アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

みよしイオンモールの吉十でアンティマキとこころざし工房、Artisan MIKIの品を販売します。

2018-01-29 13:43:21 | 奥三河three trees+
     みよしのアイモール商店街内のお店、吉十で奥三河Three trees+の商品の販売が久々にはじまります。  

     アンティマキの商品は7種類。いなぶの固いおかき~プレーン・アーモンド入り~、穀物クッキー~カカオニブ入り・全粒粉と有機クルミ入り~、ココアグラノーラ、アニスシード入りオートミールビスケット、ココアとまるごと甘夏ジャムのクッキーです。 

     ココア入りの焼き菓子2種類は、バレンタインデーのプレゼントにおすすめ。グラノーラは、ココアパウダー、カカオマス、カカオニブを使った味に厚みのあるグラノーラです。ココア入りのクッキーのほうは、皮も実もまるごと煮たジャムをココアと合わせ、ほろ苦くてちょっと甘酸っぱい、大人向けの焼き菓子です。

     本日、みよしまで納品に行く予定でしたが、昨日夕方から降り出した雪が積もり、朝起きたらこんな風景に。国道は多分走れるし、午後には溶けそうとおもいましたが、大事を取って出かけるのはやめて郵送しました。明日午前中アイモールに届き、午後には店頭に並ぶ予定です。
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「こもれび通信」6号

2015-08-14 23:47:04 | 奥三河three trees+
  7月25日発行号の「こもれび通信」第6号を転載します。今月の表紙イラストは、へちま。描いたのはイラストレーターの松井香澄さん。


アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<グラノーラ>
グラノーラは100年ほど前、あるお医者さんが考案した、グラハム粉(全粒粉)を主体とした朝食用の食品に端を発するのだそう。イギリスのおかゆ、ポリッジやオートミールの乾燥版として、発明されたようです。いまでは、ジャンクフードのひとつに数えられがちのグラノーラですが、もとは、健康志向の食品として誕生しました。

さて、アンティマキでは、ただいま2種類のグラノーラを発売しています。普通のグラノーラとココアグラノーラ。まずは、普通のグラノーラの作り方を簡単に紹介します。

① オートミール500g、ローストしたナッツ類100gほど、玄米粉50gをボウルに入れて合わせておく。
② 黒砂糖130g、ビートシュガー30g、塩小さじ1弱、水100g、植物油カップ3分の2を鍋に入れて火にかけ、沸騰直前で火を止める。
③ ②が冷めたら①と合わせ、天板何枚かに薄く広げて、130度に熱したオーブンで約12分ほど焼く。
④ いったん取り出し、ヘラでかきまぜ、また平たく伸ばしてもう一度同じ温度同じ時間だけ焼く。
⑤ 焼き終わったら、そのままオーブンに入れたままにし、乾燥させる。
⑥ さめたら、好みのドライフルーツを適宜加えて出来上がり。
 
  このままでおやつにもなりますが、ヨーグルトや牛乳をかけて召し上がっていただくと、いっそうおいしく感じます。クッキーに入れると、香ばしさが引き立ちます。

<初夏の草木染め>
もともとブルーが大好きなのですが、夏はことのほか青色に惹かれます。

草木染めで青を引き出す代表的な染料は、藍。藍染めは、世界中にありますが、材料になる植物はいろいろ。インディゴを持っている草を世界中の人がそれぞれの方法で探し当て、試行錯誤して引き出し方を見つけました。

藍染めは、冷たい水で染められることもあり、外の仕事に最適。藍液に入れた布が、真夏の太陽の下で、みるみるうちに緑から青色に変化するのを見るのは、心躍るひとときです。

アンティマキの講習会などで行う藍染めには、たいていインド藍の粉末を使います。手軽に染められるのですが、日本で昔から染められている藍染めとは、元の材料になる植物も染めの方法も全く異なります。色は、インド藍のほうが若干青みが強く、日本の藍のほうは、紺色が強いようです。たまに、日本の藍を引き出す草~タデアイの生葉で染めたり、乾燥葉を煮出して染めることもしています。このタデアイの種は炒ってお茶にもなりますよ。

こころざし工房天然素材の手作り石けん

<虫よけスプレー>
 今の時期、我が家では、畑に出るとよくブヨや蚊に刺されて、何日もかゆみが長引いてしまうことがあります。
今回は、この時期に役立つ虫よけスプレーのレシピをご紹介します。
 
<ブヨ除けスプレー>
100ccのスプレーボトルに、エタノール10ml、精製水90ml、ハッカの精油20滴を入れてよく混ぜる。

<蚊よけスプレー>
100ccのスプレーボトルに、エタノール10ml、精製水90ml、レモングラス精油7滴、ゼラニウム精油2滴、ラベンダー精油1滴を入れてよく混ぜる。ユーカリシトロネラなども有効です。

蚊よけスプレーにハッカの精油15滴ほどを入れると、ブヨにも蚊にも効果を発揮します。
使用前には、スプレーボトルをよく振ってからお使いください。
森林浴やキャンプ、庭や畑仕事などにご利用ください。

<石けんについて>
こころざし工房の石けんに、今月からEM-X GOLDという飲料用のEMを配合しました。
EM―X GOLDは、乳酸菌・酵母・光合成細菌など、人と環境に有用な微生物群(EM)の発酵の力を利用してつくられた健康飲料です。
原材料は、微生物培養エキス(糖蜜、酵母エキス)、粗製海水塩化マグネシウム、サンゴカルシウム。
この飲料には、一般に出回っているEMとは違って微生物は入っておらず、乳酸菌などが酵素になったもので、抗酸化力があり、石けんの酸化を遅らせる働きがあるそうです。
石けんに少量加えることにより、石けんがより長持ちするようになりました。新しくなったこころざし工房の石鹸を、どうぞお試しください。
ARTISAN MIKI  季節のコンフィチュール

<この春、新しいスタート>
 2007年11月、家族3人で愛知県豊田市稲武地区に移住、2008年9月にベリー類栽培農家として新規就農しました。
最初に植え付けた樹々がようやく成木に達し、僅かではありますが生果・苗木の販売、摘み採りのお客様を迎えられるようになりました。
そこで、今シーズンから工房を“ARTISAN MIKI”、農園を“PAYSAN MIKI”と屋号を掲げ、新たにスタートします。“ARTISAN”はフランス語で「職人」、“PAYSAN”は「農民」を意味する言葉。ものづくり、農業を生業(なりわい)とする民としての誇りを忘れずにありたい、その想いを屋号に込めました。旬の果実とコンフィチュールの美味しさを、今年も皆様にお届けします。

<ARTISAN MIKI 夏はブルーベリー!>
 ブルーベリーが旬を迎える夏。カシス、ブラックベリー、クランベリーも順番に収穫を迎えます。自家栽培のベリー類はそれぞれに個性的な香りと甘味、酸味のバランスがあり、コンフィチュールにすることでさらにその個性が際立ちます。
 ブルーベリーは余計なものを加えず、そのままシンプルに味わうのが一番おいしいコンフィチュールの王道。
カシスの魅力は何と言ってもその深い香り。コンフィチュールはもちろんリキュールにしても華やかな香りが楽しめます。
生のクランベリーはリンゴのようなしゃきしゃきした食感でブルーベリーのような濃厚な甘みはありませんが、同じ時期に旬を迎える紅玉やほかのベリー類とブレンドして一緒にコンフィチュールにすると、独特な酸味と香りが楽しめます。
コンフィチュールはその季節のお好きな組み合わせで160gの大瓶3本セット(2,500円+送料)の贈答用としてもご用意できます。大切な人への贈り物に心を込めて・・・

