八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

老いる

2011-03-28 23:17:55 | インポート
朝から、めまぐるしくバタバタしてたら1日が終わる。


そんな感じの28日でした。


アッと言うまですね!

護摩焚きに親子(母娘)で来られ、娘サンも仕事と家庭と実家の母の看病でいっぱいいっぱいなのに…。もっと甘えたいお母さん。

きつくても『お山に来ると元気になるから』と無理して連れて来る優しさは伝わってるんだけど…。

寂しさや辛さを息子には言わず娘にしか言わず『アリガトウ』の感謝はあれども。ついつい愚痴から文句に繋がる。

娘サンの優しさが、わかるので、今日はあまりにも顔がやつれてたので心配になりました。


どうして世の中の親は子には本心を言わないのだろうか?と不思議になる。

あなたの子供なんだから~。と言います。が…。

親子の相性はあるとは言えどたいていが一人の方だけに頼る形が多いようで。

うちに来られる方々は兄弟の文句を言いながらも『育てて貰ったけなあ。誰もあ~なるんでえ~』と言いながら看病されてます。

中にはお嫁さんと一人息子サンに先立たれ90歳のお母さんを70歳の息子サンが一人で看病してたりします。

『世の中は酷よなあ。参っても。なんか。わからんけど参って頑張るしかねえ~わなあ~』と言われると『うん。そうよねえ』としか言えませんでした。


親の介護、兄弟や病院を頼らないと…。

看病する側が疲れてしまうようです。


久々に母の足を少しだけオイルマッサージをチビと一緒にしました。


最近は子供にはオイルマッサージを肌の為にはしてましたが母には全くしてなかったので久々にしながら皆誰も老いて行くけど出来るだけ元気でいて欲しいと思いました。




子供も親も手を当て肌を触ったりスキンシップをするとわからない事が解るのでいいですね。

最近はCMで『てあて』が頻繁に流れてますが…。

肌に直接触れるのは大切ですね。


プロにして貰うのとは違うけど家族がしてくれる気持ちが嬉しいですもんね。



私は父や母や二人の婆ちゃんや家に御籠もりしてた大八木婆ちゃんや岸本オバチャン達に痛い時や痒くて眠れぬ時に、優しい手の癒やしを教えて貰った。


手の温もりは心を癒やし心を落ち着かせてくれる力を持っています。



マッサージが無理でもさすったり手を当てる事から始めるといいですよ。



今日は親子について考える事の多い1日でした。


皆様も手の温もりの心地よさを伝えてください。