アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ユズ仕事

2013-01-30 15:44:01 | 手作りのたべもの
   年末にあちこちの家からもらったユズが、かなりしわしわになってきたので、先日の雪の日、全部のユズの果汁を絞りました。

   はかったら、700ccありました。この汁でつくったのは、ユズポン酢。昨年初めて作り、1年間、とても重宝しました。

   今回のレシピは簡単です。

   ユズ果汁と醤油とみりんを、5:5:1.5、それぞれ量ってから容器に入れ、そこにコンブと鰹節を加える。一晩経ったら漉して瓶に入れる。それだけなのです。らくでした。寝かせれば寝かせるほどおいしくなるそうですが、昨年のポン酢があと少ししか残っていないので、こちらの出番はすぐに来そうです。

    残ったユズの実は皮から外します。こちらは千切りにして、ただいまストーブ下で乾燥中。種はホワイトリカーを注いで化粧水に。袋と絞り終わった袋はお風呂に入れるつもりです。去年はこの袋と実でユズ味噌を作りました。今年はユズがだいぶくたびれているので、お風呂に直行です。
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茹でて作るカリンシロップ

2013-01-30 15:26:20 | 手作りのたべもの
   豊田市街地に住むSさんが、カリンを持ってきてくれました。

   きれいなカリンです。そして大きい。左の黒っぽいのは私の家のカリン。石垣の上に落ちてから気づいたので、あちこち打ち身だらけ。そこが黒ずんで傷んでします。おおちがい。

    こちらに来てから、あちこちのお宅でいただいたカリンで、カリン酒やシロップを毎年のように漬けてきました。のどの痛みに効くので、大事な飲み物です。

   でも、このカリン、サルも鳥も食わない果物で、渋いだけでなく、とても固いのが難点です。いつも、漬けるときに果肉を切るのが、けっこう大変な作業なのです。

   いつもとは違う方法でつくってみたくてネット検索してみたら、ありました! 果実をそのまま茹でてから切って漬ける方法です。

   鍋にたっぷりの湯を沸かし、果実を入れます。浮いてくるので、ときどき沈ませながらゆでます。でも、レシピには茹で時間が書いてなかったので、竹串が通る程度でざるに上げました。そして、水けを切ります。

   それから果実を半分に。生のままよりずっと楽に包丁が通ります。また半分に切ったら、中心部分と種をのぞきます。このわたと種はお茶パックに入れておきます。
   
   果肉は、3mmほどの厚さにスライス。いつもは、2センチほどの厚さに切るのも大変なのに、ゆでてあるので、らくらく。

   蜂蜜か砂糖は果実とほぼ同量使います。この量もいつも控えめなのですが、今回はきちんとはかりました。使ったのは、いつもどおり、国内産の粗糖です。

    容器に、果肉と粗糖を交互に入れてできあがり。種やワタを入れたお茶パックも一緒に漬けます。このワタや種が咽喉の痛みを和らげるのに、大事な働きをするのだそうです。

     梅酒や梅シロップ、そのほかの果実飲料に比べて、カリンの飲料はいつも濁りがちでしたが、その理由が分かりませんでした。たぶん、ワタ部分を一緒に漬けていたからなのでしょう。それと、長いこと、果肉を容器に入れっぱなしにしていたのも、よくなかったかもしれません。

    今回は、レシピどおりひと月後に中身を取り出し、漉すことにします。きっと、美しいカリンシロップができあがることとおもいます。
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今年のオカキ、できました!

2013-01-26 15:33:45 | アンティマキの焼き菓子とパン
   毎年晩秋に製造するアンティマキの冬の定番商品、「冬のオカキ」。今年は大幅に製造が遅れましたが、今月中ごろ、第一回目のオカキをやっと作って乾燥も終え、商品にしました。

   右がタカキビ入りオカキ。大野瀬町の筒井重之さんのもち米を3分に搗き、おなじく稲武産のタカキビ粉といっしょに蒸して、国内産粗糖「ほんわか糖」とフランス産の海塩をまぜて搗きました。左は玄米のオカキです。