<PAYSAN MIKI 山の畠で過ごすひととき>
さわやかな風が吹き、鳥の声が響く高原の夏。白ヤギのメイちゃんと双子のドンくんとグリくんも元気いっぱいです。
今年は摘み採りのお客様を初めてお迎えし、たくさんの笑顔に出会えて、幸せいっぱい・・・なのですが、雨や野生動物のお客様も例年になく多く、涙もいっぱい・・・とにかくとってもにぎやかな大忙しの夏を迎えております。
 ブルーベリーの生果は125g入り6パックセット(3,000円+チルド便送料)でお中元などの贈答用にご注文いただき、収穫状況に応じ順次発送させていただいております。贈られた人の笑顔を思いながら一粒ずつ大切に・・・
    
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こもれび通信第5号 発行しました。

2015-05-29 16:42:12 | 奥三河three trees+
   載せるのが遅くなりましたが、通信第5号ができました。今度の号、アンティマキのコーナーでは、アンティマキ立ち上げ以来好評をいただいている穀物クッキーの作り方を紹介しています。
なお、出店予定、商品の置いてあるところなどの情報は、載せていませんのでご了承ください。

****
アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房
<穀物クッキー>
焼き菓子とパンの工房・アンティマキを立ち上げたのは8年前。最初に製造したのが、穀物クッキーです。このクッキーを販売したくて、保健所の認可をとったようなもの。わたしにとっては、もっとも思い入れのある焼き菓子です。
このクッキーの原型は、自然食料理研究家の丸山光代さんのそばクッキー。30年ほど前、マクロビオティックの雑誌の編集に携わっていた時に、おやつ特集を組んで彼女のそばクッキーを紹介しました。編集部員の一人が作ってきたこのクッキーが、わたしには衝撃的においしく感じられたのです。甘さが程よく、穀物の味がしました。それまで私は自分でクッキーを作ったことはなかったのですが、以来、穀物をいろいろかえて、焼くようになりました。
私の作る菓子の中では、いまでも幅広い層に好まれているこのクッキーは、アンティマキの商品のなかで唯一、バターを使っています。でも、量を抑えるため湯煎にして、卵も極力少なめに。でも、バターと卵の豊かで贅沢な味わいは十分感じられるように工夫しました。現在、穀物クッキーは、全粒粉・カラスムギ・カカオニブ・ローズマリー・玄米粉と塩麹・有機ほうじ茶・そばの甘皮の7種類を発売しています。最も簡単に材料が手に入りそうな全粒粉のクッキーの作り方を紹介します。
① 全粒粉300g、中力粉(薄力粉)300gをふるい、塩小さじ3/4、刻んだカシューナッツまたはクルミ70gと混ぜ合わせる。
② バター205gを湯煎にかける。溶けたら粗糖150gを入れ、冷めたら卵1個半~2個を入れてよくかき混ぜる。
③ ①の入ったボウルの中に②を入れ、さっくりと切り混ぜる。
④ 全体を3等分し、およそ20センチほどの筒状に形作る。まきすにラップを敷いて成型すると楽。
⑤ まだ柔らかいので冷凍庫か冷蔵庫にしばらく置き、固くなったら1センチほどの厚さに輪切りにする。
⑥ ガスオーブンを180度に予熱し、4分焼く。ついで170度3分、160度で6,7分焼く。

<春の草木染め>
春といえば、若草染め。去年もこの欄に書きましたが、ヨモギ、スギナ、カラスノエンドウ、セイタカアワダチソウ、フジ、クズなどの若草で、あざやかな黄緑色~緑色が生まれます。
そのまま煮出すと黄色になるのですが、ソーダ灰などを植物と一緒に入れて煮ると、緑色が引き出されます。この方法、冬はブルーベリーの小枝やピラカンサ、ビワ、サクラなどの小枝から赤みを帯びた色を引き出すのに用いるのですが、春の若草からは、同じ方法で緑色が現れるのです。
この自然の妙を見たくて、春の早い時期から、地べたにほんのわずかに芽を出し始めた草が成長するのを、いまかいまかと待っています。
こころざし工房天然素材の手作り石けん
<E Mとの出会い>
私が「EM菌」という言葉をはじめて知ったのは、8年ほど前のことでした。人や環境にとってよい働きをする微生物が集まってできたもので、畑での野菜づくりなど色々なことに活用できるとききました。でも、当時はEM菌について口頭で説明を受けても、ネットで調べても、漠然としていて、いまひとつ明瞭に理解できませんでした。

そのころ、たまたま田舎暮らしの先輩に、私の石けんをプレゼントする機会がありました。彼女は、石鹸を手にするなり、「これ、EM石けん(!?)ありがとう~!!」ととても嬉しそうに言いました。彼女に石鹸をあげたのは2回目。そのときにわかったことですが、彼女は、前に上げた石鹸もEM石けんと勘違いなさっていました。彼女にとって、EM石けんとは、ずいぶん値打ちのあるものらしいなあ、と深く印象に残りました。
そんなわけで、まだ情報が少なすぎてEMの正体が解らないまま、以来ずっと頭の片隅で、EM入りの石けんを作ってみたいと思うようになりました。

昨年出店したイベントで、うれしいことにEM石けんを販売している方にお会いでき、EM菌について詳しい情報が載っているサイトを教えてもらいました。欲しかった情報が、やっと手に入ることになったのです。
そのとき購入したEM廃油石鹸を使って、食器洗いをはじめたところ、泡立ちが良く、何となくシンクのぬめりがとれてきたように感じました。1ヶ月程で使い切ったので、自分で作ってみることにしました。使用したのは、1年前に自宅用に作っておいた廃油液体石けんの原液。この液を、購入したEM活性液で3~4倍に薄め、即席EM廃油石けんとして食器洗いに使いました。それから一か月程経ったころ、シンクの奥のぬめりが全く出なくなっていたことに気づきました。これだけでも驚きでしたが、もう一つ驚いたことは、自宅で作っている豆乳ヨーグルトにも変化があったことです。

普段私の家で食べるヨーグルトは、ヨーグルトメーカーに市販のヨーグルトと無調整豆乳を入れて作っています。しかし、毎回容器を殺菌しているのに、ヨーグルトの種菌を繰り返しつないでいくと、どうしても雑菌が入ってしまい、2週間くらい経つと、出来上がったヨーグルトの表面はうっすらピンク色に変色していることもあります。
 雑菌がはいってしまうのはどうしても避けられないと思い込んでいましたが、EM石けんを使い始めてから2か月ちょっとたったころ、ふと気が付くとこの変色がなくなっていました。食器洗い用のスポンジは雑菌がいっぱいなので、ヨーグルトを作るときはスポンジでヨーグルト容器を洗ってはいけないと聞いていましたが、EMを使いはじめた今では、キッチンのスポンジで容器をゴシゴシ洗ってもヨーグルトが変色することはなくなりました。
 EM菌の活躍ぶりにいまは、興味津々の毎日です。まだ使い始めて数か月ですが、私の石けんにもEM菌を活用したくなりました。まずはEMについての知識をしっかりと学び、キッチン用のEM廃油石けんなども作っていきたいと考えています。

ARTISAN MIKI  季節のコンフィチュール

<この春、新しいスタート>
 2007年11月、家族3人で愛知県豊田市稲武地区に移住、2008年9月にベリー類栽培農家として新規就農しました。
最初に植え付けた樹々がようやく成木に達し、僅かではありますが生果・苗木の販売、摘み採りのお客様を迎えられるようになりました。
そこで、今シーズンから工房を“ARTISAN MIKI”、農園を“PAISAN MIKI”と屋号を掲げ、新たにスタートします。“ARTISAN”はフランス語で「職人」、“PAYSAN”は「農民」を意味する言葉。ものづくり、農業を生業(なりわい)とする民としての誇りを忘れずにありたい、その想いを屋号に込めました。旬の果実とコンフィチュールの美味しさを、今年も皆様にお届けします。

