marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(376回目)アメリカ1$紙幣とフランス人権宣言の”万物を見通す目”のこと

2017-07-02 19:00:00 | 思想・哲学
 ユダヤ人ラビ M・トケーヤーの書かれたものには教養本もあるが(現在でも中古本でネットであるようですが)ダントツに今でも面白く、日本の政治家の皆さん(大きな大企業の海外とやりとりする企業人にもと言っていい、昨今は大きな損害を蒙る処もあるようだから・・・)は、当然の知識として頭に入れておかねばならない内容として書かれていたのが先の発売された時に彼は日本には既にいなかったという置き土産のような今まで隠されてきた内情の暴露のようなことが書かれた先ブログに書いた『日本買いませんか』であった。ここまで書いていいのかな・・・というような外交秘話とかメーソンのことが書かれてました。本棚からひっぱりだして再読しましたが、今の世界を見てもとても教えられる内容でした。・・・遠い旅をしてきたが本筋にもどり旧約聖書に入らないといけないなと思い始めました
◆ユダヤ人に人たちは、その歴史から民族の主体性、独立を堅持してきた民族はいない。大変な多くの悲劇を受けながらも、特にラビの書いた書物が決して古くないのは、旧約以来の4000年以上にもわたる至高唯一性の神を基本にしたそのベースが揺るぎないからであることがこの本の随所に見られます。彼らにとってはイエスという方は、預言者の一人として考えられておりイエスが神であるということは個人崇拝となるので預言者の一人と考えられているようだ。(しかし、イエスは旧約に書かれているのは私のことだと言われているからなぁ )
◆そこで、宿題としてのフリーメーソンのことが書かれている箇所を掲載。ここでアメリカ建国の父達とフランス人権宣言と例の一ドル紙幣のメーソンのシンボルマークの”万物を見通す目”がつなるのです。*****************************
 (p78~)アメリカの歴代大統領をみれば、ただ二人だけの大統領を除き、その他すべての大統領が全員フリーメーソンの会員だった。フリーメーソンでない大統領の一人はケネディー大統領である。会員になれない人もいるがそれはカトリック教徒である。何故かと言えば秘密を守ることができないから(カトリックには告解室がある)〔・・・〕日本駐留軍の総司令官であったマッカーサー将軍も有名な会員であった。フリーメーソンになるための資格は良い人格の持ち主であることだけである。その点については入会の際非常に詳細な調査が行われる。国際社会においてのフリーメーソンの評価は、非常に高いものであるということは、ユダヤ人ラビとして私の立場から客観的にのべることができる。〔・・・・〕一般にフリーメーソンの会員は知的水準が高い人たちであり、社会的に成功を収めた人たちが会員になっている。フリーメーソンの会員は有効な、人情的な良い人たちであるが彼らは共通して、カトリック教会を非常に腐敗堕落した組織だと考えている。カトリック教会こそは想像を絶するほどの巨大な財産を持ち、自分の宗教を信じる以外の人たちに対しては、非常に残虐な行為もあえて行うという理解において共通している。だからこそフリーメーソンの会員はカトリック教会と離れて、人間が個人として人間性に基づいて良く自由に生きるという深淵の人たちが集まって作った団体なのである。つまり、カトリック教会は、このフリーメーソンを破滅させようとしたのであり、フリーメーソンとカトリック教会はお互いに競合関係にあるといってもよい。
 例えば、ジョージ・ワシントンのようなアメリカ大統領もフリーメーソンだった。ヨーロッパにおいては、長い間カトリック教会は政治をコントロールし、政府をコントロールしてきた。カトリック教会は一切税金を払わない存在だった。そこで、毎年教会財産は増大し、もはや何人もカトリック教会の力を阻止することができない、巨大な存在となってしまった。そこでフリーメーソンたちは、カトリック教会を政治的な場面から完全に切り離そうという行動を起こし、政府はカトリック教会からの影響を完全に離れて、自由に政策を決定すべき必要があると考えたのであった。(フランス革命、人権宣言?)そのような意味でカトリック教会とフリーメーソンは常に対立関係にあった。〔・・・〕そのように考えると反フリーメーソン主義はカトリック教会から生まれたといっても過言ではない。〔・・・・〕その後、カトリック教会は、フリーメーソンは悪の組織などではなく対立するものでない間違いを犯していたという自己批判を行い、現在ではカトリック教徒もフリーメーソンの会員になれるという大変革を行ったのであった。(~p82) <( )とアンダーラインは僕。>・・・ Ω