御殿場事件の 御転婆取材 そして９月は セプテンバー

今夜のテレビ朝日「報道発ドキュメンタリー宣言」から。
長野智子さんが「御殿場事件」の一審を担当した女性裁判長（既に退官）に直撃取材していた。
被害女性の供述変更に従い、2001年９月の犯行日を一週間ずらすという訴因変更を許可した点を責められていたが、堂々と受け応えておられた。
普通なら、取材自体に応じないところだが、立派な対応だったと思う。
（写真）
川越を走っていた「裁判員制度」ポスターを貼ったバス（本文とは関係ありません）

国策捜査？の 大風呂敷は 畳んで地道に 追起訴を

この週末、東海テレビで検察官のドキュメンタリー番組「検事のふろしき」が放送されたそうだ。
http://tokai-tv.com/furoshiki/
東京では見られなかったのが残念。しかし、司法のドキュメンタリーでは定評のある同局の新作だから、いずれフジテレビ系列かNHK衛星の特集番組で全国放送されるだろう。
内容はタイトルから想像するしかないのだが、確かに検事と言えば風呂敷である。
大部の公判提出記録や不定形の証拠品を風呂敷に包んで法廷に持参するが、裁判所に提出した帰りは畳んで仕舞えるという、正に検察官にはお誂え向きのツールなのである。
（写真）
法務省・検察庁の一角の裁判員制度の看板

然るべくとか 言ってる人の 不起訴処分を 叱るべく

検察審査会の「起訴相当」議決を受けて、検察が不起訴を改め、起訴をしたという事例が報道された。
裁判員制度の施行と同時に改正された検察審査会法の効果がさっそく現れたようで、喜ばしい。
たまたま、川越検察審査会で、法改正の前後にわたり、新たに選任された方々に裁判官として「諭告」改め「説明」をする機会があった。
「然るべき事案では検察を叱るべき」任務だという駄洒落の内容になった。
それにしても、「然るべく」という用語は、検察官を初め法曹三者が多用しているが、一般国民には通じないので、この際やめた方が良さそうだ。
（写真）
法務省・検察庁の一角にある裁判員制度の看板

５割保てば 何とか３位 交流戦後の ドラ！楽天！

プロ野球セパ交流戦が終わった。
私の応援する中日と楽天は、苦闘しながらも勝率５割を維持し、いずれも３位。
首位奪回はともかくとして、クライマックスシリーズ進出ラインは保っている。
交流戦で、苦しむ両チームの直接対決を見るのは、正直辛かった。
しかし、今年こそは、中日×楽天の日本シリーズを見たい。
何とかなるさ！！
（写真）
楽天の2005年（シーズン１年目）のハンドタオル

みんないずれは 大(ビッグ)になって 未来の司法を 背負って立つ(^O^)/

吉例となった家裁飯能出張所の書記官・事務官たちとの暑気払い。
今年も、なぜか川越駅前の「大（ビッグ）」にて賑々しく開催されました(^O^)

右四間から 「矢」倉に組んで 仕掛ける手の「内」 指南する

昨夜のフジテレビ「ニュースJAPAN」で面白い特集があった。
「大胆勝負師が読む解散好機」
登場したのは、将棋界が誇る美人女流棋士、矢内理絵子女王。
現局面を、右四間飛車から矢倉囲いに組んで、戦いを仕掛けるタイミングをうかがっている状況だと例えた。
たまたま、同夜に終局した将棋名人戦最終局も、羽生善治名人が同様の局面から、上手く仕掛けて圧勝し、名人位を防衛した。
（写真）
今年の女流名人戦で清水市代挑戦者に敗れ、防衛に失敗した矢内女王（中央）

ダイコン改め 「いも役者」とは うまいけれども ちょっとくさい

今週月曜日の昼休み、川越で、地元出身の名優、市村正親さんをゲストに迎えたNHKのラジオの生中継があった。
市村さんいわく「いも役者」を目指しているとのこと。
その心は？
「うまいけれども、ちょっとくさい」役者。
うまい！座布団を差し上げたい。

地家裁判事の スイカとパスモ 実は１枚 では行けない

最近、裁判所では短距離の出張旅費は、後日支給ではなく、その都度、直前に貸与されたスイカを使用することになった。
これが便利なようで、実際にやってみると、かなり面倒である。
昨日などは、午前中は家裁飯能出張所で調停審判を担当し、午後は浦和の本庁で会議に出席。
私は本務は地裁判事なので、池袋から飯能までは家裁のスイカ、飯能から浦和までは地裁のスイカで移動することになった。
間違えないように随分と気を使う一日だった。