<ARTISAN MIKI の春いちばん>
 春の定番コンフィチュール、金柑と甘夏。
どちらも蒲郡で農薬を使わず育ったものを自分で収穫してきたので、とても新鮮で皮まで安心して使えます。
柑橘類は下処理がとても大変。
 金柑は半分に切ってフォークで種を出し、さらに半分に切って1/4の大きさにします。(去年は1/2の大きさで作りましたが、大きすぎて使いづらいので)
 甘夏は外皮を3回茹でたあと水に浸けアクを抜き、実は一房ずつ内皮と種を取り1/3の大きさに割ります。1度に15個くらい皮をむくと、指が酸でヒリヒリしてきます。 でも、この苦労がないと春の恵みは楽しめません。作り手の特権は煮ているときに香り立つむせかえる程の旬の香りに包まれる幸せ(≧∇≦)

<PAISAN MIKI の生命あふれる春>
木々が芽吹き、可憐な花を咲かせる生命力豊かな農園で、白ヤギのメイちゃんはこの春、お母さんになりました。子ヤギの誕生とヤギミルクの恵み、このダブルの喜びに心躍ります。
半年間、ヤギミルクを毎日どのようにいただこう?新鮮なミルクをそのまま飲むもよし、チーズやヨーグルトにするもよし、プリンにしたらどんな味になるだろう?と、ヤギミルクの恵みで頭がいっぱいになっている今日この頃。
そして、ヤギは見る人の心を温かくしてくれるとともに、畔の除草を進んでお手伝いしてくれるありがたい存在です。
 ブルーベリーやカシスなど、ベリー類の旬は7~8月。さわやかな風が吹く涼しい稲武の夏と採りたての果実の美味しさは最高です。
    
※イベント・講習会共に変更することがありますので、事前にブログ「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」か、アンティマキのFBページでお確かめください。講習会は告知せずに開催することがあるので、参加ご希望の方は、あらかじめアンティマキまでお問い合わせください。

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「耕Life」発刊2周年記念の読者プレゼントに提供しました。

2015-01-22 11:02:26 | 奥三河three trees+
    豊田市のフリーペーパー「耕Life」が、創刊2周年を記念して昨秋おこなった読者プレゼントに、奥三河Three trees+も提供しました。

    プレゼントは、豊田市内外の店舗・メーカー、農園などから提供され、その数21種類。桝塚味噌の豆味噌、近藤しいたけ園の干しシイタケ、いしかわ製茶の無農薬有機栽培の煎茶など、わたしもぜひお勧めしたい市内のおいしい食べ物・飲み物もいろいろ。同誌が読者と一緒に愛用しているもんぺもあります。同誌編集部が読者と一緒に作ったもちぃ米も選べます。稲武からも、水耕房いなぶの発芽にんにくを入れた味噌で漬けた、小澤商店の菊芋漬け、稲武産米粉100%のシフォンケーキの店アトリのシフォンケーキとドリンクセット、first-handの手彫りの豆皿が出品されています。どれも魅力的な品です。私も応募したいと思っていたのですが、うっかり忘れていました。

    当選者が決まったということで、きょう、「耕Life」編集部のスタッフの方にプレゼントの品を届けることになりました。内容は、アンティマキのクッキー2袋、こころざし工房の石鹸1個、Miki-Co-Laboのコンフィチュール大瓶1個です。三木さんのコンフィチュールは小瓶2個の予定でしたが、製造が間に合わないため、大瓶1個とさせていただきました。

    ご応募くださった皆様、ありがとうございます。

    さて、このプレゼント、私たちは一昨年の1周年記念のおりにも、同じ内容のものを提供しました。あの時と比べると、今回は一段とプレゼントを提供する方が増えているようです。それだけ、この1年の間に、「耕Life」を応援する人が増えたということでしょう。たしかにこの雑誌、一般のフリーペーパーとは趣を異にしています。昨年末には、日本タウン誌・フリーペーパー大賞で、ライフスタイルコンテンツ部門の最優秀賞、読者投票部門の5位を獲得しました。来年は3周年、またぜひこの企画に協力したいと思います。
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「こもれび通信」4号

2015-01-18 23:54:02 | 奥三河three trees+
   新年1月1日に発行した「こもれび通信」4号を、転載します。表紙のイラストを描いてくれたのは、稲武出身のデザイナーの卵、松井香澄さんです。こもれび通信は、主に、出店したイベントなどで配布しています。出店予定・講習会の開催予定などは、省略しました。



アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<簡単アップルパイ>
ある幼稚園で行われるクリスマス会に、3年間、毎年1切れだけ、アップルパイを納品しました。200名前後の園児のうち、ひとりだけいる、卵も乳製品も豆類も食べられない男の子のために作ったものです。3年前まで、ケーキらしいケーキを食べたことのなかったというそのお子さん、はじめて私のごく素朴なパイを手にしたとき、満面に笑みを浮かべて平らげたそう。会ったことのないお子さんですが、彼のうれしそうな顔を想像して、私もにんまりしたものです。
作り方はごく簡単です。一昨年までは、粉と塩と油と水とリンゴしか使わないきわめてシンプルなお菓子でしたが、昨年は、皮に少しの甜菜糖を混ぜました。生地に砂糖を入れなければ、さくっとしたクラッカー風、少し入れるとパイらしい食感が楽しめます。

基本の作り方は、次の通りです。18センチのパイ型1枚分の分量です。
① リンゴを4等分して芯を除いて皮をむき、さらに3等分していちょう切りにする。
② 鍋にリンゴを入れ、塩を加えてかき混ぜながら火を通す。
③ 全体が透き通ったら、火を止めてさます。一台につき約200gの塩煮リンゴを使う。
④ 中力粉220gに全粒粉30g、海塩4g、てんさい糖適量をよく混ぜ合わせる。
⑤ 米油50gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
⑥ 全体に油がなじんだら、水100g~120gを少しずつ入れ、さっくりまぜる。
⑦ 生地をまとめて、半分にし、厚さ3㎜ほどに伸ばす。
⑧ 油を敷いたパイ皿に皮を敷き、フォークで穴をあける。
⑨ ガスオーブンを180度に予熱し、15分ほど焼く。
⑩ 生地が冷めたらリンゴの塩煮を載せ、上に残り半分の皮かぶせる。
⑪ 周囲をフォークでぐっとおさえ、表皮にもフォークで穴をあけ、油とメイプルシロップを混ぜた液を塗る。
⑫ 180度で40分ほど焼く。

<冬の草木染め>
毎冬、友人宅から、枇杷の葉をたくさんもらってきます。目的は枇杷の葉エキスを作るため。葉を焼酎につけるだけの民間薬ですが、蚊に刺されたとき、このエキスは効く!毎夏欠かせない薬です。
残った葉は、染め材料に。ブルーベリー、ピラカンサ、スギなど、今の季節の木々の枝からは、赤っぽい紫のような茶色のような独特の色が生まれます。
アルカリ水で煮だすとさらに赤みが。枇杷の葉も同様に、赤っぽい色が出るのですが、色は少し朱色に近いかも。煮ている間、いかにも薬効のありそうな匂いが漂ってきます。


こころざし工房天然素材の手作り石けん

<EMとの出会い>
私が「EM菌」という言葉をはじめて知ったのは、8年ほど前のことでした。人や環境にとってよい働きをする微生物が集まってできたもので、畑での野菜づくりなど色々なことに活用できるとききました。でも、当時はEM菌について口頭で説明を受けても、ネットで調べても、漠然としていて、いまひとつ明瞭に理解できませんでした。

そのころ、たまたま田舎暮らしの先輩に、私の石けんをプレゼントする機会がありました。彼女は、石鹸を手にするなり、「これ、EM石けん(!?)ありがとう~!!」ととても嬉しそうに言いました。彼女に石鹸をあげたのは2回目。そのときにわかったことですが、彼女は、前に上げた石鹸もEM石けんと勘違いなさっていました。彼女にとって、EM石けんとは、ずいぶん値打ちのあるものらしいなあ、と深く印象に残りました。
そんなわけで、まだ情報が少なすぎてEMの正体が解らないまま、以来ずっと頭の片隅で、EM入りの石けんを作ってみたいと思うようになりました。

