大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

粋な料理 ひろと(割烹/心斎橋)

2015年02月24日 21時35分47秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 『ひろと』は二回目の訪問にはなるんですが、移転してからは初めてです。予約しようと携帯電話の電話帳に従って電話したら、繋がらなかったので、その時に初めて移転したことを知ったんですが…。一回目の時のログがないのはどうしてなんだろうと思ったりはするんですが…。(^^ゞ。

 新しい店舗は、ガレリア・アッカというビルの三階。見つけられなかっただけかもしれませんが、階段しかないみたいなので、頑張って上がりました。
 
 まず出されたのがこちらの突き出しです。上は芽キャベツなどの春野菜が入っていて、乗せてあるのはポン酢のジュレです。メンソールは、酸味の強いポン酢が好きなんですが、メンソール好みでした。左はう巻きです。




 本日のおすすめメニューを見たら、のれそれがありました。これはオーダーしないわけにはいきません。と言うか、これを食べなければ春は来ません。のれそれと言えば、ポン酢派かダシ派に別れるところがあると思うんですが、この乗れそれはダシもしっかりと効いたポン酢味になってました。決して折衷と言うことではなく、新しい味わいでした。




 続いては馬肉の刺身。説明は要らないと思うので省きます。馬肉はいろいろなところで食べてるんですが、ひょっとしたらというか、たぶんひょっとしなくても、馬肉専門店よりもいい馬肉じゃないかと思ったりはします。歯ごたえも舌触りも、も著論味わいもいい感じでした。ガーリックは生ではなくてフライになっているのは、苦手な人への配慮なんでしょうか。でも、臭くて美味しいニンニクって見かけなくなりましたね。



 
 造りの盛り合わせです。まいど言ってるとおりで、クラッシュアイスの上に造りの乗せるというのがあまり好きではないんですが、しっかりと押し固められていて、食べ終わるころになってもほとんど溶けてませんでした。



 
 こちらが造り盛り合わせに添えられているものなんですが、左は山葵の葉と塩をオリーブオイルで伸ばしたものらしいです。白身魚で試すように言われるんですが、確かに、カルパッチョ的な感覚で美味しかったりします。醤油と違って少し多い目に使った方が美味しいような気がするので、お代わりさせていただきました。右側は醤油なんですが、こちらは少しあおさが入っているようです。メンソールは普段、造りには醤油をほとんど使うことがないんですが、これは積極的に使ってみたいと思ったりしました。



 
 こちらは、造りで出てきた海老の鬼殻焼きです。



 
 これは説明不要かと思いますが、豆腐蓉です。呑兵衛としては、料理が切れてもこれでつなげるので…。



 
 焼き物のお勧めを効いたところ、喉黒とのことだったので、オーダーしました。脂ののりもいい感じだったんですが、添えられている大根なますが良かったです。




 こちらは焚き物です。ちょいと変わったところで、中国野菜とさえずりです。中国野菜は青梗菜ですね。あっさりとしたさえずりの食感と、中華系のスープは、ちょっと飲みすぎたかなと思っていたので、ひとときの清涼感のようなものがあったりしました。



 



(店  名) 粋な料理 ひろと
(ジャンル) 割烹
(所 在 地) 大阪市中央庇東心斎橋1-16-20 ガレリア・アッカ三階
(電  話) 06-6244-2626
(営業時間) 17:00-25:00
(定 休 日) 日祝(金曜日、土曜日が祝日の場合は営業)
(座  席) カウンター6、テーブル4×2、個室9)
(予  算) 10,000円/人
(カ ー ド) ほぼ可
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あなごや(穴子料理が豊富な居酒屋/北浜)

2015年02月24日 20時50分06秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 普段、夕食は食べない(昼食も食べない)んですが、この日は飲んで帰りたい雰囲気で、バーに向かってたんですが、その道すがらで見つけてしまったのがこの店です。久しぶりに、店構えを見て旨いはずだと思ったので、入ってみましたが正解でした。

 名前の通りで、穴子料理が豊富ですが、日本酒も15種類くらい取りそろえられています。前菜五種盛り的なメニューもあって、ものすごく迷ったんですが、迷った末に単品で攻めることに決定。先ずは穴子肝の山椒煮です。アルコールの方は、日本酒を攻めたかったので、一番小さいサイズのビールをまずオーダー。

