大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

ラ・ストラーダ(西心斎橋)

2008年03月20日 18時32分40秒 | イタリアン
 一年くらい前に香緒里に教えてもらった店。なぜかメンソールの周りには、『かおり』や『かおる』という名前の娘が多くて、一応、かおる、かをる、圭織とか書き分けてる。なので、香緒里もタイプミスじゃない。フレンチの『ル・クロ』、モツ鍋の『兆治』、和食の『中村』などが軒を並べる細い路地がある。そこに『ラ・ストラーダ』がグランドオープンしたのは2006年4月のことだったらしい。

 一年前に教えてもらった時は、カウンターがメインの、夜遅くまで営業してて、○○が面白そうな店という印象だった。で、一年たって、やっぱりカウンターメインの夜遅くまでやってる店と言うことだけは記憶してたんだけど、面白そうだと思った○○ってなんだっけ…、な状態だった。

 とりあえず店に入って、グラスの白ワインをオーダー。メニューはカウンターバックの黒板のみ。前菜系とパスタ系が充実してて、メインの品数は少なめ。で、黒板を見て思い出した。パスタは乾麺が10種類と生麺が2種類。ソースの方は20種類。これを自由に組み合わせてオーダーすることができる。これは賛否があるように思う。パスタは麺が決まればソースはだいたい決まる。逆もそう。ペンネと言えばアラビアータが真っ先に浮かぶし、ブルーチーズ入りクリームソースならやっぱりペンネだろう。間違ってもカッペリーニは使わないはず。なので、麺とソースの組み合わせを客が選べると言うことは、客にとっても店にとってもある意味チャレンジだと思う。あまりに無謀な組み合わせをされたら、たぶんよりよいと思われる組み合わせをサジェストしてくれるんだろうとは思うけど…。

 メンソールの場合は、まずアラビアータとソースが決まって、麺の方で遊びたくなったので、マダムに、「アラビアータで行きたいけど、麺はやっぱりペンネかな?」と、聞いてみた。「そうですね。ペンネかスパゲッティだと思います」との答。「ツッティで合わせてみたいんだけど」と聞くと、「大丈夫だと思います」とのことだったので、「じゃ、チャレンジ」と言うことでオーダーした。ツッティというのは、長いマカロニみたいなもので、中空なパスタ。ブガトーニなんかも中空パスタだけど、それとはぜんぜん違うタイプ。アラビアータみたいな辛口のソースと合わせてもぜんぜん問題ないと思ったし、スパゲッティでアラビアータならツッティの方が良いような気がしないではなかったので…。

 このところ羊ばかり食べてたので、メインは島豚に決定。前菜は、盛り合わせにした。

 ツッティと言うパスタは初体験だったんだけど、食べにくい。太いので、フォークにクルクル巻き付けて食べるわけには行かないし、マカロニのように何本かをフォークで突き刺して食べるわけにも行かない。最初は一本ずつ食べてたんだけど、面倒くさくなったので、マカロニのように短くカットして食べた。それならツッティである意味がないような気がしてきたが…。で、ソースとの相性なんだけど、アラビアータとも良い感じだったと思う。

 メインの豚料理はシンプルに炙ったもの。味付けは塩がメインでこちらもシンプル。脂身の甘さが良い感じでワインと溶け合う。


 手軽に使えて良い店だと思う。ただ、人気の店なので予約はしておいた方が良いようにも思う。一階はカウンターのみの8席だけど、テーブル席も14席ある。やっぱりパスタとソースの組み合わせで遊んでみるのが楽しいように思う。たとえば、同じソースでタリアテッレとブカトーニとかの性格の違うパスタを合わせてみたりして、相性を試してみたりとか…。

 なんを言えば、マダムの接客だと思う。機嫌が悪そうに見える。実際には機嫌が悪い訳じゃないと思うんで、たぶん性格なんだろうけど、ものすごく損してると思う。


(店  名) la Strada(ラ・ストラーダ)
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区西心斎橋2-3-22
(電  話) 06-6213-2411
(営業時間) 18:00-27:00(月~金)、18:00-25:00(祝)
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://blog.livedoor.jp/strada0413/


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eternite(靱本町)

2008年03月09日 15時50分17秒 | フレンチ
 大阪のフレンチを挙げろと言われたら、間違いなく名前が挙がるであろう『カランドリエ』出身の永野良太シェフの店。テーブル間はゆったりとしていて、隣のテーブルの会話が聞こえてくることもない。揺れるウェイトレスと音もなく近づいてくるウェイターも楽しめるんだけど、それは置いといて…。

 まずはアミューズは、フォアグラのピューレとスモークされた鴨。砕いた黒胡椒が添えられていて、これは好みで使えばいい。フォアグラもスモーク鴨も非常に軽やかに仕上げられている。