昨年出店したイベントで、うれしいことにEM石けんを販売している方にお会いでき、EM菌について詳しい情報が載っているサイトを教えてもらいました。欲しかった情報が、やっと手に入ることになったのです。
そのとき購入したEM廃油石鹸を使って、食器洗いをはじめたところ、泡立ちが良く、何となくシンクのぬめりがとれてきたように感じました。1ヶ月程で使い切ったので、自分で作ってみることにしました。使用したのは、1年前に自宅用に作っておいた廃油液体石けんの原液。この液を、購入したEM活性液で3~4倍に薄め、即席EM廃油石けんとして食器洗いに使いました。それから一か月程経ったころ、シンクの奥のぬめりが全く出なくなっていたことに気づきました。これだけでも驚きでしたが、もう一つ驚いたことは、自宅で作っている豆乳ヨーグルトにも変化があったことです。

普段私の家で食べるヨーグルトは、ヨーグルトメーカーに市販のヨーグルトと無調整豆乳を入れて作っています。しかし、毎回容器を殺菌しているのに、ヨーグルトの種菌を繰り返しつないでいくと、どうしても雑菌が入ってしまい、2週間くらい経つと、出来上がったヨーグルトの表面はうっすらピンク色に変色していることもあります。
 雑菌がはいってしまうのはどうしても避けられないと思い込んでいましたが、EM石けんを使い始めてから2か月ちょっとたったころ、ふと気が付くとこの変色がなくなっていました。食器洗い用のスポンジは雑菌がいっぱいなので、ヨーグルトを作るときはスポンジでヨーグルト容器を洗ってはいけないと聞いていましたが、EMを使いはじめた今では、キッチンのスポンジで容器をゴシゴシ洗ってもヨーグルトが変色することはなくなりました。
 EM菌の活躍ぶりにいまは、興味津々の毎日です。まだ使い始めて数か月ですが、私の石けんにもEM菌を活用したくなりました。まずはEMについての知識をしっかりと学び、キッチン用のEM廃油石けんなども作っていきたいと考えています。


Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

<ブルーベリー畑のようす>
 冬の畑では、剪定を終えた樹々が雪をかぶってぐっすり眠っています。春に芽吹くエネルギーを蓄えているのでしょう。樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。

<コンフィチュールをもっと楽しむ>
 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。

 パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。

 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。

No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》

No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》
No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。《なんでもOK!》

※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。                      


暮らしnote

<森の動物~サル>
   昨秋、私の家は、サルのためにさんざんな目にあいました。彼らがねらうのは、ハチヤ柿の実。色づき始めたころから、屋根の上を彼らが歩き回る音で目が覚めるようになりました。
うちの敷地は、昔、「柿の木坂」と呼ばれていた場所で、樹齢の古いハチヤ柿の木がたくさん植えられていたそうです。造成されてからも数本あったのですが、晩秋、高い木の上に残った熟柿を採りにサルの集団がやってくるので、数年前、しかたなく伐ることにしました。でも、皆伐するのはしのびなくて、一本だけ丈の高いところで伐ったのです。それが何とか生き延びて、昨年、見事に鈴なりの実をつけました。でも、またまたサルに狙われたのです。それも今度は、家の前後にある大きな木を伝って上ったり下りたりするように。つまり、私の家そのものが、裏山から遠征するのに格好の通り道となったのです。目当てはカキの実と、私の家の前の道向こうにある近隣の畑の作物です。
へたすると、家がサルの縄張りになってしまうかもしれないと本気で心配になりました。てっぺんに残った柿の実をサルよりも早めにすべて採ることは、たぶん私たちにはできません。柿の実は惜しかったけれど、思い切って切ることにしました。そして家周りの木々4本も同様に。背に腹は代えられません。
木を伐った後、サルの騒ぐ声が数回、裏の林から聞こえましたが、食べるものがなくなれば、魅力も半減したのでしょう。音沙汰はなくなりました。
クズを探しにやってくるイノシシの害はあいかわらずひどいのですが、ひとまずサルとは縁が切れ、ほっとしているところです。
でも、近所に住む友人宅の畑にサルの集団がやってきて、マルチとして敷いた豆殻をあさっていたという話を聞くと、いささかかわいそうになります。雪の上に残った動物たちの足跡を見るにつけ、彼らは今、どうやって食べ物を探しているのだろうと気になるこのごろです。                    (maki)
      
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「こもれび通信」3号

2015-01-18 23:47:49 | 奥三河three trees+
   昨年10月に発行した「こもれび通信」3号の転載です。スケジュールなどは省略しました。表紙のイラストを描いてくれたのは、稲武出身のデザイナーの卵、松井香澄さんです。なお、こもれび通信は、おもにイベントなどでお配りしています。


アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<アンティマキのスコーン>
イギリス人のお茶の時間にかかせないスコーン。甘さは抑えて、クロテッドクリームとジャムをつけて食べるのが定番だそう。もともとはオーツ麦で作っていたとのことですが、今は小麦の焼き菓子として世界中で親しまれています。
アンティマキのスコーンは、バターも卵もつかわない素朴な味。 使っている小麦は、愛知県知多産の中力粉。全粒粉は北海道産です。基本の材料は、ほかに、沖縄産の粗糖・本和香糖、おなじく沖縄・波照間島の黒糖、アルミフリーのベイキングパウダー、フランス・ゲラントの海塩、有機豆乳、米油です。

基本の作り方は、次の通りです。15個分の分量です。
① 中力粉450gに全粒粉75g、ベイキングパウダー22g、海塩3g、粗糖90gをよく混ぜ合わせる。
② 米油120gを粉のボウルに入れ、手でよくすりまぜる。
③ 全体に油がなじんだら、豆乳180gを一気に入れ、さっくりまぜる。
④ 生地をまとめて台に乗せ、カードで半分に切って積み、また少し伸ばしては切って積む。数回繰り返したら、約2センチ厚さにのばして、セルクルで型抜きする。
⑤ ガスオーブンを180度に予熱し、180度から160度の間で25分ほど焼く。

一番人気があるのは、半分の厚さの台に自家製ジャムをのせて帯をまいたジャムスコーン。ついで、黒糖とクルミのスコーンです。カカオニブ入りや、ライ麦と自家製かんきつピール入りも好評です。最近発売したのは、バジルソース入りの塩味のスコーン。塩味バージョンはこれから品数を増やしたいとおもっています。
前号で紹介したこねないパンとともに、毎年数回、稲武内外で、講習会も開いています。アンティマキにお問い合わせください。

<秋の草木染め>
たわわに実ったクリ。秋の風物詩です。でも、ここ数年、わたしのところでは、実ったクリのほとんどを、森の動物に食べられています。今年こそ、何とか人間の口にも入れたいと思って、木の周りの草を刈りました。これで、毎朝忘れずに見に行けたら、たぶん争奪戦に勝ち抜けるのではなかろうかと、期待しています。

さて、このクリの皮やイガで、秋らしい色が生まれます。とくに、鉄媒染したあと石灰の上澄み液につけると現れる茶色は、クリの皮そのものの色。私は、しみがついたり染めむらが目立ったりする衣類を、何枚も鉄媒染で渋いグレーに生まれ変わらせました。クリご飯のために剥いたクリの皮は、捨てないで乾かし保存しておけば、いつでも染料として使えます。


志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん

<米ぬか美容法>
その昔、女性は米ぬかを木綿の袋に入れ、「ぬか袋」として洗顔や入浴時に愛用していたそうです。今回は、美肌の宝庫といわれ愛用されてきた米ぬか美容法をご紹介いたします。
お米の実るこの季節、米ぬかの保湿成分で、しっとり・プルプル、すべすべ肌に♪