    薄く切って乾かしているところ。寒いと乾くのが早い。乾燥は3日ほどですみました。でも、寒すぎたせいか、全体に表面がざらついています。乾燥肌になっています。でも、味に変わりはありません。 

     先日オーブンで焼いて袋詰めをしました。きのうどんぐり横丁へ納品する予定だったのですが、あいにくの雪で中止に。きょうはもっとひどい雪なので行けずじまい。というわけで、店頭に出るのは少し先になります。来月17日の「いなかとまちの文化祭」には、もって行くつもりです。

     オカキの端切れを火鉢で焼いて食べました。いつもはオーブンで焼いていますが、昔からあるこの素朴なおやつは、火鉢やコンロで焼いていたもの。途中でちょっと柔らかくなったときを見計らって口に入れると、けっこうおいしい。

     定番の穀物クッキーのうち、3種類か4種類を6個入れた「雑穀クッキー・いろいろ」も、オカキと一緒に発売します。

     雑穀クッキーは20センチほどの棒状に伸ばした生地を、冷蔵庫か冷凍庫に入れて少し固くしてから、輪切りにして焼いて袋詰めしています。一袋6個入りなのですが、どうしても、たいていいくつか余ります。イベントのときは試食に出しているのですが、そうでないときは、私達や訪問客のおやつか、お土産になります。

    けっこう喜ばれるので、それはそれでいいのですが、一袋にいろいろ入っていると試食の代わりになるから喜んでいただけるかな、とおもったのです。実は、「いろいろ」のはんこは前から作ってももらっていたのですが、原料表示を書き換えたりするのがなんとなく面倒で、実行しないできました。

    でも、簡単に書き換えは完了。できました! ただし、あくまで他の袋に入りきらなかった分で作るので、数はわずかです。それに、ほんとの端切れを入れることもありますので、ご了承ください。
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「いなかとまちの文化祭」に出店します!

2013-01-26 14:52:18 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    今年になってはじめてのイベント出店のお知らせです。来月17日(日)に開かれる、「いなかとまちの文化祭」。場所は、豊田市名鉄駅前のビル、T-FACEの前にあるシティプラザステージ・ホール。午前10時から2時頃までの開催です。

    アンティマキは、3月から11月まで、ほぼ毎月開かれているグリーンママンの朝市の常連出店者として出るのですが、今回は、天然石鹸のこころざし工房、コンフィチュールのMiki-Co-Laboも一緒に出られるので、奥三河Three trees+としてブースに入ります。

    イベントは、田舎の人と街の人が参加するミニシンポジウム、もんぺ作り体験とファッションショー、「あいちの山里で暮らそう80日間チャレンジ」に参加した小林久美子さんの講演、おむすび作り体験やトン汁の販売もあります。

    久々のイベントなので、どんな商品を持っていこうか、目下検討中。黒ビールパンやサツマイモ&ユズケーキなど、新作も登場させたいなとおもっています。ただ、当日、今日のような大雪に見舞われ、参加できなくなったら残念です。あと半月の先のことなので、居座っている寒波が退去してくれるのを願うばかりです。
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稲武のきょうの雪

2013-01-26 13:56:11 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    きょうの積雪量は、この冬一番かもしれません。

    きのうの昼間もけっこう降っていて、今朝もずっと降り続いています。周囲はほとんど無音。近くに国道があるのですが、いつも聞こえる車の音はまったくしません。チェーンの音も聞こえません。

    2階のベランダから撮った東の風景。小屋のある場所は、元畑なのですが、階段を上がるのも危なそう。

    家の前です。朽ちかけた柵の手前の細い道を、昨年の今頃の雪の日に、ニホンカモシカが走り去って行くのを見ました。

    ほぼからになった薪小屋。薪材としてもらった廃材で、家人が薪小屋をいくつも作りました。そのため、肝心の薪が足らなくなりました。

    それで、今年初めてお金を出して薪を買いました。こちらは、先日2回目の搬入をしてもらった豊田市旧旭地区の薪。押井町の森作り会議の方が切り出したものです。こちらの言葉で、「かなぎ」と称する「お金になる木」。クヌギやナラ、ケヤキ、サクラなどです。

