里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナスを不織布のトンネル掛けで植付け

2024年05月13日 | 畑:果菜類

ナスを植付けました。
畝の準備は田植えの前にピーマンの畝と同時に終わっています。


苗は購入しました。
老朽化したパイプハウスを解体して以来、果菜数種の苗は購入しています。
我が家で作っていた当時は植付け時期に合わせて育苗したので良くも悪くも納得して植えていました。
購入苗ではなかなか思い通りには行きません。
それでも以前は信頼できる苗生産者がおり良かったのですが、コロナ禍を機に廃業してしまいました。
その後は特定の所を定められず、数カ所を見て回り良さそうな苗を購入しています。
果菜類の苗だけは良い苗であれば苗代はさして惜しくありません。苗代の10倍の収穫は可能ですから。
とは言え、資材も高くなっており、出来るだけ集約して無駄をなくすことにしました。
我が家郎党の消費を賄うのが目的ですが、年々消費も減っています。
そもそも当地の果菜類の植付け適期は、トマトで5月半ば、キュウリ、ナス、ピーマンは5月下旬。
しかし、近年は気温が高い傾向が続き、1週間程度早まっているのかもしれません。
当地方の苗販売も需要の多い5月の連休から半ば頃までが中心になっています。
本来なら最初に植えるのはトマトにしたいところですが、今年、最初に植付けることになったのはナス。
ナスの苗選びは品種優先です。
品質、収量とも安定して使い慣れた渡辺採種場の中長なす「くろべえ」にしたい。
これは馴染みの農業資材店からの購入です。他にこの品種を扱っているところはありませんでした。


近年では珍しくかなり蕾が大きくなっています。しかし、鉢が小さく茎は細くて徒長気味です。
おそらく一番花は留まらないでしょうが、これで良しとしました。
ホーラーを使用し植え穴を開けます。


今年は本数を少なくした分畝間130㎝、株間70㎝と広くしました。
植え穴に害虫予防の粒剤を施用。


風が吹くと倒れるくらいながら液肥をやっていると見え色艶は良い。

蕾がこのくらいまで生長した苗は久しぶりです。


2畝に6株ずつ。さすがに畝に余裕があり過ぎ、減らし過ぎた気もしてきました。

結局2株を追加で購入し、2畝に7株ずつになりました。皮肉にもこちらの方ががっちりして良い苗でした。


本来なら当地のナスの植付け適期は最低気温が12、3℃になる5月下旬。
今年はたまたま気温が異常に上がる日が多くなっていますが、不織布をトンネル掛けします。


但し、保温よりも風対策主体で効果は確かです。


かつて畑作農家だった我が家には不織布の在庫が沢山残っています。