~米ぬかパック~
・米ぬか大匙2~3と小麦粉を大さじ1ずつ混ぜ、水を少しずつ加えペースト状にする。
・目と口の周りを避けて顔全体に塗り、10分ほどおいてからよく洗い流してください。

~米ぬか入浴剤~
・米ぬかを、薄手の木綿布に入れて口を綴じ、浴槽に入れ手で揉み込みます。すると、お湯が乳白色になり天然の入浴剤に。
(米ぬかが手に入らない場合はお米のとぎ汁を代用してもいいそうです。) 

※これらの美容法は全て自己責任で行ってください。米ぬかアレルギーの方はご注意ください。
※米粒の中でも、とくに米ぬか部分は残留農薬が蓄積されてしまうそうです。お肌のケアには、無農薬の安心できるお米の米ぬかを使いましょう。なお、米ぬかの効果効能は、石けんの効果効能をうたうものではありません。

<志工房の米ぬか石けん>
志工房・米ぬか石けんの米ぬかは、知多郡武豊町の「ふき村・黒田農園」で大切に育てられたお米から取りました。
 黒田農園では、種を蒔いて苗を育てる時点から一貫して農薬・化学肥料を使用せず、稲が本来持っている生命力をできるだけ引き出せるような栽培を心がけていらっしゃるそうです。
 除草剤を使用していないため、草取りは全て手作業になります。そのため一般の農法の何倍もの手間がかかり、収穫量も多くありません。この、黒田農園の貴重なお米の米ぬかを主原料にした米ぬか石けんは、比較的溶けくずれしにくい、やさしい仕上がりになっています。ぜひお試しください。
黒田さんの無農薬・無化学肥料のお米は、「栄オアシス21 オーガニックファーマーズ 朝市村」にて購入できます。(売り切れの場合はご容赦ください)

*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上、「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いいたします。

Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

<ブルーベリー畑のようす>
実りの秋・・・ブルーベリー畑は夏の収穫時期を終え、ほっと一息。真っ赤に紅葉した葉が、畑を美しく飾ります。今年は例年にない異常気象に悩まされましたが、樹の成長に伴い、年々収穫量が増えるのは嬉しい限りです。ブラックベリー、カシス、クランベリーも安定してきたので、コンフィチュールづくりの楽しみも増えました。安心、安全な自家栽培のベリーと、本和香糖を大きな銅鍋で加熱するだけのシンプルなコンフィチュールの美味しさを、今年は多くの方にお届けできそうです。

<コンフィチュールをもっと楽しむ>
 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、熱伝導の高い大きな銅鍋を使って、強火で短時間で煮上げるので、素材の香りや味、食感が強く感じられます。ペクチンの少ない果物はさらっとした仕上がりになりますが、水や添加物を一切加えず、素材の水分だけで煮上げることで、素材の風味を五感で味わう満足感が得られるようなコンフィチュールを目指しています。
 パンに塗るにはドロっとした粘性の高いジャムがいいというご要望もいただきますが、長時間加熱して水分を蒸発させるか、ペクチンや増粘剤を添加することになり、原材料の自然な風味は損なわれます。

 Miki-Co-Laboのコンフィチュールは、パンに塗るだけではなく、幅広く楽しめる保存食です。三木家の定番コンフィチュールメニューをご紹介します。

No.1 ヨーグルトやクリームチーズと混ぜる。
《ベリー類、ルバーブ、紅玉、ラフランスetc.》

No.2 アジの南蛮漬けや酢の物、浅漬けなどのマリネ液に、砂糖の代わりに加える。
《梅、レモン、甘夏、グリーントマト、生姜etc.》

No.3 オリジナルドリンクとして、炭酸水や牛乳、アルコールに何種類かをミックスする。
《なんでもOK!》

※《 》内はよく使うコンフィチュールの種類。
                      


暮らしnote

<稲武地球子屋 いなぶてらこや >
 自然豊かな山里、稲武。子供達はさぞかし伸び伸びと野山を駆け回っていることだろうと思いきや、子供の姿はどこへやら。部屋にこもってゲーム三昧なのです。

 これではいかん!と一念発起した親子が集まって、環境学習・山里体験を始めたのが稲武地球子屋の始まりです。とにかく、「こんなことしてみたい!やってみよう!」と湯水のように溢れるアイデアを片っ端から実現していたら、いつの間にか毎月定期的にイベントを開催するようになってしまいました。

 最近の活動のメインは、矢作川学校の水生生物調査、サマーキャンプ、自然観察トレッキング、ジビエ体験etc. 子どもたちの弾ける笑顔と目の輝きが、稲武地球子屋の活動成果です。

どなたでも参加できます。興味のある方は、Miki-co-laboまでメールください。                          (miki) 


 





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とよたまちさとミライ塾、奥三河Three trees+のプログラム終わりました。

2014-10-28 23:12:56 | 奥三河three trees+
先週の金曜日、24日に、「とよたまちさとミライ塾」№10の、「草木染めとパン・ジャム・自然派リップづくり」の講習会を開きました。

講習会の企画および実践者は、奥三河Three trees +。こころざし工房の中村ゆきえさんとMiki-Co-laboの三木和子さん、それに私です。

   一日で、草木染めのバンダナ、こねないで作るフォカッチャ、自然素材のリップクリーム、ブルーベリーコンフィチュールの4つの品を作るというこの講習会、たくさんの方にご応募いただきました。

   定員は14名でしたが、当日は15名の方にお越しいただきました。ほとんどは豊田市街地からお越しでしたが、知立、安城など遠方からもおいでくださいました。

   最初の仕事は草木染めのバンダナの模様づくり。ビー玉、おはじき、輪ゴム、割り箸、洗濯ばさみ、麻ひもなどをつかって、簡単に面白い柄ができます。みなさん、いろいろ工夫を凝らしていました。

    この日の染め液は、タカキビの殻からとりました。稲武の栽培家からもらった貴重な殻です。やはりいつ煮ても、いい色。

    染め液にバンダナをつけている間に、フォカッチャの成型です。前夜、私が仕込んだ生地を分割し、まるく成型してもらいました。種類は3つ。オレガノとバジル、黒コショウとローズマリー、それに冷凍庫の中にあった、ひよこ豆と丸麦をカシューナッツと一緒に入れてみました。

     いつもより小さめですが、上手に焼けました。

     フォカッチャが焼けたところで、お昼ご飯。スープは、ゆきえさんと三木さんの特製です。これだけの種類のレンズマメと3種類のキノコが入っています。動物性食品もスープの素もいれていません。

     自家製のきゅうりのピクルスも召し上がっていただきました。それと、私が勝手にブレンドしたハーブティーも。どれも、好評でしたが、簡単にできるフォカッチャは、ことのほか喜んでいただけました。

     私たち3人の商品も、皆さんに見ていただきました。

     午後最初の仕事は、三木さんのコンフィチュール作り。銅鍋で短時間で煮るので、説明を聞きながらの見学。ぐつぐつ行って来たらすぐに火を止めます。あまりに早く終了するので、みなさんびっくり。それだけ、香りが高く、新鮮な風味が残っているジャムなのです。

     瓶詰めは各自で。

     つづいて、ゆきえさんのリップクリーム作りです。この時間までにそれぞれ好きな精油を選んでおいてもらいました。

     フライパンの中に水を張り、計量カップに入れた材料を湯せんにして溶かします。

     溶かした液をリップの容器に。ゆっくりしているとかたまってしまいます。

     いよいよ大詰め。媒染を終えた布を洗います。洗う前に模様付けした紐類を外します。ドキドキする瞬間です。

     よくよく水洗いして出来上がり! 予定の終了時刻より若干早目に終わりました。でも、午後3時前なのに、冬の近い稲武はもう日が陰り始めました。

     お土産はこれだけ。草木染めバンダナ、リップクリーム、170g入りのコンフィチュール。それに、お昼の残りのフォカッチャ。これだけのお土産が作れて、3500円の企画でした。お得だと思います。