    せっかく運んでもらったのですが、小屋に入れる前に雪が降ってしまいました。でも、どっちみち切ったばかりの木なので、今年は使えません。お天気になって木が乾いたら、小屋に運びこむつもりです。

    ベランダから撮った北の林。右の赤いのは紅葉です。枝先が芽吹いてかなり赤くなっています。寒くて毎日起きるのがつらいのですが、春はもうすぐ・・・かな?
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甘柿の干し柿

2013-01-26 12:13:26 | 手作りのたべもの
   昨年暮れ、浜松の柿を頂きました。柿がこんな季節にも残っていることにまずおどろきましたが、柿そのものもあまくておいしかった。

   でも、もともと少しやわらかめだったこともあって、すぐに熟柿に。売れすぎたものは、ダイコン膾などにして食べたのですが、まだ少し固い柿は、切って干してみました。

    干すといっても、薄く切って、ストーブの前に置いただけ。芋切りみたいな味がして、なかなか美味です。だいぶ甘くなりましたが、固くもなってきたので、そろそろ乾燥を止めたほうがよさそうです。

    昨夜、この柿をくださった大野瀬町の筒井重之さんから電話がありました。彼は、この柿で大量の干し柿を作ったそうで、それがどんなにおいしいかを力説。しばらく話が止まりませんでした。

    一般に干し柿は、渋柿で作ります。このあたりは寒いので、甘柿はあまり育たず、かわりにハチヤ柿という渋柿が優勢です。この柿で地元の人は干し柿を作ります。私も何度か作ったことがありますが、干している最中の柿をサルに盗られてから、やめてしまいました。

    一方、「甘柿の干し柿はおいしくない」といいます。でも、筒井さんによれば、「作りどきを間違えさえしなければ、それはうまい干し柿ができる」とのこと。その「作りどき」とは、柿がほどよくやわらかくなったとき、だそうです。

    渋柿で作る干し柿は、固いうちに皮をむきます。そして、干している最中に何度も揉んで柔らかくしてやります。でも、甘柿の場合は、皮が剥ける程度に熟した柿を選んで干すのがコツだそう。そして、ほどよく乾いたところで、ラップに包んで冷凍。彼は何百個も、この冷凍甘柿を作ったと話していました。

    わたしはまだ、彼の自慢の干し甘柿を食べていないので断定はできませんが、同じ柿でもおいしさを引き出す方法というのが、それぞれあるのだなあと感心しました。 

      
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星農園の宅配野菜

2013-01-25 21:37:51 | たべもの
   昨日、新城市の星農園から野菜が届きました。無農薬・無化学肥料で栽培した野菜の数々が、段ボール箱にぎっしり収まっていました。

    星農園の野菜の宅配便をお願いすることにしたのは、つい先日のこと。きのうははじめての荷物です。

     入っていたのは、小ぶりの白菜1個、立派なニンジン5,6本、京菜一束、小松菜2袋、ネギ、ジャガイモ6,7個、太いダイコン1本、干しいも、切り干し大根です。これだけで、2000円。送料600円を入れても、質のいい野菜にしては、かなり値打ち物です。

   夕飯に食べたのは、ネギ。白いところだけ切って、ユズ味噌をつけていただきました。シャキッとした歯ごたえがあり、あまい。たまたま昨日よそでもネギを買って来ていたので、食べ比べたら、よそのはへナッとしていて、元気がないことがわかりました。切り口の瑞々しさもちがいました。

    きょうは、白菜を鍋物に。大根はおろしにしました。どちらも味が濃くてやわらかくておいしい。

    こちらの宅配を頼むことにしたのは、昨年末だったか、友人から星農園のニンジンと小松菜をもらったのがきっかけです。

    友人はずっと前から星農園の野菜宅配便を利用していて、たまたま私が訪れたとき、荷物が届いたところでした。種類が多くて量もたくさん。おまけにどの野菜も元気そうです。
 
    もらったニンジンは甘くて、こくがありました。ニンジン嫌いのはずの家人が蒸したニンジンをパクパク食べたのには、びっくり。小松菜も、数日経ってもしおれず、しゃきっとしていました。

