青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

これだけで「英語」が話せました!

2024-03-20 | 本は友達・読書も大切です!

英会話。今も昔も英語を学ぶ場所や機会は山ほどあるのですが、英語ペラペラという人を僕は多く見ません。英語が話せる日本人よりも、日本語が話せる外国人の方が、実際に多いのではないでしょうか?

僕は40年以上前の大学時代に、英検1級。社会人になって転職の折にTOEIC990を取りました。「英語が話せるようになりたい」と子供の頃に思い、「英語を使う仕事に就きたい」と学生時代に目標を定め、その結果、英語が話せるようになってから、どの程度の実力なのかを測る為に資格試験を受けただけ。試験が目標ではありませんでしたので、試験勉強をしたことがありません。英検やTOEICの過去問も予想問題もやったことがありませんでした。

僕は英語を道具として使う為に学びました。でも、大勢の人は学問として英語を学んでいる気がします。これがTOEIC高得点の人でも、話せない、ネイティブと会話が出来ない理由かもと思うことがあります。僕は映画や洋楽を理解出来るようになりたい、外国人と友達になりたいが目標だったので、英語は独学で、教材は自分の興味があるものでした。試験問題や受験参考書のように、興味も面白味もない英語の文字の羅列を読むような、続かないことはそもそもしませんでした。興味がある、何時間でも出来る飽きない楽しいものを教材に使いました。

この本は今も持っています。僕の学生時代にお世話になった本だからです。紀伊国屋さんで買ったもので、ペーパーバックではありますが、よくあるそれとは違います。

映画「天国から来たチャンピオン」の全ストーリーが写真を使った漫画のようになっています。だから、セリフが全て英語で書かれていて、退屈な状況描写のようなものは皆無。映画のセリフ、今ならDVDからいくらでも読めますが、40年も前にはそんな気の利いたものは存在しませんでした。

この映画が好きな方なら、映画のどのシーンかくらいはすぐにお判りでしょう。そして、どういう話をしているのかも。だから英語も分かりやすい。分からない単語は分からないものとして、適当に飛ばしても何を言っているのかは分かります。慣れてくると「多分、こういう意味の単語だろう」とメモしておいて、後で調べて「ビンゴ!」と喜んだことも多々ありました。

電車の中や人待ちの喫茶店で何度も眺めて、普通の会話を自然と覚えて行きました。すると、この本で覚えた英語のセリフを使ったり、一部の単語を入れ替えて使ったりして英会話が苦も無く可能になりました。こういう映画の本を数冊ローテーションして、いつも目を通すだけで、しっかり英語が頭の中に入ったのです。

分からない所は、日曜洋画劇場でこの「天国から来たチャンピオン」の放送(日本語吹替)を録画したビデオを取り出して、日本語のセリフを聞いて、なるほどそういうことかと学びました。現在であれば、DVDの英語字幕と吹替音声が入った安価なDVDで簡単に出来る作業です。昔は苦労して見つけた書籍と、タイミングよく放送されたから録画出来たビデオ。この2つが無いと出来ない作業でしたが。

昔は名作と言われる洋画を観るには、2番館や3番館でのリバイバルを探して足を運ぶ。テレビで深夜枠に至るまで放送予定を調べ、そしてその時間にTVの前に座る。又は、高価なビデオデッキをアルバイトで貯めたお金で買って録画する。時代の流れで登場したレンタルビデオ屋に行く。こういうお金も情報も足も使う努力をしてこそ、映画通になれました。今では自宅でネットを使うだけで、相当な映画作品を今すぐにでも観ることが出来るし、安価にDVDを家にいるだけで翌日には入手可能です。

しかし、昔に比べて今の若者はそんなに多くの映画を観ていないし、映画通も随分減ったと思います。映画専門誌もかなり消えてしまいました。いつでも観れるは、滅多に見ない!に繫がるのでしょう。観る機会がなかったからこそ、僕は夢中になれたのかも知れません。

英語を学ぶ機会も、習える場所も増え、いつでも学べる環境は山ほどあり、英語の必要性も分かっているのに学ばない人が多いのは、レンタルビデオさえ無かった時代と、サブスクでいつでも観れる環境のある現在との違いと同じなのかも知れません。モノが溢れて当たり前になり、その価値を見失うのかも知れません。通訳ソフトがスマホのアプリに入っていて、それが使える優れものになって来たので、英会話はスマホを使って何とでもなると考える後輩を随分見ますが、彼らはネイティブとプライベートな楽しい会話をしているのではなく、単に連絡事項を伝え合えるだけ。しかもスマホが無ければ何も出来ません。

僕はジェームズ・ボンドのように英語を話し、美しい金髪の外国人美女ともいつかはお付き合いしてみたい・・・そんな考えで頑張ったから英語が身に付いたのかも(笑)その夢は勿論叶いました。TOEICスコアが高くても何も起きませんが、英語で本当に思うことを自由に話せたら、どこに行ってもストレスを感じないし、外国人の輪の中で、楽しい経験を沢山積むことが出来ました。

英語を道具として使い、自分の考えを伝えることが出来る若者が増えてほしい。知識を集めるだけで終わっては駄目です。そういう方向に学校での英語教育も替えてもらいたいのですが、海外に行ったことも無ければ、外国人の友達の1人もいないような英語教師ばかりだから、正直無理なのは分かっています。しかも、知識しか教えることが出来ない「なんちゃって」講師も世の中には溢れかえっていますから、お金を使ったからと言って話せるようになるとの保証もありません。だからこそ、英語を学びたい人には頑張ってほしい。本当に英語がモノになれば、このご時世、高い報酬だって手に出来るし、世界がこれだけ狭くなったのですから、海外での生活だってエンジョイ出来るからです!