     はじめての、3人一緒の講習会。とにかく忙しいのでどうなることかと心配でしたが、準備に時間をかけたおかげもあってか、とどこおおりなく進めることができました。最後に参加者に書いてもらったアンケートの、「プログラムはいかがでしたか?」の問いに対しては、「とてもよかった」と「よかった」との回答ばかりでした。やってよかった! 来年もこのミライ塾がひらかれたら、できれば参加したいな、と考えています。
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「こもれび通信」第2号発刊しました。

2014-06-24 01:46:51 | 奥三河three trees+
    奥三河Three trees+おたより「こもれび通信」2号ができました。

    以下、内容をコピペします。アンティマキは、こねないパンのつくり方、こころざし工房は、石けん素地について、Miki-Co-Laboはブルーベリー畑の様子を書きました。
************
奥三河Three trees+
 こもれび通信
 2014年夏 №2

焼き菓子と草木染め アンティマキ
天然素材の石けん 志工房
コンフィチュール Miki-Co-Labo

イラスト/松井香澄
2014年6月1日発行

アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房
<こねないパンのこと>
  昔から大のパン好きだったのに、自分でパンを作り始めたのはほんの10年ほど前。たいしてこねなくても、パンはちゃんと発酵するということを知ってからです。それまでは、力をつくして、生地をこねたりたたいたりしなくてはパンはできないと思い込んでいたので、めんどうで敬遠していたのです。

数年前、「こねなくても、パンができた!」(藤田千秋著)という本を手に入れました。それまで作っていた、ちょっとだけこねるパンよりももっと手がかからず、軽く混ぜるだけで、もっちりしたおいしいパンができました。

この本の作り方を参考にしてできたのが、アンティマキのこねないパン。現在、玄米ご飯パン、有機小麦のパン、小豆パン、人参パン、黒ビールパンなど数種類を商品にしていますが、基本の粉と水と塩と天然酵母(ホシノ)の割合は、ほぼ同じ。以下は、基本のパンの作り方です。

材料は、小麦粉500g(うち全粒粉を1~2割)、天然酵母元種20g、塩10g、水350~360g。まず、酵母を水に溶かし、塩を入れます。そこに、半分量の粉を入れてざっとまぜ、残り半分の粉を加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。ニンジンや玄米ご飯など具を入れたいときは、このときいっしょに入れます。

ふたつきの容器に生地を入れて、一次発酵を始めます。今の時期なら、常温で8~9時間。2倍近くの大きさに膨らんだら、へらで天地返しをし、さらに1時間ほど発酵をつづけます。そして成型。水分の多い生地なので、小分けしてから粉をまぶして、形を整えます。このまま高温で焼けば、フォカッチャに。

2次発酵は、2時間ほどで完了。あとは焼成です。普通のパンのようにこねないので、はじめは勝手が違ってやりにくいかもしれませんが、夜片づけが終わったあと、10分くらいで仕込み、朝までほったらかしにしておけばいいので、慣れるととても気軽にパンが作れるようになります。

アンティマキでは、年に数回どんぐり工房そのほかで、このパンとスコーンの講習会を開いています。読んだだけでは作る気になれない方、ぜひ一度お越しください。

<夏の草木染め>
5月の終り頃から、稲武では、そこかしこに、シソの葉によく似た大きな葉を持つ、マルバアカソの群落が目に付くようになります。うす赤い穂が出る7月の初め頃が、アカソの染めどきです。

アカソは、煮出すと赤っぽい色が生まれる植物。時期により、年により、素材により、赤っぽい茶色になったり、ピンクに近い色になったりしますが、夏場に採取できる植物で、赤っぽい色を生み出す植物は、私が知る限りアカソだけ。このあたりならどこにでもある雑草ですが、染めには有用な植物です。

志(こころざし)工房天然素材の手作り石けん
<石けん素地とは?>
市販されている石鹸の成分表には、必ずと言っていいほど「石けん素地」という表示がされています。イベントなどで対面販売をしていると、「石けん素地は使っていますか?」という質問を時々受けることがあります。今回は、この「石けん素地」とはなにかについて、おはなしします。

材料表示には、「石けん素地」と「水」としか書いていない無添加の石けんなのに、商品によって全然使い心地が違う・・・などという経験をされたことはありませんか? 理由は簡単。石けん素地を作るときの原料油脂や製法によって、全く質の違うものができあがるからです。

石けん素地とは、脂肪酸ナトリウムのことで、人体に使う石けんの表示の際に用いられる言い方です。脂肪酸ナトリウムは、油脂とアルカリ剤を反応させる事によって得られるもの。粉状で、石けんチップとも呼ばれています。一般的な石けんに使用されている石けん素地は、東南アジア産が多く、その石けん素地の中には、キャリーオーバー成分としてあらかじめ防腐剤などが入っている場合もあるそうです。

石けんに使用される油脂で代表的ものは、動物性油脂(牛脂、ラード(豚油))、植物性油脂(オリーブ油、ヤシ(ココナッツ)油、パーム油)などです。

油脂に含まれる脂肪酸には、オレイン酸、リノール酸、バルミチン酸などの様々な種類がありますが、それぞれの脂肪酸の構成は、油によってことなります。ひとくくりに「油脂」といっても、肌にいいといわれている成分が多い油や、毛穴を塞いでしまうなど、よくないといわれる成分が多い油もあります。

石けんによって、顔を洗ったときにスッキリ洗えるもの、つっぱった感じがするもの、顔の表面に膜が張ったように感じるものなどありますが、この違いは、もともとの原料の油の種類や配合、そしてどんな製造方法をとっているかによって、生じるものと考えられます。したがって、石けん素地の品質は様々であるため、使い心地はとても大きく変わってくるのです。

石けん素地を、商品として販売しているところはいくつもあります。その石けん素地に水とハーブを練りこむと、とても簡単にオリジナル石けんが作れます。しかし志工房では、原材料の油脂や配合・製法にもこだわって石けん作りをしているため、市販の石けん素地は使用しておりません。

*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いしております。

Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

白く可憐な花が終わり、実が少しずつ膨らみ始めたブルーベリー。7~8月には、いよいよ収穫です。まだ木が小さくてたくさん収穫することはできないけれど、丹精込めて育てたブルーベリーは大粒で香り高く、果汁たっぷりです。畑で摘んだブルーベリーを口の中いっぱいに頬張った時の幸福感を再現できるよう、素材を活かしたシンプルなコンフィチュールづくりを心がけています。ノーザンハイブッシュ系とラビットアイ系では、 食感が全く違うので、品種別にブルーベリーコンフィチュールをつくっています。ぜひ、食べ比べてみてください。
素材といえば、ルバーブやカシス、ブラックベリー、クランベリーも自家栽培。それぞれに味も香りも全く違い、個性的な魅力があります。 どのベリーも大粒品種なので食べ応え抜群。生で食べてみたい方は、畑に遊びに来てください。事前にメール頂ければ対応します。
広い畑に謎の白い物体を発見したら・・・それは、三木家のアイドル、ヤギのメイちゃんです。
大根の葉っぱや白菜の差し入れですくすく育ち、元気いっぱい。人懐っこくすり寄って来て、別れる時は淋しげにメ~メ~鳴く、とても可愛い女の子です。
爽やかな風が吹き抜ける深緑の畑、真っ黒に日焼けしたおじさんと青草を食むヤギ、色とりどりのベリーが、今年も山里に夏の到来を告げます。

<夏のコンフィチュール>
・甘夏 :蒲郡産、農薬不使用
・ルバーブ :自家栽培、農薬不使用
・ブルーベリー :自家栽培大粒品種、   農薬不使用
そのほか、カシス、ブラックベリーなども収穫しだい順次商品化します。