    星農園では、週2回発送していますが、私は隔週の便でお願いすることにしました。「本日のお野菜」とかかれた手書きのお便りには、畑の様子や野菜の料理法などが載っています。

    私は、京都にいたときはいつも近くの自然食品店で野菜を買っていました。おいしかったけれど、高いし、品薄のことが多かった。いながらにして、安全でおいしい旬の野菜が届くのは、うれしいことです。これから楽しみ。
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アンティマキの詰めあわせセット

2013-01-25 18:32:53 | アンティマキの焼き菓子とパン
   昨年の暮れ、豊田市旭地区に移住して農業を始めたSさんとWさんが結婚しました。彼らは、結婚式の引き出物として、自分たちが作ったカタログを出席者にわたしました。これです。

    カタログをあけると、二人の写真に添えて、こんな言葉が書かれています。

    「自分たちが日頃からすてきだなと思っている人や、大好きなものを皆さまにもお伝えしたいと思い、このカタログを作りました。できるだけ地元産にこだわり、旭地区、豊田市をもっと好きになる厳選品ばかりです。「あれも良いなぁ・・これも良いなぁ・・」と楽しく悩んで頂けると嬉しいです」

     掲載商品は、全部で18。最初に載っている「お結びの酒」は、SさんとWさんが所属していたm-easyで、彼らがはじめて作った無農薬・無化学肥料のお米を関谷醸造で醸したもの。

    そのほか、Sさんのお母様がつくるおしゃれなもんぺ(私も愛用しています。よそいきです)、てくてく農園の平飼い卵とジャムのセット、旭の自然薯、豊田市四郷町の無農薬・無肥料で栽培したイチゴ、稲武の家具工房・ファーストハンドのケーキ皿、地元の喫茶店のコーヒーチケットや、森林組合の方が選んだ草刈り機のチップソーなどなど、惹かれる品やユニークな品が並んでいます。

    アンティマキの品も、このカタログの仲間に入れてくださいました。そして、選んでくれた方々がいたので、昨年末ときょう、納品しました。ギフトの中身は、Sさんが好きなおからのガトーショコラと、Wさんが好きな雑穀クッキー、それにスコーンかオカキの詰め合わせです。

     外装は、こんな感じです。    

     稲武はきょうも一日ほぼ雪。国道や市道には雪はなかったそうですが、私の家は道下にあるため、雪がなかなか溶けません。「ここだけ、雪国みたい」と、稲武の人からも言われる工房で、今日は半日、こんなギフトセット作りにいそしみました。
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きのうの氷瀑

2013-01-25 14:45:02 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   20日ぶりに氷瀑を見に行ってきました。

    木組みがだいぶ隠れ、氷が立派に張っています。

     昨日の稲武は、朝うっすら雪が積りましたが、日中は晴天。一気に雪は溶けました。でも、氷瀑前の道の端っこにはまだ数日前からの雪が残っていました。

     持ち主で作り主でもあるMさんの家族の話では、このところの暖かさで少し溶け始めたそうですが、きょうはまた朝から雪が断続的に降り続いているので、きっとまた大きく成長するのでしょう。

     氷瀑の下には、きれいな水が流れています。ペットボトルを持っていって自由に汲むこともできます。

     昨年はこの氷瀑下の小さな広場で、Mさんたちがぜんざいや五平餅の屋台を出していましたが、今年は取りやめにしたそうです。かわりに、土日には街からたこ焼き屋さんが出張販売しているそうです。
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「グランド・ホテル」

2013-01-24 00:07:48 | 映画とドラマと本と絵画
   きょうの午後、NHKのBSで「グランド・ホテル」を放映。昼間だったけれど、見ました。

   グレタ・ガルボ主演。ドイツの高級ホテル・グランドホテルに集う人たちの人生模様を描いた作品で、「グランド・ホテル形式」の元祖。

   30数年前、京都で上映されたときは、たしか自主上映だったと思います。有名な映画だからと期待して見に行ったのですが、字幕なしでした。途中までがんばって見ましたが、内容はほとんどわからずじまい。ずっと気になっていた映画です。見られてよかった。

   最後のシーンで泣きました。なんということもない場面なのですが。たいしたことなくても、最近は齢のせいか涙もろくなりました。
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