弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

愛知県弁 新キャラクター ネコに愛称 付けミャーか

2007年04月30日 12時08分43秒 | 未分類
私の出身の愛知県弁護士会が、会をPRする公式キャラクターを作ったそうです。
胸に弁護士のバッジを着けたネコで、絵本作家の五味太郎さんのデザイン。
5月31日まで愛称を募集しているそうです。
愛知県弁護士会のHP
http://www.aiben.jp/
を御覧の上、どしどし御応募を。

可愛い息子に 「木久蔵」譲る やはり余人に 代え難い?

2007年04月29日 20時18分28秒 | 未分類
この「親馬鹿」ぶりは、微笑ましくも感じられます。
「きくおう」は「きくお」と音が近いので、ほとんど名跡の交換に近く、覚えやすいから名案かも知れません。
(スポニチより抜粋)
 放送41年目の長寿番組、日本テレビの「笑点」が、番組を通じて公募していた林家木久蔵(69)の新名跡が「初代木久扇(きくおう)」に決まり、28日に発表された。既に長男きくお(31)が二代目木久蔵で真打ちに昇進することになっており、落語界では史上初の公募での名跡決定と父子ダブル襲名が実現。
 初のダブル襲名は、今秋。きくおが抜てきで真打ち昇進することになり「親としては、せがれの後押しをしてやりたい。名跡を譲って、私も新しい名でまだまだ羽ばたきたい」(木久蔵)との思いに「笑点」が乗ったもの。

自然債務の 戦後の補償 努力するのが 自然です

2007年04月28日 20時58分35秒 | 未分類
27日の最高裁判決から。
(判決要旨抜粋)
 日中共同声明5項は、サンフランシスコ平和条約におけるのと同様の意味において、個人の損害賠償等の請求権を含め、戦争の遂行中に生じたすべての請求権を放棄する旨を定めたものと解され、これにより、日中戦争の遂行中に生じた中華人民共和国の国民の日本国またはその国民もしくは法人に対する請求権は、裁判上訴求する権能を失ったというべきである。
 本件訴訟の請求も日中共同声明5項による請求権放棄の対象となるといわざるを得ず、原告の請求は理由がない。なお、被害者らの被った精神的・肉体的苦痛が極めて大きかったこと、西松建設は中国人労働者らを強制労働に従事させて相応の利益を受けていることなどの事情にかんがみると、西松建設を含む関係者において、その被害の救済に向けた努力をすることが期待される。

「KY判事」と 呼ばれぬように 「和解したい」の 空気読む

2007年04月27日 22時58分10秒 | 未分類
「KY」とは「空気読めない」の略だそうだ。

「誰を区長に 選びます?」って 誰のビラだか 分からない

2007年04月26日 20時26分09秒 | 未分類
先の統一地方選では、名古屋から東京に転居して初めて、特別区の長と議員の選挙権を行使した。難しい選挙だった。
区議の選挙は、愛知県や名古屋市の議員選挙と違い大選挙区制なので、数十人の候補から一人を選ばなければならない。
それより難しかったのは区長選。数名の候補の法定ビラが配られたが、公選法で氏名を書けない上、全員が無所属なので、誰を応援するビラなのか極めて分かりにくかった。
「誰を区長に選びます?」と大書したビラもあったが、こっちが聞き返したかった。

死んだ候補の 票数えても やはり死票か 名が先で

2007年04月25日 22時59分43秒 | 未分類
伊藤一長前長崎市長の御冥福をお祈りします。
それにしても、期日前投票で伊藤前市長に入れた票が無効になってしまった有権者は、どうも釈然としないようですね。
(毎日から抜粋)
 総務省の松田隆利事務次官は23日、伊藤一長前市長が選挙期間中に銃撃され死亡した長崎市長選(22日投開票)で大量の無効票が発生した問題について、「補充立候補制度にこの問題も含め各方面から意見や指摘があり、幅広く検討したい」と述べ、期日前投票のあり方も見直しの検討対象とする考えを示した。無効票問題を疑問視する見方に対応したものだが、実際の制度改正は困難視されている。
 同市長選では、亡くなった伊藤前市長への投票や白票が大半とみられる無効票が計1万5435票も発生し、投票総数の7・69%に達した。当選した元同市課長と落選した伊藤前市長の長女の夫は953票差の接戦だっただけに、選挙結果に影響を与えたとの見方も地元から出ている。
 松田次官の発言は、補充立候補問題だけでなく期日前投票のあり方も検討対象にするとの考えを示したものだが、期日前投票で無効となった「伊藤票」については「投票された用紙が誰のものか区別できず、やり直しはそもそもできない。また投票は1人1票に限られている」と説明。「告示後に候補者が亡くなったことで期日前投票をやり直すことは難しい問題だ」と述べ、再投票を認める制度改正は困難との認識も示した。