 味は軽い目です。飲み屋でこういった感じの醤油味の煮物が出される場合に、かなり醤油味の小芋のが出されたりすることがあるんですが、そんなことはなく、しっかりと穴子の肝の味、食感が楽しめたりします。山椒も控えめで、もう少し効かせてもいいんじゃないのかと思ったりはするんですが、そこは大将の味へのこだわりなんでしょう。



 
 続いてが、穴子の炙り刺しです。最初の穴子肝の山椒煮が美味しかったので、基本的には穴子料理だけで行くことにしました。穴子メニューは全体メニューからすると1/3程度で、残りは居酒屋の定番メニュー的な感じです。ちなみに、女性店員はまりちゃんという名前らしいのですが、まりちゃんの名を冠したメニューがかなりありました。
 
 名前の通りで、穴子の刺身を軽く炙った感じ。外側と内側の食感の差が良いです。手これを食べて、この日は穴子料理しか食べないと決めました。最初は穴子メインのつもりだったんですが、穴子オンリーでも良いかなと言う感じ。結果は、穴子以外のメニューもオーダーしちゃいましたが…。




 穴子と言えば白焼きでしょうと言うことで、穴子串焼き(白焼き)というものです。塩やら山葵やら添えてはありますが、そのままで行くのが一番良いと大将のお勧めもあったので、最初の一切れ目はそのままで、残りの一切れはいろいろと試してみました。あまりいろいろとやっちゃうと穴子の味が分からなくなるので、軽く山葵だけを使うのが一番良いような気がしました。



 
 ちょっと浮気したのがこれ。若ゴボウです。



 
 白焼きが美味しかったので、追加でオーダーしたのが穴子串焼き(タレ)というもの。



 
 蒸し穴子寿司です。



 
 ラストは骨煎餅です。本当は、穴子料理を制覇すべく、次はどれをオーダーしようかと骨煎餅をかじりながら吟味していたんですが、混んできたこともあるので、このあたりで退散しました。




 
 
 次は穴子以外の料理も試してみたいです。
 
 
 

(店  名) あなごや
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区平野町1-8-5
(電  話) 050-5570-6343(予約専用)、06-6484-6705(問合専用)
(営業時間) 11:30-14:30、17:30-22:30
(定 休 日) 日曜日(予約人数により営業も可。要相談)
(予  算) 5,000円くらい
(カ ー ド) 可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Dinners)
(席  数) 11席(カウンターのみ)
(ウ ェ ブ) http://www.localplace.jp/t100053033/
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旬魚菜山脇(和食/扇町)

2015年02月16日 20時12分40秒 | ジャパニーズ
 ご夫婦で切り盛りされている店だからと言うことではなく、魚料理が美味しそうな店と言うことで行ってきました。
 
 メニューは月替わりのコース料理(3,800円)のみですが、21:00以降であればミニコース(2,100円)もオーダーできるようになるみたいです。金額は、いずれも税込みです。

 箸置きは、いろいろと趣向が凝らされたものが用意されているようなんですが、目の前に置かれたのは蓮根をデザインしたものでした。


 
 
 先付けは、鰆の蕪蒸し、鼈甲あんかけです。かぶら蒸しは久しぶりに食べた気がするんですが、なめらかな舌触りでした。鼈甲あんも柔らかな感じでいい感じです。


 
 
 椀物ですが、水菜と揚げ、蛤の浸し仕立てです。ダシが華やかに香り立ちます。その中で、蛤の味が十分に出ています。水菜と揚げが、ちょうど良い箸休めになります。


 
 
 次は造り。平目の昆布締め薄造りです。醤油はあえて添えていないようです。大葉の後ろに隠れて見えないんですが、醤油味の妻が添えられているので、必用ならばそちらと一緒にと言うことなんでしょう。一番奥に見えている黄色いものは、酢味噌ではなくて柚子のソースです。メンソールは、造りには基本醤油は付けませんし、少し塩味がほしいと思えば、箸先に醤油を付けて造りに移す程度で十分だと思っているので、醤油を添えないという姿勢は評価したいと思います。柚子のソースは、酸味が立って意外とシャープです。見た目から酢味噌をイメージしてしまうからだと思うんですが、予想よりは酸っぱいので、ごく少量を使えばいいと思います。


