぞと動き始め、中からかわいい
女の子が顔を見せました。青ずきんは、オオカミのぬいぐるみ
を着ていたのです。
それが、いつもの青ずきんの訪問のスタイルでした。本物の
オオカミと言えば、木の乱伐による環境悪化で、とっくの昔に、
近くの森からは姿を消してしまっていたのでした。
フィギュアの羽生選手が、競技生活から次のステップへ。
新しい舞台でも、大輪の花を咲かせてくれることでしょう。
中日新聞HPの「達人に訊け!」コーナーに、「お気楽悩
み相談室」を連載しています。
か分からないような気になる。
相談その306「夫は片付けが大好きだが、私は散らかすの
が大好き。うまくやっていけるだろうか?」
↓