一回結審 スピード違反 審理尽くせと 赤切符

2007年04月24日 23時22分49秒 | 未分類

23日の最高裁判決から。
(朝日から抜粋)
 法定速度を32キロ超えて乗用車を運転したとして道路交通法違反の罪に問われた秋田県男鹿市の翻訳業の男性(41)に対する上告審判決が23日、あった。二審・仙台高裁秋田支部は自動速度取り締まり装置(オービス)に「測定誤差があり得る」として公訴棄却(起訴無効)としていたが、最高裁第一小法廷(涌井紀夫裁判長)は「審理を尽くさず事実を誤認した疑いがある」と述べ、二審判決を破棄。審理を仙台高裁に差し戻した。
 検察側は、装置は実際の速度よりも低い数値になる「マイナス誤差」しか生じないと主張したが、二審判決は「プラス誤差がないという客観的な裏付けがない」とし、測定値が正確とは認められないと判断。男性の違反は反則行為(30キロ未満の違反)と認定した。反則行為について起訴するには道交法上、反則金の通告などの手続きを経ることが必要だが、それがなかったため、起訴そのものが無効だとした。
 しかし、第一小法廷は、有罪とした一審段階では、装置の取り扱い説明書や証人の供述などから「プラス誤差は生じないことが一応立証されている」と指摘。「検察官の立証がなお不十分だと考えるなら、追加立証の請求を促すなど審理を尽くすべきだった」と述べ、第1回公判で結審して判決を言い渡した二審判決は「破棄しなければ著しく正義に反する」と結論づけた。

日本の判事は 自分のことを 「裁判所」って言うんだ おかしいね

2007年04月23日 22時07分06秒 | 未分類
童謡「さっちゃん」裁判官版都々逸。
私は判決文で「当裁判所の判断」という表現はあまり使わない方ですが、和解期日などに口頭ではつい「裁判所としてはこう考えます」と言ってしまいます。

よい夫婦ならば 乗り越えられる 性差・年の差・力の差

2007年04月22日 11時20分11秒 | 未分類
4月22日を「よい夫婦の日」と提唱している講談社が「ナイスカップル大賞2007」を発表したそうだ。
木下博勝・ジャガー横田夫妻と、高橋ジョージ・三船美佳夫妻。
後者は結婚当時40歳と16歳だったという年の差カップル。
前者は夫が「夫婦円満の秘訣は妻についていくこと」と語る、力の差カップルだろうか。
逆に「よい夫婦」でなくなるのはどういうケースか、研究を深めていかなければならないと思う。

刑事裁判 その極意とは 「無罪の発見」 見つけたり

2007年04月21日 21時05分29秒 | 未分類
去る12日、元最高裁調査官、札幌高裁判事、北海道大学教授の渡部保夫先生が亡くなられた。
ちょうど私が司法修習生のころ、先生の「無罪の発見」が評判になったことが思い出された。合掌。

客を盗人 呼ばわりをする 損保会社も 猛々し

2007年04月20日 23時27分40秒 | 未分類
17日の最高裁判決から。
この立証責任の論点については、私も今回の判決のような分配をするのが妥当だろうという意見を持っていました。
(朝日から抜粋)
 自動車が盗まれたとして盗難保険金の請求をした福岡市の男性が、支払いを拒んだ「あいおい損害保険」(東京)に450万円の支払いを求めた訴訟の上告審判決が17日、あった。最高裁第三小法廷(上田豊三裁判長)は、持ち主側が立証すべきことは「第三者に車が持ち去られたという外形的事実のみ」との基準を初めて示した。保険会社側は「わざと盗ませた」ことを立証しなければ、保険金支払いを拒むことはできなくなる。
 第三小法廷は、今回のケースでは、防犯ビデオに男性以外の何者かが車を持ち去る様子が映っていることから、「第三者が車を持ち去った」と判断。「男性が犯人と共謀していた疑念を払拭(ふっしょく)できない」として男性を逆転敗訴させた二審・福岡高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。
 判決によると、男性は02年10月、マンション内の駐車場からトヨタ・セルシオを何者かに持ち去られ、保険金を請求した。しかし、保険会社側は、車には、電子通信チップが組み込まれた鍵でないとエンジンがかからないイモビライザーが搭載されていた、などの点から「盗難を偽装した」として支払いを拒んだ。