 
 
 焼き八寸です。左にあるのは海老の天ぷらを巻き込んだものです。衣のサクサク感が残っていて、ちょっと独特の食感でした。この取り合わせだと、どうしても巻き寿司は最後に持っていきたくなるんですが、なぜか一番最初に手を付けたりしました。正解でした。


 
 
 揚物なんですが、小芋、蓮根、牡蠣の三種類です。そこにふんわり玉子が乗せられています。玉子とじほどではありませんが、揚げ物がカレー風味なので、ある意味、味を中和させようと思ったのかもしれません。カレー粉は、オリジナルで調合してほしかったかなとは思ったりしました。特徴的な味&香ですし、それが結構強いので…。


 
 
 焚物はぶりと大根のあっさり煮です。定番と言えば定番なんですが、そこに春の香の菜の花を添え、梅干しを添えています。ぶり大根は、ぶりから出る味を大根に染みこませる料理なんですが、ぶりの味ではなく臭みだけを吸い込んだような味になることがあったりします。こんかいかんどうしたのは、大根の甘味をぶりが吸い込んでいるかのような味わいです。ぶりを食べると、大根の甘味が感じられるわけです。


 
 
 飯物ですが、焼きおにぎり茶漬けです。添えられているのはキノコの伽羅煮。


 

 最後がデザートです。右はトリュフの抹茶。右は柚子だったかな。抹茶と柚子の取り合わせもいい感じですが、抹茶とチョコレートも良く合います。


 

 
 振り返ってみて、これで3,800円(税込み)って、ちょっと信じられなかったりします。メンソールは例によって飲みまくったので、7,000円強にはなりましたが…。ただ、日本酒はほとんどが生原酒なので、ちょっと料理に合わせるには難しいところがあったりします。





(店  名) やまわき
(ジャンル) 和食
(所 在 地) 大阪市北区野崎1-22 日宝扇町ビル一階
(電  話) 06-6365-7207
(営業時間) 11:30-13:30(月~水、金土))、17:30-23:00(日曜日)
(定 休 日) 木曜日
(予  算) 7,000円/人
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中菜Labo.朝陽(四川料理、広東料理/北新地)

2015年02月11日 16時00分57秒 | チャイニーズ
 陳健民の流れを汲む麻婆豆腐が食べられると言うことなので、行ってきました。メニューは定番メニューと、別におすすめメニューがあるんですが、四川系の料理が食べたかったので、それをベースにして前菜を考えてみました。その上で、余裕があれば麻婆豆腐を食べれば良いかという考えです。

 こちらが、前菜として選んだ白つぶ貝(北海道産)の紹興酒付けです。乗せられているのは香菜です。まず一口。複雑な味わいです。つぶ貝の味もしますし、紹興酒の味もあるんですが、それ以外の味もいろいろと感じることが出来ます。紹興酒を合わせたんですが、白ワインでも良いかもしれないと思ったりしました。




 二皿目は、タラフォアグラの四川風炒めです。タラの肝臓かと聞いたらそうだとのことでした。辛い味付けでも大丈夫だと、事前に伝えて置いたので、通常出される味付けだと思います。ネットリとした食感で濃厚な味わいなので、白飯がほしくなります。辛いんですが、激辛ではないです。



 
 こちらが最高麻婆豆腐です。あわしているのは甘口の白ワインで、これはシェフのお勧めです。確かに、麻婆豆腐に紹興酒を合わせた場合。紹興酒を飲み込んだあとでも麻婆豆腐の味が残るんですが、白ワインと合わせると、麻婆豆腐の味が消えてしまう感じ。それで、新たな気持ちで次の一口に挑むという感じになります。麻婆豆腐も激辛というわけではないんですが、食べ進むにつれて汗が噴き出す感じです。




 麻婆豆腐に紹興酒を合わせたので、紹興酒が残ってしまいました。そこでシェフと相談してところお勧めいただいたのがこれ。ホッキ貝のピーナッツオイルがけです。香菜、ネギ、生姜、醤油などの複雑な味と香りが姿を見せてくれます。



