DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

カネロ、ムンギアを退ける(4団体スーパーミドル級)

2024年05月08日 05時39分01秒 | 世界ボクシング

先週末4日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
4団体スーパーミドル級戦:
王者サウル アルバレス(メキシコ)判定3対0(117-110、116-111、115-112)挑戦者ハイメ ムンギア(メキシコ)

*注目のメキシカン新旧対決が実現。先制したのは、元世界王者ながらも、まだまだ一戦ごとに評価を上げているムンギア。その勢いで、大先輩をも飲み込む形で序盤戦をリード。しかし流石は実戦豊富なカネロ(アルバレスのニックネーム。スペイン語でシナモンという意味で、彼の赤茶の髪の色を表しています)。そのままズルズル行く事はなく、しっかりとムンギアの勢いに対処していきます。

4回、左フックからの右アッパーをクリーンヒットさせたカネロは後輩からダウンを奪います。ダウンを奪った右アッパーの後には左ボディーも放っており、このコンビネーションからもアルバレスの攻撃の分厚さが伺えます。その後も一進一退の攻防が繰り広げられますが、常にリードするのは経験で勝るアルバレス。フルラウンドを戦い抜いた末、王者が明白な判定勝利を収め防衛記録を伸ばすことに成功しました。

 

下記は2024年5月8日現在の、アルバレスが牛耳るスーパーミドル級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数8)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ/6)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/7)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/2)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/4)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/5)
OPBF(東洋太平洋):野中 悠樹(ミツキ/0)
WBOアジア太平洋:ユン デオクノ(韓国/0)
日本:帝尊 康輝(一力/0)

*アルバレスの対抗馬である2人のデビットは、揃ってライトヘビー級戦での世界戦出場が決まっているため、数ヶ月後にはカネロが完全に世界王座を独占する形になります。しかしファンやボクシング関係者からは、いまだにべネビデスとの対戦を望む声が根強くあります。今回のムンギア戦での勝利で、改めて安定度を見せつけたアルバレス。今後は何を目標に戦っていくのでしょうか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 王座統一戦は延期に、などな... | トップ | 井上、ネリを退治(4団体スー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界ボクシング」カテゴリの最新記事