里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春播きのターサイ、縮み雪菜、水菜を穫り始める

2024年05月16日 | 畑:葉菜類

数日前から春播きした菜類3種ターサイ、縮み雪菜、水菜を穫り始めました。
例年これらの菜類は晩秋から冬場に収穫しています。
かつて春播きの菜類は主に小松菜などを作っていましたが、昨年からターサイ、縮み雪菜を作っています。
ターサイと縮み雪菜は食感が良く旨味があるので好きな野菜です。
昨年、誤って2重播きするなどミスはあったもののまずまずだったので今年も同様に播きました。
ごろ土の酷い条件で強引に播いたのでどうなることかと思いましたが、意外にも良く育っています。
こちらがターサイ。


種播き後に不織布をべた掛け。幅広の不織布なので大きくなっても大丈夫です。
実はターサイは昨年秋から作るのを止め縮み雪菜に一本化しています。
ところが古種がまだ残っていたのでした。それを播いています。
まだ1ヵ月余り経ったばかりながら気温が高く生育が早まりました。


酷い条件でのバラ播きだったので50%発芽くらいなら間引きしなくとも良かったのです。
しかし、意外に発芽良好で、一度数㎝間隔に間引いています。


ここからは間引きを兼ねながら収穫していきます。
最終的に株間10~15㎝間隔になったところで普通に収穫するようにします。
秋播きのターサイだと厳寒期に向かうので姿が大きく変化します。
しかし、春播きでは高温期に向かうため素直な姿です。それでもターサイらしい縮みが見られます。


この時期のターサイは葉が立っており、間引きながらの収穫も比較的やりやすい。


こちらが縮み雪菜。


これもバラ播きですが、発芽良好で生育もターサイより進んでいるようです。


縮み雪菜はターサイの変異株から育成されたと言われています。
厳寒期にはそれぞれの特徴がよく出ます。今の時期はちょっと見には見分けが付きません。


しかし、よく見るとはっきりと違いがあります。
縮み雪菜の方が葉色がやや明るく艶があり細かい皺も多く軟らかい感じを受けます。


姿がターサイより整っているため見栄えでは優りそうです。


秋冬同様今の時期も縮み雪菜がターサイを駆逐する流れなのかもしれません。
水菜。


生長は他の2種よりずっと早い。


こちらは10日以上前から穫っています。
これも古種。薄播きにしたつもりでしたが、もともと水菜は強いようで発芽も非常に良い。
一度思いっきり間引きしました。


その後間引き収穫をしていながらこの状態。


水菜は我が家ではあまり穫らないため専ら助っ人が穫っています。我が家郎党でも好みは様々です。