母ちゃんからのおみやげ

自分で毛布の中に潜り込むのですが 尻を出したまま眠るワカメさん、





きのう、仕事が終わり　「 さあ、これからパチンコら♪ 」 と、ウキウキしながらワカメ号に乗り

あと 100メートルでパチンコ屋！ ってところで 母ちゃんから携帯に電話かがきました。

「 昨日から 泊まりで三川に行って来たんや、お土産に 饅頭買うて来たで！　今から来るやろ？　はよ来（き）ぃ！ 」

と言って、人の意見も聞かずに 一方的に電話が切れました。



相変わらず 気の短い喋り方です！

「 ちっくしょう！　知らん顔して携帯に出なきゃよかった<`ヘ´> 」

仕方ないので 入ろうとしたパチンコ屋を そのまま素通りして 国道を真っ直ぐ進みました。

通り過ぎたパチンコ屋に 後ろ髪を引かれながら パチンコ屋はどんどん後方に消えて行きます



母ちゃんの家に着くと 中から 「 おう、来たか！ 」と言って　お土産の三川饅頭をくれました。

「 ○子（銭婆）と食べ！ 」　お土産くれるのは嬉しいけど、毎週毎週 泊まりでお出かけして どうしたんでしょうね、

本当に毎週 泊まりで出かけます。 丁度 一年前から オイラには分からない老人向けのスポーツを始めて

その仲間たちと アチコチに出かけるようになって、 それまで鬱（うつ）だった母ちゃんが明るくなりました。


クラブの友達の爺ちゃんが 最近、山に 別荘を買って よくそこに行って 山菜を採ってきたりするのですが

今回は 婆ちゃんばかり7人で 安い旅館に行って来たそうで

「 楽しかったわー（＾◇＾） 」 と言ってました。



それにしても頻度が凄いので、 もしかして 彼氏でも出来たのか？　なんて思っちゃうくらいですよ^^;

まぁ、問題なければ それでもいいんですがね、自分の親が ニコニコして喋ってくれると 子供としても嬉しい事です（*^_^*）

「 先週くれた ワラビ、けっこうウマかったよ、 」 と、お世辞を言ったら、　

「 ほうか、それなら まだ残っているから 持って行くかね 」と言って 冷蔵庫の中からワラビを出して持ってきて、

「 これもやるわ！ 」 と、アユの塩焼きもくれました。　旅館で出たアユを持ってきたそうで、美味しそうです。

でも、本当は ワラビはウチにまだ残っているんだよね^^;



「 あんがと！　さっそくウチに帰ってビールのツマミにするから^^ 」 と言いながら

パチンコ屋に向かいました！　でも、最初に出鼻を挫かれたから こんな日は出ないんだよね…　とか思って始めたら

すぐに当たって いい感じ（*^_^*）　と思ったのは 最初だけ！　それから徐々に負けていって、

最終的にはカードの貯玉の残を かなり減らしてしまいました(T_T)



銭婆さんはオイラが帰らないので 仕方なくワカメの散歩をして、夕飯の支度をして

ツノを立てて待っていました。　

「 ほれ、おみやげら！　三川饅頭らよ 美味しいよん 」 と、自分からの お土産のような顔して出しましたが、

もう片方の手に持っている ワラビの袋で 母ちゃんからのお土産だという事が すぐにバレてしまいました^^;


ちなみに三川は車で一時間弱で行ける距離でして、オイラがよくスキーをしに行きます。






「 あむ！　コンマ一秒でも早く食べたいアタイ！ 」



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