奥三河Three trees+は3人の女性のユニットです。

暮らしnote  ~葛~ 
  初夏から秋の終わる頃まで、野原や国道脇の土手は、たいてい葛に覆われます。日本に来た欧米人が、あちこちに繁茂する葛を見て、「牧草に最適だ」というので持ち帰ったことがあるそうです。でも、人々はその旺盛な生育振りに往生し、ついには「デビルプランツ」というあだ名をつけたほどだとか。イノシシの好物でもあるので、放っておくと崖崩れの原因になるため、根絶やしにしたほうがいいのですが、手ごわすぎて、なかなかそうはいきません。
  韓国の時代劇「ホジュン」で、貧乏をかこつ主人公の妻が、山で太い葛を苦労して掘ってきては市場で売るシーンがあります。薬材なのか、水に晒して葛粉を作るのか用途はわかりませんでしたが、日本でも、本当は今でも貴重な食材・薬剤のはずです。
 九州の秋月というところでは、ほとんど葛を見かけなくなったと、その土地の人が嘆いているのを聞いたことがあります。葛が極度に減った理由は、名物の葛餅を作るために、採りつくしてしまったのだとか。あのすさまじい繁殖力をもつ葛でも、絶えることはあるのだな、と思うと、厄介者の雑草が急にいとしくなりまし
た。    (maki)
商品のあるところ
■ 祇粘堂(きねんどう)
浜松市北区引佐町金指 ℡053-542-2737
■ どんぐりの里いなぶ
豊田市武節町 ℡0565-82-3666
■やまのぶ梅坪店
豊田市東梅坪町 ℡0565-36-1234
※ 店によっては置いていない商品もあるので、ご了承ください。


イベント出店・講習会予定 
2014年6月~7月

[6月]
1日……よさみガーデンマルシエ
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
8日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
12日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
28日……ヘルシーメイト岡崎本店
   (アンティマキ)  
[7月]
10日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
13日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
27日……福蔵寺ご縁市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
[講習会の予定]
・6/22 , 7/20 , 8/25
どんぐり工房定例草木染め講習会
(問い合わせ: どんぐり工房 ℡0565-83-3838)

※イベント・講習会共に変更することがありますので、事前にブログ「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」か、アンティマキのFBページでお確かめください。

*********
    今号のこもれび通信に書いたクズをもとめて、先日イノシシが私宅の敷地内にやってきて、ブルドーザーのように崖一面を壊しました。

    東海豪雨の折に壊れて修復した箇所なので、山砂が入っています。だから、重いイノシシが通ったら、簡単に草も潅木も抜けて、いつ地すべりがおきてもおかしくないような状態になります。かなりの広範囲がこうなってしまいました。大雨が降ったら、どどっと崖が崩れるかもしれないと心配です。

   イノシシの狙いは、クズの根っこ。こんなに太いのです。レンコンくらいあります。くず粉を作るのはたいへんだけど、葛根湯の葛根なら、できるのではなかろうか、とおもうのですが、どうかしら。、
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こもれび通信の発行開始

2014-03-29 11:06:02 | 奥三河three trees+
今月はじめ、奥三河Three trees+の活動を載せた「こもれび通信」創刊号を発刊しました。

   内容は、奥三河Three trees+のメンバー、アンティマキとこころざし工房、Miki-Co-Laboそれぞれが伝えたいこと、いなか暮らしのあれこれを綴ったメモ、イベント出店や講習会のお知らせなど。季刊で発行します。A4判裏表、モノクロ印刷です。まずは、2014年春号です。

   イラストを描いてくれているのは、稲武出身の松井香澄さん。この3月芸術系の大学を卒業し、4月からは商業デザイナーの道を歩むことになっている女性です。

   こもれび通信は、どんぐり横丁、スーパーやまのぶ梅坪店など奥三河Three trees+の商品を置いているお店や、私達が出店したイベントで配布しています。商品を置いていなくても、この通信だけ置かせて下さっているお店もあります。随時、募集中です。

   以下は、創刊号をコピーしたもの。アンティマキは、おかきのつくり方、Miki-Co-Laboはコンフィチュールのつくり方を載せています。松井香澄さんのイラスト、残念ながらスキャンできていません。そのうち、なんでもなくスキャンできるようになったら、載せます。フォント、文字の大きさも同様です。いまのところ、ただのべたうちです。ご了承下さい。

******

奥三河Three trees+
こもれび通信
2014年春 №1




焼き菓子と草木染め アンティマキ
天然素材の石けん 志工房
コンフィチュール Miki-Co-Labo



イラスト/松井香澄
2014


■アンティマキ 焼き菓子と草木染めの工房

<いなぶの玄米おかき>
おかきは、三河・尾張地方で、おへげ、おへぎ、かきもちなどと呼ばれる郷土菓子。子どものころ、母の実家に行くと、祖母が缶に入ったかきもちやあられを出してきて、火鉢の火であぶったり炒ったりしてくれたものです。

アンティマキのおかきは、冬から春にかけて製造します。おかきの基本的な材料は、稲武大野瀬町の筒井重之さんが育てた、低農薬栽培の玄米もち米、フランス産ゲラントの塩、沖縄産粗糖。甘さを抑えて、素材の持ち味を生かしているので、噛むほどにそこはかとない滋味を感じていただけることとおもいます。・
 
さて、アンティマキのおかきの作り方は単純です。
まず、もち米を3分搗きに精米します。ぬかは捨てません。米を洗って一晩か二晩浸水したあと、餅つき機に米とぬかを入れて蒸します。蒸し終わったら搗きます。ここまでは、普通の玄米もちの作り方と同じ。ただしおかきの場合は、こころもちよく搗いたほうがいいようです。まとまってきたら、分量の粗糖と塩を入れ、さらに搗きます。
 金属の箱など深めの容器にラップを敷き、そこに搗きたてのもちを流し込みます。表面をならして、いったんそのまま2日ほどおいておきます。
 固くなってきたころ、切ります。私は農協で買ったかきもち切り機を使っていますが、この道具を買うまでは、薄く切るのが大変でした。切ったかきもちは、ざるや木の箱に広げて干します。一日干していると反ってくるので、裏返しては3日ほど、固くなるまでつづけます。
 
これでいったんできあがり。この状態で密閉容器に入れておけば、一年でももちます。ただし、完全に乾いていないとかびるので、要注意。このおかきを私はオーブンで焼いて、袋につめています。仕事は単純ですが、日にちはかかります。
 おかきは、プレーンのほか、黒糖入りとごま塩入りを今年新発売しました。シナモン入りやクルミ入りも検討中です。

<季節の草木染め>
 春から初夏にかけては、萌え出たばかりの草から、鮮やかな若草色が生まれます。ヨモギ、スギナ、カラスノエンドウ、セイタカアワダチソウ、フキ。煮出すときに入れるソーダ灰や重曹が、美しい色を染め出す魔法の粉。薄緑や黄緑に染まった布を見ると、山里にも春がやっと訪れたのだな、と実感します。


■志(こころざし)工房 天然素材の手作り石けん

志工房の石けんは、「人と地球にやさしく、安心して使える石けんを使いたい」「毎日使うものだからこそ、余分な物は一切いれたくない」「使ってみて、心地よくなったり嬉しくなったり・・・心が躍るような石けんを作りたい」そんな想いから生まれました。

<手づくり石けんとの出会い>
 私が初めて手づくりの石けんと出会ったのは、10年程前、オーストラリアの小さなマーケットでした。精油入りで、とってもいい香りがする石けんを見つけ、無添加で自然な素材だけで作られていることにも惹かれて購入しました。思い切って洗顔に使用してみたところ、そのやさしい使い心地に感激しました。

普段、私の肌は、洗顔後すぐに化粧水をつけないと顔がピキピキと引きつったように乾燥してくるのですが、その時は、すぐに化粧水をつけなくても気にならないくらいでした。その上、洗顔後なのに、肌がしっとり潤っているようにも感じました。
 私の肌は乾燥しやすく、しかも肌が弱いので使えない洗顔料がいくつもあります。けれど、この石けんは洗顔後のつっぱり感がほとんどなく、肌への刺激を感じることもありませんでした。
やわらかな泡ですっきりと汚れを落としてくれて、やさしいアロマの香りに包み込まれるような感覚・・・私は心も身体も癒されて、手づくり石けんの魅力にどんどんはまっていきました。

