青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

珍品サントラ盤

2009-10-08 | 青春の音盤

僕は映画が大好きなので、昔はサントラ盤をよく買いました。始めは映画音楽が大好きになり、FMラジオから映画音楽特集を録音しました。録音したカセットテープの数は200本を超えるほどでした。70年代の話です。ところがある日気がつきました。同じ曲でも全くアレンジが違う。映画で使われているアレンジが欲しいのに!その時に覚えたのです。映画で使われているオリジナルの曲を「オリジナル・サウンドトラック盤」と呼ぶことを。勿論これはフィルムの横の録音磁気帯をサウンドトラックと呼ぶ事から付いた名前です。

最近は映画の主題歌やエンディングの曲を、有名アーティストが歌ってヒットさせますが、昔は映画で流れるBGMという位置付けでした。それが、曲が映画より先に売れる日本においてのさきがけとなったのは、「スター・ウォーズ」だったと僕は思います。映画公開半年前から、このサントラLPは2枚組3,000円超えという高価なものにも関わらず、トップセールスを記録し、ジョン・ウイリアムスの名前を決定的なものにしました。それまでの大御所だったニーノ・ロータ、ヘンリー・マンシーニ、ビクター・ヤングらを押しのけて知名度もトップクラスになったと思います。

(左上から)「明日に向って撃て!」「大いなる西部」「ダンス・ウイズ・ウルブス」「君がいた夏」「ハバナ」「スター・ウォーズ」「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカーボーイズ」「恋のためらい フランキー&ジョニー」「ジャズ・シンガー」「ストリート・オブ・ファイヤ」

さて、今日ご紹介するのは僕のサントラ珍品コレクションです。(笑)でもこれ、撮影した自分のビデオのBGMに結構使えるんです。笑いを取ったり、いろいろな効果を得る事が出来ますね。勿論僕の好きな番組のものばかりですが、中には「え?こんなのあったの?」というものもあると思います。

「特捜最前線」の全てのテーマ、予告編、スポンサー紹介の音楽、ブリッジ集まで、あらゆるサウンドがこの3枚で収集できます。もちろん番組放送中の時のアナログレコードも持っています!(自慢してもしょうがないか?)でも1枚目を発売したのが番組終了直前。他の2枚は番組終了後であったというのが残念ですが、付属のデータは番組が終わっていただけに充実しています。主題歌のフルバージョンはポリドールのサントラにのみ収録。テイチクの2枚には、ポリドールに収録されなかった全ての音楽が収録されました。

昭和53年に日本テレビ系で土曜日夜9時から放送されました。富田常雄の原作のTV化「姿三四郎」。原作に忠実で柔道シーンも納得のいくものでした。キャストが豪華!勝野洋、竹下景子、沖雅也、露口茂、大滝秀治、石橋正次、柴田恭兵、竜雷太、長谷直美、他。この曲を流しながら、柔道の練習をしたものです。

これも価値がある1枚。「男はつらいよ」のサントラですが、寅さんとマドンナが語り合う場面に流れていた、全作品のマドンナのテーマ曲を64曲収録したすぐれもの!寅さんが生きている時に欲しかったですね。死なないと良いものは発売しない!この風潮何とかならないものでしょうか?

「子連れ狼」のファーストシ-ズン&セカンドシーズンのサントラ。とにかく番組が番組だから、懐かしいけど、暗い曲だらけ。大五郎のテーマ曲がかろうじて救いだが、それでも寂しい曲。これの第二弾CDとして、番組のサードシーズンで使われた曲のCDも発売しました。どんな時に聴いたらいいCDなのか?

ロングバケーションのサントラ。これは全部で4枚発売されています。(オリジナルサントラだけで)この番組で使われた曲は、なかなか良い曲ばかり。ただ主題歌の久保田利伸が歌う「ラ・ラ・ラ・ラヴ・ソング」は収録されていません。権利関係でレコード会社が違うからでしょう。