青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

「アイル・ビー・バック」 めぐり激論!

2012-10-03 | NEWS

米俳優でカリフォルニア州の前知事、アーノルド・シュワルツェネッガー氏が、映画『ターミネーター』の名ぜりふ、「I'll be back(アイル・ビー・バック)」をめぐってジェームズ・キャメロン監督と激論を交わしたことを、1日に出版された回顧録「Total Recall(完全記憶)」で振り返った。



回顧録によると、シュワルツェネッガー氏はこのフレーズがとても「女性っぽい」響きだと思い、「I will be back(アイ・ウィル・ビー・バック)」のほうが無骨で、殺人ロボットの役柄にぴったりだと主張したという。

「(私と監督の)最大の食い違いは『I'll be back』だった。私は『I will be back』にするべきだと反対した。短縮しないその言い回しのほうが、より機械っぽくて恐ろしい響きがあると感じたんだ」とシュワルツェネッガー氏は振り返る。「『I'll(アイル)と言うのは女性っぽい』と私は主張して、ジム(監督)に繰り返し聞かせてその問題を気づかせようとした。『アイル、アイル、アイル…私には無骨には感じられないんだ』。監督は、私が正気を失いでもしたかのように、私のことを見ていた」。

「『アイルのままで行こうよ』と監督は言ったけれど、私もまだあきらめるつもりはなかったので、何度も同じようなやり取りを繰り返した。しまいには、ジムがこう叫んだ。『いいか、俺を信じろ、わかったか?俺は演技の仕方を指図しない、あんたも俺に脚本の書き方を指図するな』」。「それで、脚本どおりに撮影することになった。ことの真相は、私は英語を長年話していたものの、それでも短縮形のことを理解していなかったということだ」と、オーストリア生まれのシュワルツェネッガー氏は記している。

当時すでにコナンシリーズの映画2本に主演していたとはいえ、1984年の『ターミネーター』の成功で、シュワルツェネッガー氏はハリウッドスターとしての地位を確立した。そして今でも公の場で「アイル・ビー・バック」のキャッチフレーズを愛用している。


NYフィルの公演、iPhone着信音で一時中断!

2012-01-16 | NEWS

ニューヨーク・フィルハーモニックのファンの携帯電話の着信音が、同楽団のコンサートにいくつかの音符を追加してしまった―これには誰も喜ばず、特に指揮者は立腹の様子だった。

オーケストラがマーラーの交響曲第9番の静かなフィナーレを演奏中、最前列付近に座っていた男性のiPhoneが耳障りな音を鳴らした。マリンバの着信音だった。

これに対し、指揮者のアラン・ギルバート氏は、異例にも演奏を止め、観客席に非難のまなざしを向けて叱責した。

「実際、その音はホールの中で一番うるさかった。どうにかしないといけなかった」とギルバート氏はテレビのインタビューに語った。

着信音が鳴り続ける中、観客席からは「出ていけ」「追い出せ」などの叫び声が上がった。

ギルバート氏は、普段ならコンサートを中断することはないが、着信音の音量とその長さに考え込まされたという。「オーケー、どうすればいい?この作品をどうやって終わらせればいいのか」

着信音を鳴らしたのは60代の男性。音が鳴りやむまで、手に入れたばかりの最新機器にしばらく苦戦した。

男性は、米紙ニューヨーク・タイムズに対し、自分の携帯電話から着信音が鳴っていると気づくまでにかなりの時間がかかったと述べた。前日に会社からiPhoneを支給されたばかりで、アラーム機能が設定されていたことを知らなかったという。

「その携帯を、自分が持っていたと気づくことがどれほど絶望的な気持ちか、想像できるでしょう。とてもみじめです。コンサートの観客やオーケストラのメンバーたちが許してくれることを願います。すべての観客に謝罪します」と、男性は語った。

コンサート終了後、この出来事はさまざまな音楽関連のブログで話題になった。