ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

店主ご挨拶

ようこそお越し下さいました。 昨年(2010)、3ヶ月の雲水修行に行ってまいりました。 私は働き者で(自己申告)、精舎は朝は早く夜は遅く「朝瞑想」の時間は、気がつくといつも寝ておりましたが・・。 私の人生の1ページに、思いがけないご褒美を頂けたような日々を過ごさせて頂きました。・・ま、主婦でも決心ひとつで如何様な道も開けるんですね。 今も精舎に行くと「実家に帰った」ような気がします。 このブログ管理人は、最近物忘れ症候群中につき、おいで頂いた感謝を申し上げ、コメントを頂いても書いたり書かなかったり、付き合いが悪いことのご無礼をお許し下さいませ。

ウトナピシュティム 2

2006-08-02 06:17:35 | ウトナピシュティム
2.
 1872年大英博物館の一職員ジョージ・スミスは、アッシリアのニネヴェから出土した粘土板の楔形文字の補修の仕事を10年にわたって続け、ある日その粘土板の破片が、旧約聖書の創世記に出てくる洪水伝説と、同じ事柄が記されていることに気がついた。

「ニネヴェをはじめとする古代メソポタミアの諸都市の廃墟から、おそらく聖書にまつわる数々の秘密を解き明かすような楔形文字板がつぎつぎと発見されるだろう」と、ロンドンの「聖書考古学協会」で、スミスは語っている。

やがてアメリカで、大洪水伝説がシュメールに起源を持つことが文献によって立証されることになる。1914年ペンシルヴァニア大学博物館のニップル調査団が発掘した蒐集品を研究していたアルノ・ペーベルは、6つに分かれた楔形文字板の一番下の部分が、バビロニア、ヘブライ両伝説の前身となるものであることをつきとめた。
その文字板から大洪水や方舟、そしてシュメールのノアとも言うべきジウスドラ王(ウトナピシュティム)に関する記述を読みとることができた。

 さて、ウトナピシュティムが永遠の生命を得て、冥界の死の川の河口に住むことになったいきさつを、見に行ってこようではありませんか。