 


甲子園で思い出す“あぶさん” ~景浦安武は永遠に!

2023-08-16 | 本は友達・読書も大切です!
書店で偶然出会った「あぶさん」の新刊‼ 先月末に発売したところです。
 
手に取ると巻数が書いていない。そもそもあぶさんは2014年に、景浦のホークス退団をもって連載終了し、107巻で完結したハズ。
 
 
実はこれ、故水島新司さんの追悼のような1冊で、2018年の水島の画業60周年&ホークス球団創設80周年記念の読み切り作品と、水島が最後に発表した「絶筆」作品の2編に番外編を加えたもの。いづれも高校野球と「あぶさん」との交流を描いた作品が収録されています。
 
思わず買いました。水島さんは昨年2022年82歳で亡くなりましたね。野球が本当に大好きな方でした。
 
僕が子供の頃は王・長嶋の全盛期、ジャイアンツが球界の盟主としてそびえ立っていた時代。漫画もジャイアンツを舞台にした作品ばかりでしたが、そこに現れたのが「あぶさん」。高校野球~社会人野球、そして「プロ野球ニュース」よりも先に「パ・リーグ」にフォーカスした大人の野球漫画は最高に面白かった。
 
この灼熱の夏に、今まさに甲子園で球児たちが戦っています。高校野球が続く限り、プロ野球は不滅だし、その先に日本人のメジャーでの活躍も続いて行くことでしょう。いかに底辺を広げていくか。これがスポーツには最も大切なことです。
 

“どてらい男” なぜ絶版なの?

2023-04-03 | 本は友達・読書も大切です!
懐かしい「どてらい男」・・ナニワの商人を描いた花登筺の名作。1973年から77年まで関西テレビで180話が放送されました。その原作。僕はTV放送より前に読んでいましたので、本当に面白かったし、いろんなことが勉強になりました。
 
 
 
僕は後に社会人になった時に飛び込み営業で、どてらい男・山下猛造のモデルとなった山善創業者の山本猛夫氏と出逢うという幸運にも恵まれました。小説・テレビ番組共に人生で出会えて良かった作品でした。
 
その小説、これまでずっと手元に置いて何度も読み返しましたが、親子3代、友人も読み、痛みも激しいので処分しようかと思いますが、これほど面白い小説が、今の世の中では「絶版」になっていることがもったいない!
 
この作品の中で主人公が奮闘する姿は、僕には全く普通と言うか魅力的なのですが、今の時代、頑張るだけでは駄目。結果が全て。有言実行こそ「のし上がる」チャンスだと思うのですが、そういうことを言うと冷ややかに笑う若者が少なくありません。少ないサラリーで生活において我慢する場面がある事こそ、僕には我慢できないことでした。
 

頑張れ!「昭和40年男」

2023-03-15 | 本は友達・読書も大切です!
僕が好きだった隔月刊の雑誌「昭和40年男」ですが、半年前から全く買わなくなりました。面白くなくなったな~と感じていたら、会社が買収されていました。
 
 
今月号も友人の女性たちが御ひいきの、「少年隊」の2人を表紙と巻頭記事に持って来てはいるものの、過去の記事を再録したり、面白く無い。女性読者獲得に舵を切ったとしても、失敗です。
 
この写真ですが、今日水曜日にこんなに店頭に残っているからです。(先週の土曜発売)このままでは近い将来、廃刊もあるかも知れませんね。僕が過去1年で1冊しか買わなかったくらいだから。それまでは何年間も毎号購入していたのに・・・。もっと真剣に面白い誌面を作って欲しい!

LGBTとは関係なく、こんな表紙が出るのは・・・

2023-03-13 | 本は友達・読書も大切です!
カジノ・ロワイヤル・・言わずと知れたジェームズ・ボンドが主人公。
 
宝塚歌劇で舞台化されるのは予想の範囲内ですが、その原作小説の表紙がこのようになろうとは😱
 
 
原作者イアン・フレミングも想像できなかっただろう。
 
「ロストケア」・・介護社会をベースにした作品で、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
 
でも、長澤さんには、演技力を魅せる場であっても、重い作品や、それとは真逆のコンフィデンシャルマンJPのようなものでもなく、明るい映画で笑顔の爽やかな大人の女性を演じてもらえると嬉しい。