キダ・タローさんのCD、現在廃盤なので追悼盤が出ればいいのにな~。
曲を聴いていると、青春時代の記憶が脳裏に浮かんでは消えて行く・・・
今日はご機嫌なCDを2枚ご紹介したいと思います。
その前に皆さんは、シビル・シェパードという女優さんを知っていますか?映画「ラスト・ショー」に出ていたと言っても知らない人が多いと思います。テレビシリーズ「ブルームーン探偵社」で、売れていなかったブルース・ウィルスの相手を務めていた美人女優です。
次にミッシェル・ファイファーという女優さんは知っていますか?「レディホーク」で一躍有名になりましたが、「アンカー・ウーマン」や「アイ・アム・サム」の主演女優です。
では2人の共通点は?美人?それはハズレ!(笑)答えは2人とも歌が抜群に上手いことです。女優を辞めても人気歌手になれるほどです。その2人の歌が聴けるCDを、今日はご紹介します。
シビル・シェパードはサントラで歌っているのではなく、本当に女優の仕事よりも、ジャズ・シンガーとして活躍していました。ハスキーボイスで魅力あるCDが発売されています。タイトルは「マッド・アバウト・ザ・ボーイ」プロデュースは、ギター、ピアノも担当する元セルジオ・メンデス66で活躍したブラジル出身のオスカー・カルロス・ネヴィス。彼が引っ張るコンボが、さりげなく極上のボッサ・ジャズを演奏し、各曲でアドリブを聴かせてくれるのがスタン・ゲッツ!このメンバーが演奏する、20~40年代の古いスタンダードを中心に選曲されたアルバムが悪い訳はありません。ジョビン作「Triste」、レオン・ラッセル「This Masquerade」、ミシェル・ルグランの「I’m Falling in Love Again」・・・ジャズとボッサの美味しいところが詰まった好盤で、これぞ「大人のためのヴォーカル・アルバム」です。彼女は他にも何枚かアルバムを出しています。
ミッシェル・ファイファーは、映画「恋のゆくえ」のサントラです。吹替え無しの見事な歌声を映画でも披露していますが、CDで聴くと、本当に上手いのが分かります。「マイ・ファニー・バレンタイン」なんかを見事に歌っていますから驚きます。このCDは1989年のグラミー賞も獲っています!この2人の歌、ぜひ聴いてみて下さい。もしかすると、皆さんのお気に入りの1枚になるかもしれません。
最近は洋楽・洋画ともに邦題が少なくなって来ました。昔は今よりも沢山、邦題が付けられていたものです。
例えば「Love Story」ではヒットしたかどうか?「ある愛の詩」という邦題で、この映画はヒットしました。
僕の好きなビートルズの曲には、邦題が付けられた曲はそんなに多くありません。「Help!」に「助けて!」、「Yesterday」に「昨日」という邦題は確かに似合いません。この時代、邦題は分かりやすさが第一だったのでしょう。原題を直訳しただけか、誰にでも分かる、いかにもラブソングに使われそうな言葉を、原題に加えただけのものが多いのです。
彼氏になりたい (I Wanna Be Your Man)
抱きしめたい (I Want to Hold Your Hand)
恋におちたら (If I Fell)
僕が泣く (I’ll Cry Instead)
言葉を加えたものなら・・・
愛のことば (The Word)
涙の乗車券 (Ticket to Ride)
少し意訳したものでは・・・
ひとりぼっちのあいつ (Nowhere Man)
恋をするなら (If I Needed Someone)
すてきなダンス (I’m Happy Just to Dance with You)
歌の内容を表すようなものは・・・
恋のアドバイス (You’re Going to Lose that Girl)
恋を抱きしめよう(We Can Work It Out)
どれも恐ろしくストレート、苦笑いが出つつも、少々微笑ましく思ってしまう邦題ばかり。
そこで洋楽好きの皆さん、あるいは英語を勉強している皆さんに提案。邦訳されていない曲のタイトルに、自分なりに邦題をつけてみたらどうでしょう?ビートルズの後期のものなど、洒落たタイトルが考えられそうなものが多くあります。妙にストレートにならず、タイトルの意味にも、内容にもピッタリなものを思いついた方は、ぜひ教えて下さい。