20日の東京地裁判決から。
(毎日新聞東京版から抜粋)
「店員と女児衝突 店の責任認める」地裁・45万円賠償命令
スーパーマーケットの通路で店員と衝突し、額にこぶが出来た千葉県内の女児(4)が、経営するイオン(千葉市美浜区)に約300万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は20日、約45万円の支払いを命じた。滝沢泉裁判長は判決で「店員は前をよく見て他の人と衝突しないよう、すぐ止まれる速さで移動すべき義務を怠った」と述べた。
判決は、出合い頭の衝突と認定しつつも「通路の見通しが悪い店舗の構造などを最もよく知るイオン側に、事故防止の第一次的な責任がある」と店舗側の責任を重くみる判断を示した。イオン側は「飛び出した女児の過失も大きい」と主張したが、判決は女児側の過失割合を1割と認定した。