八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

負けず嫌いが長寿の元?

2012-03-28 22:33:49 | インポート
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今日は護摩の時に一緒に高座に上がりお参りをしてくれる親仏さん達が皆さん欠席という初めての事態に…。


ちょうど連泊中の91才の祖父が太鼓を叩くと張り切って太鼓の前に座ってくれましたが…。

孫としては老僧大丈夫かな?太鼓は結構ハードですし心配。

で『理趣経は私が叩くから真言からお願いね』と言ってましたが。

いざ護摩が始まると始めから叩きだしました。



しかもハイスピードです。

途中心配になり私がもう一つの太鼓を叩き始めましたが…。


『最後までたたく気?』やはりそうでした。

終わり頃は凄いつかれてる様子でしたが最後まで叩いてくれました。


孫を亡くし、悲しみの中で一生懸命に太鼓を叩きお経を大きな声でお唱えする姿は亡き孫への精一杯の供養と思われました。

誰にも、ぶつけられない哀しい気持ちが伝わってきました。

と同時に何か勇気も貰いました。


一時間も太鼓を叩く91才!


凄いとしか言えません。


最近はかなり弱ったなあ~と心配してましたが。


やはりお参りしてるときの気迫は凄いです。 元々、負けず嫌いな性格ですが。

私はまだまだ適いません。

『大丈夫?明日肩上がらんかもよ?』

『四十年ぶり位に太鼓叩いたよ。』との返しに…。

出来るだけ時間のある時は祖父と出かける事にしてますが。


祖父の老いを感じる分、喜んでくれる事をして行きたいです。



今日は良い護摩焚きでした。


昨日、日田の元気の駅にて動かなくなった電車が私と同じ年でした。

すると母が一言『あんた電車やったら、もう動かんのやん』と…。

失礼な~と思いきや機械はドンドン新しい物へ進化してくから~現役から展示物に…。

まあ人間の私は祖父を見習いつつ。


新しいことに関心を持ちチャレンジしていけさえすれば一生現役でいれるようです。


皆さんの家の年配者さんはどうですか?