弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「人の不幸は 金になる。」から 「弁護士のくず」にも 倫理あり

2006年06月30日 23時34分51秒 | 未分類
昨日の最終回でTBS「弁護士のくず」全12回が完結した。
私の評価としては、日本のシリーズもの弁護士ドラマとしては文句なしの最高傑作。
キャッチコピーは「人の不幸は金になる。」。
中坊公平元日弁連会長も、だからこそ、僧侶と同じく、弁護士も倫理が大事だとおっしゃっていた。
全てのドラマを通じても、昨年の同じTBS「女王の教室」と並んで歴史に残るべき名作だったと思う。
最終回のラストシーンによれば「またやるからね」らしい。
ぜひ、近いうちに第2シリーズを実現してほしいと期待する。

ロイヤルコートの 22と言えば 世紀を開く ちょうてい部

2006年06月30日 08時31分33秒 | 未分類
「名裁判官の名言どどいつ」その2。
東京地裁民事第22部(調停部)は、通常部で調停に付した難事件は全て引き受け、専門的な調停委員や民事調停官(弁護士の非常勤裁判官)も含めた総力を結集して、高率で解決して下さる。
通常部の裁判官にとって、足を向けて寝られない、ありがたい部。
この「調停部」に「ロイヤルコート22」と名付けたのは、前部総括の齋藤隆判事。
調停を朝廷(ロイヤル)と掛け、22部が次の22世紀を開くという意味だとか。
調停部は部総括の人柄等から、とても雰囲気が良いようで、配属された民事調停官(非常勤)から既に複数の大物弁護士任官者(常勤)が誕生している。
その意味でも、弁護士任官にとって、表彰ものである。

どんな色かな 訟務の絵の具 どうか染まらず 帰ってね

2006年06月29日 23時00分29秒 | 未分類
判検交流の判事補に捧げる都々逸

「任期10年」 教員もなら もっと独立 認めては?

2006年06月29日 00時03分17秒 | 未分類
28日の朝日と毎日の社説は、いずれも「教員免許更新」。
10年ごとの更新とする案に疑問を呈している。
もし、10年の任期制ということになると、私たち裁判官と同じことになる。
しかし、そうであれば、もっと教員の独立や裁量を認めないと、バランスが取れないようにも感じられるのだが。

鉄人破った 名シェフだって 料理できない 大麻草

2006年06月28日 23時56分51秒 | 未分類
27日の東京地裁判決から。
大麻取締法違反で有罪判決(懲役6月・執行猶予3年)を受けた山田宏巳シェフは、かつて、フジテレビ「料理の鉄人」で中華の鉄人陳建一を、涙の「キャベツ対決」で破ったイタリアンの名シェフ。
今度こそ、過ちを繰り返さないでほしい。

できぬ和解を 打ち切ったあと そこからホントの 和解です

2006年06月28日 00時31分28秒 | 未分類
新シリーズ「名裁判官の名言どどいつ」その1。
和解の名手と言われる東京地裁の某部総括の名言(伝聞)から。
「和解を打ち切ったところから、本当の和解が始まる。」

朝はズバッ!と 「世界のセレブ」 誘拐・過労死 気を付けて

2006年06月27日 23時09分02秒 | 未分類
今日の朝日ほか各紙の朝刊から。
米国の経済誌「フォーブス」で日本人として初めて「世界のセレブ」に選出されたという、みのもんた(61)さんに捧げる都々逸。
「9つのテレビショーの司会をし、放映時間は毎週35時間に及ぶ」最も所得と露出の多いテレビスター。

同じ竹内 応援してる 次は優勝 雅山

2006年06月27日 21時23分24秒 | 未分類
大相撲名古屋場所の新番付が26日、発表された。
先場所14勝を上げながら、優勝決定戦で白鵬に敗れた雅山は、東関脇で、久しぶりの大関復帰を狙う。
実は前から応援していた。
雅山関の本名は、竹内雅人。

ショートステイの 別荘を出て 六本木まで パレードす

2006年06月27日 20時33分05秒 | 未分類


世間が勝手に 騒いでたのに 「お騒がせした」と 謝罪する

2006年06月27日 18時53分10秒 | 未分類
これは、今回の被告人にはどうも当てはまらないようだ。
しかし、謝罪会見の恒例は、いかにも日本的なこの言葉。
何となく、この決めゼリフが出ないと物足りなく感じてしまうのは、私だけではあるまい。

五円置くのと 違うんでっせ 保釈ファンドは 五億円

2006年06月27日 00時14分26秒 | 未分類


決して自分の 非は認めない およそ役人 たる者は

2006年06月26日 22時26分40秒 | 未分類
(参照条文)岩波現代文庫(末弘厳太郎 著 佐高 信 編)より
役人学三則
第1条 およそ役人たらんとする者は、万事につきなるべく広くかつ浅き理解を得ることに努むべく、狭隘なる特殊の事柄に特別の興味をいだきてこれに注意を集中するがごときことなきを要す。
第2条 およそ役人たらんとする者は法規を盾にとりて形式的理屈をいう技術を修得することを要す。
第3条 およそ役人たらんとする者は平素より縄張り根性の涵養に努むることを要す。

控訴されぬと 油断をしてた だから控訴で くつがえる

2006年06月26日 21時46分41秒 | 未分類
自分の判決が初めて控訴審で覆った反省から。

あなたたちです! 「増やせ」と言った! 「質が落ちた」と 言う前に

2006年06月26日 00時42分18秒 | 未分類
少し前の日本経済新聞の連載で、司法試験合格者の増員により質が落ちつつあるのではないかとの論及があった。
しかし、慎重だった日弁連に対し、大量増員を要求し続けたのは、誰だったか?
NHK「爆笑オンエアバトル」の決めゼリフではないが、「あなたたちです!」。
量を増やせば質が低下することは、子どもでも分かる程度の、理の当然ではないのか。
幸い、私が接して来た範囲では、まだ司法修習生の質が落ちたと実感したことはない。
しかし、今後さらに増え、年末からはロースクール出身の司法修習生が実務修習にやって来る。
同じ感想を持ち続けられると良いのだが。

サッカー苦したのか? 後任漏らし 残り任期と 負けオシム?

2006年06月25日 21時43分39秒 | 未分類
今日の産経「川淵会長謝罪」の記事の次の結びから。

 会見では「責任は強く感じている」と繰り返しながらも70歳定年まで残り1期2年、会長職を全うする考えも強調した。失言は、成績不振による自身の責任問題が焦点となるのを防ぐ“目くらまし”とも受けとれる。

「オシム」失言は単なる錯覚だと思ったのに、そんな見方があるとは。
ちなみに、今日の産経の社説の2本目は、他紙に1日遅れで「日本サッカーW杯 もっと図太くたくましく」。1本目の社説は「靖国最高裁判決 首相は堂々と昇殿参拝を」だった。