 二品目がホワイトアスパラのフロマージュブランソース。フロマージュブランの酸味がうまく活かされていて、メンソール好みのソースと、オブジェのように配されたホワイトアスパラが、舌でも目でも楽しませてくれる。

 魚料理は、金目鯛とホタテ貝柱の泡ソース。メインは、小鳩、仔羊、鴨からセレクトできるが、ジビエ系が苦手な場合は牛肉もセレクトできる。メンソールは小鳩をセレクトした。

 ここまでは比較的まとまった軽い目の味付けだったんだけど、小鳩は内臓もソースに使ってあって、ちらりヘビーな一皿にまとまってる。部位も胸肉ともも肉の二種類のコントラストが楽しめたりする。

 その後、紅玉を使った口直しがあって、デザート。最後のコーヒーと共にプティフールが楽しめる。


 トータルとしてものすごく上手くまとまっているという感じがする。何かに突出してるわけではないけど、あえてアラを探すと見つからないという感じ。驚きとかパフォーマンスのある店も楽しいんだけど、オーソドックスで当たり前なことをそつなくやってくれる店の方が飽きが来なくて、結果的に何年も使い続けることになるんだな。



(店  名) eternite eには二つともアクサン・テギュが付いてます。
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市西区靱本町2-5-12 靱公園プライマリーワン一階
(電  話) 06-6443-0706
(営業時間) 12:00-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 月曜日


コメント (2)
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ダル・ポンピエーレ(淀屋橋)

2008年03月09日 14時39分32秒 | イタリアン
 『ピアノ・ピアーノ』の新展開で、シェフの宮田さんは、イタリアの『ヴェレッキア・パヴィア』で修行した人。

 今回は、コースをお願いしておいたので、まずはアミューズ。続いては前菜盛り合わせ。前菜盛り合わせは、イタリアン定番の皿のように見えて、パテはオリエンタルなスパイスを感じさせてくれるので、小さくはっとしたりする。

 パスタは、平打ち麺の若干縮れ麺。菜の花としらすを使って、シンプルにアリオリとしたもの。このところ、縮れ麺を使ったメニューを見かけるんで、流行なのかと聞いてみたけど、そういうことではないらしい。

 魚料理は、ホウボウ。パスタもそうなんだけど、塩分がしっかりと効いていて骨太な感じがある。

 メインは鴨のバルサミコソース。ここまで塩分しっかりだったけど、鴨は酸味&甘みが混在するソースで、塩分はそれほど感じられない。その分、鴨が軽やかに感じる。


(店  名) ダル・ポンピエーレ
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市中央区今橋4-5-19
(電  話) 06-4706-1199
(営業時間) 11:30-14:00、17:30-21:30
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.piano-piano.co.jp/pompiere/index.html
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Bistro Panda(ビストロ/天王寺)

2008年03月01日 13時57分14秒 | フレンチ
 ビストロとなってるけど、天王寺から少し離れたところにあって、しかもファッションホテル街を横目で見ながら店にたどり着いたらメンソールには洋食屋のように思えた。カウンター9席のみで、満席時には禁煙になったりする。

 まず赤ワインをグラスでをオーダーして、例によってメニューを吟味する。メニューは手書きの物で、一枚はドリンクメニュー、もう一枚はフードメニューとなっている。メンソールはメインから決めていくので、まずはメインを探すんだけど、決定できずで、軽くオードブルと言うことで、パテ。それから韓国風ホルモンのピリ辛炒め玉子添えと言うビストロではあまり見かけないメニューをオーダーしてみた。そのときに思ったのは、ビストロじゃなくて、韓国料理店でももちろんなくて、洋食屋ととらえるのがいいんだろうなと言うことだった。

 ワインの取りそろえはそれほどではないという話か聞いてたんだけど、ボトルでワインをオーダーしたら、「うちは一種類しか置いてないんですよ」と介意ながら、二種類のボトルが並べられた。イタリア産とスペイン産だったので、スペイン産をオーダーした。ちなみにワインはグラスが550円くらい。ボトルで2,200円くらいからでとってもリーズナブル。

 その後、ワインに合わせて自家製オイルサーディン、ミンチカツトマトソース等をオーダー。メインにはキャベツ&ベーコンの煮込み。とどめは、名物になっているパンダの焼き印の入ったパンをオーダーした。これは100円なんだけど、結構大きい。

 で、洋食屋だと思って使うのが良いような気がする。ビストロよりも更に敷居は低いと思うし、料理はリーズナブル。ワイン系が充実していればいうことなしだと思う。天王寺駅に帰るまでには、ファッション・ホテル群があるので、デートで使う際には何かと都合が良いような気もする。


(店  名) Bistro Panda(ビストロ・パンダ)
(ジャンル) フレンチ
(所 在 地) 大阪市阿倍野区茶臼山1-19 ヨネダビル一階
(電  話) 06-6773-3372
(営業時間) 11:30-14:00、18:00-21:00
(定 休 日) 火曜日
(補  足) 満席時は禁煙



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