ウチナー・ヤマトは ウージの下で 繰り返しません 悲しみは

6月23日は、沖縄慰霊の日。
ちなみに、大ヒット曲「島唄」の歌詞の中の「ウージの下で千代にさよなら」は、とうもろこし畑に掘った地下壕で命を落とした沖縄の人たちを指しているのだそうだ。
（写真）
「ピースおおさか」前の母子像

ボクが求刑 聞き間違えて 「ごめんねごめんね ごめんね～」

８日の秋田地裁判決の一件から。
この求刑聞き間違えによる判決言渡しやり直し事件については、
日本裁判官ネットワークのブログ
http://blog.goo.ne.jp/j-j-n/
などでも大論争を呼んでいる。
擁護派の意見は、普通は誤っても謝らない裁判官が頭を下げたのは偉いというのだが、やはりそれ以上の問題がありそうである。
（河北新報から抜粋）
　秋田地裁で８日にあった窃盗事件の判決公判で、裁判官が２人の被告にいったん主文を言い渡した後、検察側の指摘で求刑を誤解していたことに気付き、判決を言い直すミスがあった。
　秋田地裁によると、担当した馬場純夫裁判官は、２人とも懲役２年６月とした検察側の求刑を、懲役１年６月と誤解。判決理由を述べている途中、検察側が不審に思って指摘し、間違いが発覚した。
　約３０分の休廷後、馬場裁判官は最初の懲役１年２月と懲役１年６月、執行猶予４年の判決を撤回。「求刑年数を誤解し、２人には迷惑を掛けた」と被告に謝罪し、あらためて懲役２年と懲役２年、執行猶予４年と当初より重い判決を言い渡した。
（写真）
法務省の外塀の一角の裁判員制度の看板。
工事現場の看板みたいに、謝っているように見える。

和解はなかなか 出来ないけれど 人訴は判決 書き放題！

カラオケで「ヨーデル食べ放題」の替え歌を即興で歌った。焼肉食べ放題の歌だ。妙にウケた。
♪人訴は判決書き放題、やり放題、別け放題
財産分与も分け放題、遣り放題、ヨロレイヒ～
年金、年金、年金分割、割り放題
和解はできません～
（写真）
飯能市にある行きつけの焼肉屋の看板

ひとのデブ見て わがデブ直せ 芋洗坂には ならぬよう

職場の健康診断があった。
自慢ではないが、私は去年はメタボ診断を免れた。
腹囲では一見明白に引っ掛かったが、高血糖・高血圧・高脂血の内２つ以上には該当しなかった。
それよりも毎回心配なのは、問診の先生。医者の不養生かも……？
（写真）
六本木の交差点の「芋洗坂」入口

一日５組が 結婚しても ７組別れる 七不思議

「小江戸川越まち歩き公式ガイドブック」１３０頁から。
川越市では、１日に５．０組が結婚して、他方で７．７組が離婚するのだそうだ（平成１９年）。
？？？
そりゃー、離婚事件が増えるわけだ……と妙に納得した。
そのうち、川越市には夫婦がいなくなるのではないかと心配する人もいるかも。

弁当・味噌汁 付かないけれど お持ち帰りの バッジグー(^O^)g

新聞報道によると、裁判員に贈呈する記念バッジができたそうだ。
裁判員の昼休みは、味噌汁は元より本体の弁当も付かない。
支給される日当から食事費用は「各自弁」していただくほかない。
その代わり、勤務先で有給休暇であっても、給料の二重取りだなどという野暮なことは言わないようにしたい。これは、元市民オンブズマンとしての自戒でもある。
国家財政事情厳しき折から、裁判員の労に報いる記念品としては、まずは最低限の名案だろう。

土日も宿題 散歩も出れず 「私は犬に なりたい」と

さだまさし「私は犬になりたい￥490」から。
日曜日の「ミュージックフェア」で初めて、このCMソングをフルコーラスで聞いた。
「素晴らしい」
どこが？というと、「味噌汁が付かないところ」ではなく、最後の方で「私は犬になりたい」という理由が明かされるところだ。
私も理由は全く違うが、判決起案が立て込んで週末も外出できないときには、そう思うこともなくはない。