 短い間でしたが、オーストラリアでの生活で、自分の手で何かを作り出すことに目覚めた私は、「私もいつかあんな素敵な石けんを作れるようになりたい!」という熱い想いが沸いてきて、帰国後、本や資料を集め、すこしでもその石けんに近づけるようにと試行錯誤を重ねてきました。手づくり石けんは最低一ヶ月以上の熟成期間が必要なため、何年もの月日がかかりましたが、やっと最近、自分でも納得できるような石けんに近づいてきた気がします。
 あのマーケットで出会った小さな石けん。それがキッカケで環境についても考えるようになり、私のライフスタイルは大きく変わりました。これからもたくさん学び、あの時私が感じた感動を伝えていけるような石けんを目指して、造り続けていきたいと思っています。

*志工房の手づくり石けんは、個人で作っているものなので、法律上「雑貨石鹸」「キッチン石鹸」の販売となります。薬事法による薬用石鹸・化粧石鹸のいずれにも該当いたしません。そのことをよくご理解の上、ご自身の判断と責任のもとでのご使用をお願いしております。

■Miki-Co-Labo 季節のコンフィチュール

コンフィチュールは果物を甘く煮るシンプルな保存食です。
新鮮な味わいと香りを楽しむために、大切にしていることがあります。

1.できる限り近くで育った新鮮な果物を、生産者から直接入手する。
2.できる限り農薬を使わずに育った、安心安全な果物を使用する。
3.沖縄産の粗糖『本和香糖』を使う。
4.材料を混ぜ、水分が出るまで寝かせる。
5.水は一切加えない。
6.熱伝導率の高い銅鍋で煮る。
7.風味を損なわないよう、強火で短時間で煮上げる。
8.甘さ控えめで保存性を確保するため、糖度計で35~40度になっていることを確認し、瓶詰めする。
9.賞味期限は6ヶ月。少しずつ変化するので、なるべく早く食べて欲しい。

特に、自家栽培しているブルーベリー、ブラックベリー、カシス、クランベリー、ルバーブのコンフィチュールは、濃厚な味わいと香りが格別です。

<春のコンフィチュール>
・甘夏 :蒲郡産、農薬不使用
・金柑 :蒲郡産、農薬不使用
・梅 :稲武産、農薬不使用
・ルバーブ :自家栽培、農薬不使用
・ブラックベリー :自家栽培大粒品種、農薬不使用

奥三河Three trees+は3人の女性のユニットです。
  アンティマキ 焼き菓子・草木染め・野遊びクラフト
   村田牧子 豊田市夏焼町ワカドチ383-5
   auntie-maki@cb.wakwak.com
   ブログ:「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」
  志工房(こころざしこうぼう) 天然素材の石けん
   中村志江 北設楽郡設楽町津具西段戸10
    yukie_f1221@hotmail.com
  Miki-Co-Labo コンフィチュール
    三木和子 豊田市大野瀬町中ギリ22-4
    k9pcmail8m@yahoo.co.jp
*奥三河Three trees+の詰め合わせも承ります。

■暮らしnote ~山菜の話~

 蕗の薹に始まる春の味覚は、美味だからというより、あのほろ苦さが、冬の間に寒さでちぢこまった体を目覚めさせるような気がして、一通りはどうしても食べたくなります。
 蕗の薹はたくさんあればてんぷらにもしますが、たいていは、こまかく刻んでいためて蕗の薹味噌にします。蕗の薹が少ないときは、葱や生姜で増量。苦味と辛味が食欲をそそります。以前、知人の家で食べた蕗の薹パスタは、ぜいたくな味でした。 
 蕗の薹の次は土筆。わたしは子どもの頃から、採るのも食べるのも好きなのですが、このあたりの人は、あまり食べないらしい。農家にとってスギナは畑の大敵。「スギナの地下茎は地獄まで伸びている」といっていやがります。だから、土筆など、にくらしくて食べる気になれないのだ、と聞いたことがありますが、ほんとかしら?
 蕨が出る頃は、稲武にもやっと遅い春がやってきます。梅、連翹、水仙、桜と、花が立て続けに咲き乱れ、枯野が鮮やかな春の景色に一変します。
 蕨の食べ方で私が好きなのは、蕨ご飯と和風マリネ。ご飯は、アク抜きした蕨をよく洗って刻み、塩味をつけた炊き立てのご飯に混ぜて蒸らすだけ。マリネは、切った蕨を醤油、みりん、酒を煮立てて冷ました液の中に、昆布と一緒に漬け込みます。
 最後はコゴミ。数年前、自宅の敷地内の一角で群落を発見し、以来、毎年この山菜だけは自家採取ができています。雑草の中にぼこっと土の上がったようなところができたなと見ていると、数日後にコゴミの株が顔を出します。そしてしばらくすると、黄緑色してまるまったかわいらしいコゴミが登場します。
 コゴミが濃い緑色になり、シダのような大きな葉になる頃には、周りの雑草も伸びてきて、初夏の日射しを感じはじめます。   (maki)

●商品のあるところ
   ■祇粘堂(きねんどう)
     浜松市北区引佐町金指 ℡053-542-2737
   ■どんぐりの里いなぶ
     豊田市武節町 ℡0565-82-3666
   ■やまのぶ梅坪店
     豊田市東梅坪町 ℡0565-36-1234
※店によっては置いていない商品もあるので、ご了承ください。

●イベント出店予定 2014年4月~6月
[4月]
1日……グリーンママンまちかど朝市
   (アンティマキ)
10日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
13日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
[5月]
3日……福蔵寺ご縁市  
   (アンティマキ・Miki-Co-Labo)
5日……ナゴヤビーガングルメ祭り
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
8日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
[6月]
1日……よさみガーデンマルシエ
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)
8日……三好ヶ丘ラヴィマルシェ
   (アンティマキ・志工房・Miki-Co-Labo)
12日……グリーンママンタキソウ朝市
   (アンティマキ/志工房/Miki-Co-Labo)

●講習会などの予定
・4/14…こねないパンとスコーンの講習会
  (問い合わせ: ヘルシーメイト岡崎本店 ℡0564-52-7000)
・5/11,12…chie流マクロビオティック料理教室
・6/9…こねないパンとスコ-ンとスープの講習会
  (いずれも、申し込み問い合わせはアンティマキまで。)  
・4/27 , 5/25…どんぐり工房定例草木染め講習会
(問い合わせ: どんぐり工房 ℡0565-83-3838)
※イベント・講習会共に変更することがあります。ブログ「アンティマキのいいかげん田舎暮らし」か、アンティマキのFBページでお確かめください。


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奥三河Three trees+の贈り物

2012-09-24 15:56:42 | 奥三河three trees+
   奥三河Three trees+の商品のうち、こころざし工房の石鹸とMiki-Co-Laboのコンフィチュールを、誕生祝いのおかえしに使いたい、と友人が頼んでくれました。日持ちするものがいいということで、石鹸とコンフィチュールのみになりました。それでできたのがこのセットです。

   塩石鹸やラベンダー石鹸など人気の手作り石鹸5種類と、三木さんの農園で収穫した果実で作ったコンフィチュール4個。2種類のブルーベリーとカシス、ルバーブです。国内産の粗糖を使い甘さを押さえて、新鮮な果物の味をぎゅっと閉じ込めたジャムです。

   稲武近辺で採取した野草で作った小さな花束を添えました。からだにもこころにもやさしいプレゼントの品ができました。

   ついでに、アンティマキの焼き菓子と草木染めも加えて写真を撮ってみました。奥三河three trees+では、いろんな組み合わせの贈り物に応じます。ご相談下さい。問い合わせはこちらから、   
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