 
 本当は、四川料理をもう一品オーダーしようかと思ったんですが、シェフのお勧めに従って正解でした。次回は、上海料理だけを狙って食べてみたいと思ったりしました。


(店  名) 中菜Labo.朝陽
(ジャンル) 四川料理、広東料理
(所 在 地) 大阪市北区堂島1-3-8 堂島リンデンビル地下一階
(電  話) 050-5571-3045(予約専用)、06-6341-7080 (問合専用)
(営業時間) 11:30-15:00(予約のみ)、17:30-24:00
(定 休 日) 日祝
(席  数) 26席(カウンター2、テーブル4席×6卓)
(ウ ェ ブ) http://cl-chouyou.com/
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肴屋石原(おばんざいとフレンチが美味しい居酒屋/北新地)

2015年02月08日 22時03分11秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 今回は、紹介いただきましたので、北新地にある『肴家いしはら』に行ってきました。なので、オーダーもすべておまかせしました。ドリンクについては口を挟ませていただきました。あまり体調がよろしくなかったこともあって、日本酒よりは焼酎気分だったので…。
 
 さて、北新地には蜆楽(けんらく)通りという路地があります。堂島川と土佐堀側が中之島を作っている訳なんですが、実はその北側に蜆川という川がありました。明治42年(1909年)の大火のおりに蜆川はその瓦礫の破棄場所となって上流が埋め立てられ、後に残りの部分も埋め立てられました。蜆楽通りというのはその名残ですね。
 
 その蜆楽通りには何軒かの隠れ家的な店がひしめいているんですが、『肴家いしはら』は、その中の中の一軒です。
 
 さて、最初は突き出しなんですが、これは冷製の茶碗蒸しなんでしょうか。ダシが良いです。唸ってしまうくらい。蒸したとは思えないくらいなめらかな食感です。




 ここからおばんざいシリーズなんですが、先ずはポテトサラダ。ライティングの関係でカメラの影が入っちゃうんですよね。撮影モードを変えれば影は消せるんですけど、ピントが甘くなるので、そのまま続行しました。



 
 続いて菜の花のおひたしです。春の風物詩ですからねぇ。これもダシが旨い。菜の花に絡むダシの味と、最後に少し顔を出す苦みがいい感じです。



 
 次が鯛の子です。これもダシが良いです。ここまで出された料理は、どれも上品な感じがします。



 
 次がブリの照り焼き。ここで、メガネが壊れたので、ここからはピントが甘いです。



 
 こちらは豆腐の燻製です。左手に添えられている野菜&マッシュルームが洋食を感じさせてくれたりします。燻製の方ですが、燻製してからカットしたとは思うんですが、豆腐の内部まで薫香がするので、このあたりが不思議だったりはします。



 
 生ハムと野菜のサラダです。



 
 次が和食メニューなんですが、鯛の塩焼きです。この日のお勧めは鯛か金目だったので、隊を選んで、塩焼きにしてもらいました。さらりと添えてある茄子や胡麻よごしが良い味を出しています。鯛自身も良い味なんですが、横に添えてある塩がまたいい感じです。赤塩のように見えますけど、ヒマラヤの黒塩のような味と香りがあります。



 
 フレンチからの一皿は、ハネシタのローストです。良い脂の甘味と、添えられている野菜がスッと口の中の脂身を流してくれる感覚と、そこに更に流し込む焼酎の香ばしさと、わずかに感じるとろみとが、絶妙に纏わり付く感じです。




 ラストは稲庭うどんで〆。この付け出しも良かったです。ちょいと甘めなんですがくどくなく。料理の〆とするには最高でした。




 多分、近いうちにまた行くと思います。その時は、多分、全然違うメニュー構成にはなると思いますが…。
 


(店  名) 肴家いしはら
(ジャンル) 居酒屋(おばんざい、フレンチ)
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地1-6-24
(電  話) 06-6341-2027
(営業時間) 17:00-
(定 休 日) ?
(予  算) 5,000~8,000円くらい
(席  数) カウンター8席。二階はテーブル席らしい
(ウ ェ ブ) http://www.sugita-j.com/kenraku/
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