1人4役 地家裁支部は 民事・刑事に 家事・少年

2007年04月19日 22時07分30秒 | 未分類
私は地家裁支部で、家裁の人事訴訟係を主として担当し、少年審判も少し担当している。
地裁の所属は刑事部で、臨時に保釈や準抗告を担当しているが、家裁移管前の地裁の離婚訴訟(タ号事件)も若干残っているため、地裁の民事部裁判官も兼ねている。

罪に当たるか? 「大当たり」だよ! 当たり前だの 体感器

2007年04月18日 21時09分51秒 | 未分類
13日の最高裁決定から。
(朝日から抜粋)
 最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は、服の中に隠し持った「体感器」と呼ばれる電子機器を使ってパチスロのメダルを取り窃盗罪に問われた男性の上告審で、体感器の使用は窃盗罪にあたるとの初判断を示した。
 この判断を示した同小法廷の13日付の決定によると、パチスロ機は、内蔵する電子回路が乱数周期によって抽選し、大当たりを出す。体感器は、この乱数周期と同期するよう一定のリズムを刻んで信号を発信する。使用者はそのリズムに従ってパチスロ機のボタンを押せば大当たりの絵柄がそろうという。
 同小法廷は「体感器がパチスロ機に直接影響を与えなくとも、身体に装着してパチスロをすること自体、通常の方法を逸脱する」と指摘。「メダルが体感器の操作の結果で得られたものか否かを問わず、店側の意思に反してその占有を侵害した」と述べ、体感器をつけて遊技中に得たメダルについて、すべて窃盗罪が成立すると結論づけた。

種も仕掛けも ない手品なら 硬貨加工は 禁じ手だ

2007年04月17日 23時01分51秒 | 未分類
13日の東京地裁判決から。
(15日の東京新聞から抜粋)「マジシャンら有罪 手品用でも500円に穴、禁じ手」
 手品用に内側をくりぬく目的で五百円玉などを集め、台湾で加工して輸入しようとしたとして、マジシャンら三人が貨幣損傷等取締法違反(損傷目的収集)罪などに問われた事件があり、東京地裁(鈴木秀行裁判官)は十三日、「加工した円硬貨を使う手品は困難になるが、貨幣の信用を保護するためには、やむを得ない」として、三人に有罪判決を言い渡した。
 弁護人の小野智彦弁護士は同法などの規制について「マジシャンへの適用は『表現の自由』の侵害で憲法違反」と無罪を主張していた。
 鈴木裁判官は判決後「マジックは人を喜ばせるが、変造貨幣輸入は禁じ手」と話した。

たとえ電車が 止まっていても 判事だったら 飛んで来る?

2007年04月16日 22時07分41秒 | 未分類
列車事故のため裁判官が間に合わず開廷が遅れたという「事件」の新聞記事を読んで、絶句した記憶がある。そりゃあ、電車が止まったら裁判官だって来れないでしょう。でも、そんな事までニュースになるのでは、裁判官たる者、通勤には万全を期さざるを得ない。
今日は新任地で初の開廷日だったので、万が一の事故に備え、自費で近くに前泊した。
しかし、そんな時に限って、相手が遅刻してがっかりしたりする。
名古屋で弁護士をしていた当時、こんな経験をした。大阪地裁の朝一番の期日のため、大阪駅前の高層ホテルに前泊した。すると、未明の大激震で新幹線も不通になった。前泊しておいて良かった、我ながら先見の明があると思いながら、歩いて裁判所に行ったら、裁判官が来れないという理由で期日は延期になってしまった。
阪神大震災の日だった。