弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「待ってました!」と 大人の出番 新米弁護士 60歳

2007年06月30日 21時59分54秒 | 未分類
NHKでドラマ「新マチベン~大人の出番」が始まった。
前作がなかなか面白かったので、続編を待っていた。今後の展開に期待。
(NHKのHPから抜粋)
このドラマの主人公は、今までの人生を起点に新たな道を「弁護士」と定め、精一杯生きている元気な壮年・徳永源太郎60歳。同じ夢を目指す同世代の仲間(堺田春樹・岡村重勝)と出会い、ひょんなことから一緒に法律事務所を開くことになります。「レグラン(オトナの)法律事務所」と名付けられた事務所の最初の依頼人は、電車内で痴漢にあった美しい女性。しかし彼女は本当にただの被害者なのか…。

熟年夫婦に 鎹(かすがい)なくて 残るは絆(きずな)か 柵(しがらみ)か

2007年06月28日 21時55分23秒 | 未分類
社団法人家庭問題情報センター「ふぁみりお」第41号(2007年6月25日)
「熟年離婚について考える―長年の夫婦の絆か柵か―」から抜粋

「定年退職を迎える夫の多くは、長年の夫婦の絆(きずな)を信じ、これからの安楽な余生を思い描きます。一方、妻の方は、長年の柵(しがらみ)にこれからも耐えるかどうかを思案します。」
「ここは大いに熟慮してから決断してほしいものです。ただ、熟年離婚の唯一の救いは、幼い子どもが、どちらかの親と引き離される悲しみを経験しないですむことです。」

傍聴席を 一杯にする サービス精神 学びたい

2007年06月27日 23時56分02秒 | 未分類
今年のプロ野球セ・パ交流戦は、日本ハムの優勝で幕を閉じた。
昨年の日本一から打って変わって絶不調だったチームが、パ・リーグの首位をうかがう位置まで来た。
例年どおり、ペナントレースの流れを変えた交流戦になったようだ。
さて、昨年までの日本ハムで思い出に残るのは、新庄選手の「札幌ドームの観客席を一杯にする」という公約である。
民事裁判の傍聴席が一杯になることは極めて稀だ。傍聴しても何をしているか分からず、面白くないからだとすると、私たち裁判官も少し考え直した方がいいように思う。

テレビ・ラジオの スタジオまでも 裁判所にしちゃ いけません

2007年06月26日 00時13分15秒 | 未分類
(毎日22日朝刊「永六輔その新世界」の抜粋)
テレビの画面では怒っている司会者が多いのだが、逆にしらけることにつながる。共感の抱ける人格だといいのだが、「国民のかわりに怒っている」という傲慢な態度の人をよく見かける。これでは国民がついて来ない。「永さん、楽しい番組もいいけど怒って下さい」という投書をいただく。そんな時に思い出すのはテレビ開局時代に言われていた「スタジオを裁判所にしてはいけない」という言葉だ。近頃テレビのスタジオが裁判所状態になっているのは心配である。

信玄公さえ 御存知だった 法は権力 縛るもの

2007年06月25日 00時15分13秒 | 未分類
昨日のNHK大河ドラマの中で印象的なシーンがあった。
武田晴信(信玄)が制定した「甲州法度」に次のような条文を追加するのである。
第55条「晴信が法度などに対して違反しているようなことがあれば、貴賎を問わず投書をもって申し出ること。」
統治者自身を規制する特徴的な条文で、信玄の統治理念の質の高さをうかがわせるという(NHK大河ドラマ・ストーリー「風林火山」前編78頁以下)。
現代でさえ「憲法は、政府に対する命令である。」(ダグラス・ラミスの著書のタイトル)ことを理解していない向きには、爪の垢を煎じて飲ませたい。

「Shall we ダンス?」と 言われて歌う 「ダンスはうまく 踊れない」

2007年06月24日 13時22分05秒 | 未分類
昨日の例会の後、周防監督の前作「Shall we ダンス?」ゆかりのダンスホールで打ち上げをした。
ダンスを教えてもらったが要領を得ず、早々に断念。
カラオケで「ダンスはうまく踊れない」を歌った。

刑事裁判 気が重いけど それでもボクは やってみたい

2007年06月23日 23時02分48秒 | 未分類
日本裁判官ネットワークの例会で、周防正行監督の映画「それでもボクはやってない」を題材にして議論した。
私も含め参加した民事裁判官からは、一般国民に裁判員として参加を求める以上は、裁判官も積極的に刑事の担当を希望しなければという反省が相次いだ。

フツー電車が 不通になれば 裁判官だって 遅刻する

2007年06月22日 21時57分28秒 | 未分類
今朝の「首都圏JR4線マヒ」のニュース。
やはり、例によって、下記引用のような記事が出た。
しかし、果たしてこれがニュースになるのだろうか。
フツーに考えれば、電車が不通になっているにもかかわらず、裁判官だけは全員どこかから現れて、滞りなく裁判が始まったという方がビッグニュースだと思うのだが。

(今日の毎日新聞夕刊社会面の記事から抜粋)
「地裁裁判官も遅刻」
JR浦和駅に近いさいたま地裁では複数の法廷で裁判官らが遅刻して開廷が遅れた。午前10時開廷のある民事訴訟では、裁判官と書記官、原告側の弁護士がいずれも出廷せず、関係者らは「仕方ない」と傍聴席などで待機した。裁判は約1時間半遅れで始まった。


改正以前の そのまた前の 業過致死傷 適用す

2007年06月21日 18時55分14秒 | 未分類
刑法の業務上過失致死傷罪は約1年前に法定刑が引き上げられたが、最近また自動車運転について重罰化された。
それ以前の事件について判決や略式命令で適用条文をどう表記すべきか、このところ議論が多い。

交流戦から 電車もバスも 広告「街の 法律家」

2007年06月20日 21時03分40秒 | 未分類
プロ野球セ・パ交流戦の公式プログラムを買って見た。
びっくりしたのは、ある司法書士事務所の広告が1頁を占めていたことである。相当な広告費だろう。
最近、電車やバスの車内に掲示された広告を見ても、弁護士と司法書士が拮抗しているような印象を受ける。
弁護士会は、司法書士が「街の法律家」と名乗って広告することに抗議しているそうだが、司法書士にはできないことをしているというアピールも必要だろう。

司法官たる わたくしたちも 守り抜くべき ものがある

2007年06月19日 18時59分47秒 | 未分類
遠くを見つめる少年の顔に
「私たちには守り抜くべきものがある」
というキャッチコピーを添えたポスターが裁判所に掲示されている。
自衛官募集と間違えないようにしてほしい。
裁判所事務官採用のポスターである。どうぞよろしく。

「自由と正義」を 裏から読めば 「懲戒」公告 特集か

2007年06月18日 21時34分33秒 | 未分類
弁護士への懲戒が増えているようだ。
日弁連の機関誌「自由と正義」で最もよく読まれているページは、巻末の「懲戒」の公告欄だと言われる。
6月号では実に20人の弁護士の懲戒処分が理由の要旨とともに掲載されていた。
率直な感想として、やや厳しすぎるのではないかという印象を受ける事例も散見されるが、これも世の流れなのだろうか。

地球温暖 防止のために 無駄な尋問 省いてね

2007年06月17日 16時57分45秒 | 未分類
診療所の請求書や領収書等をこれから原則として省略するとの連絡が回って来て、その理由に「温室効果ガス節減の観点から」とあった。なるほど、そういう大義名分があったかと唸らされた。

離婚三大 要素といえば 異性・借金・暴力か

2007年06月16日 18時56分16秒 | 未分類
(引き続き12日の東京新聞「残間里江子の人生相談」の質問「年金調べる妻 熟年離婚かも」に対する答えから抜粋)
 夫婦ですから、ここまで来る間に山も谷もあったとは思いますが、ここまで何とかやってきたご夫婦なのでしょうから、何か取り立てて問題(異性、借金、暴力が離婚三大要素)が起きていなかったら、心配することはありません。奥さんの単なる好奇心か、あなたに脅しをかけて楽しんでいる悪戯心のような気がします。

こんな話が あったらコワイ 「妻が年金 調べてる」

2007年06月15日 23時11分17秒 | 未分類
東京新聞12日朝刊の残間里江子の人生相談は、こんなタイトルだった。
「年金調べる妻 熟年離婚かも」