アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

米ぬか入りカレークッキーの作り方

2020-06-13 16:36:42 | アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンのレシピ
  おいしくて安全な米ぬかが手に入ったときだけ作る、ちょっと夏向きのクッキーです。カレー粉はお好きなものをお選びください。わたしは、豊田市旭地区の森のスパイス屋ニランジャンのネパールカレー粉を使っています。たっぷり作って、缶に入れ、おやつやおつまみにしてください。

<材料>
  薄力粉400g 全粒粉50g 米ぬか50g(炒った状態で)
  甜菜糖60g 塩5g
  カレー粉12g
  菜種油150g 豆乳120~140g
<作り方>
①米ぬかは、フライパンでいるか、120度くらいのガスオーブンで15分ほど焼成。サラサラにする。ざるでふるって、こまかくしておく。
②①が冷めたら、そのほかの粉類もふくめて一つのボウルに入れ、ふるうか、あわだて器でよくかきまぜる。
③分量の菜種油を①のボウルに一気に入れ、手でよくすり混ぜる。
④豆乳を注ぎ入れ、ヘラでさっくり混ぜる。
⑤マットの上に生地をのせ、スケッパーで半分に切り、一方を上に載せる。
⑥⑤の動作を2,3回繰り返すと生地がなじむ。なじんだら、5mm厚さくらいに生地を伸ばす。
⑦生地に適宜切れ目をつけ、フォークで穴をあける。
⑧150度~160度に熱したガスオーブンで10分から15分焼く。
⑨取り出して切れ目をはずし、間をあけてからさらに焼く。140度くらいで20分ほど。
⑩焼成後もオーブンに入れたまま30分ほど置いておくとカリッと仕上がる。

*アンティマキのカレークッキーの原材料は、下記の通りです。
  オーストラリア産有機薄力粉 オーストラリア産有機全粒粉 
  設楽町名倉産有機米ぬか  国産甜菜糖 オーストラリア産湖塩 
  ニランジャン有機カレー粉 国産圧搾菜種油 有機豆乳
*水分量は、粉の水分含有量によって違います。調節しながら入れてください。
*ガスオーブンの温度も、機種によって違います。電気オーブンの場合は、ガスオーブンより20度以上高めに設定してください。

  カレークッキーは、昨日、ヘルシーメイト岡崎店、暮らしの学校、ラカンカ、ベーグル庵に納品しました。

なお、カレークッキー以外に、ココア入り、ゴマ入りも時々作ります。いろいろの具材を入れて、お楽しみください。
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玄米粉入りのグラノーラの作り方

2020-05-16 17:36:23 | アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンのレシピ
   先日、FBでこんな内容の投稿を見かけました。

   「自分ひとりで食べようと思って買い置きしていたグラノーラを、テレワークで在宅している夫に食べられてしまった。彼は、グラノーラの価値を知らない。値段が高いこともからだにいいこともしらない。ただおなかが減ったからたべただけ。それが腹が立つ」

    確かにグラノーラは高い。アンティマキのグラノーラも、ほぼすべて有機材料を使っていることもあって、ほかの焼き菓子のなかでも、高価なほうです。

     でも、グラノーラは作るのは簡単。そこで、2回目のレシピは、わたしがずいぶん前から作っている玄米粉入りのグラノーラを選びました。

<材料>一人分200g前後 7~8人分

  オートミール:750g 玄米粉:80g
  ナッツ・シード類:140g(定番はクルミ、サンフラワーシード。他にカボチャの種やカシューナッツ、アーモンドなど)
  シナモン小さじ1 ジンジャー:小さじ1
  *アーモンドとカシューナッツはあらかじめフライパンで炒るか低温のオーブンで軽く焼くかしておく(140度13~15分ほど)。


 植物油:180g 黒砂糖:200g 甜菜糖:40g
  水:150g 塩:8g

<C>
ドライフルーツ:280g (必ず入れるのはレーズン。他にカレンズ、イチジク、デーツ、プルーンなど)
   
<作り方>
① Bをすべて鍋に入れ、火をつける。かきまぜて、沸騰直前に火を止め、さます。
② Aを大きなボウルに入れ、均等になるよう混ぜておく。
③ ②に①を加え、よく混ぜ合わせる。
④ 天板にオーブンシートを敷き、③を平たくして載せる。ガスオーブンは130度に設定して予熱しておく。
⑤ ④を14~15分ほど焼き、いったん取り出してヘラでばらしてさらに、14分ほど焼く。
⑥ Cのうち、デーツやイチジク、プルーンなどはレーズンの大きさに刻んでおく。
⑦ ⑤がさめたら⑥をあわせ、できあがり。

*焼いた後、オーブンの庫内でできるだけ冷めるまで放置しておくとカリッとした仕上がりになる。

    参考までに、アンティマキのグラノーラの材料を記します。

    オートミール、ほとんどのナッツ、シード、ドライフルーツ・・外国産の有機栽培品
    玄米粉・・稲武大野瀬産のミネアサヒ。除草剤を一回だけ撒布した低農薬栽培。
    植物油・・国内産圧搾菜種油
    砂糖・・黒糖は沖縄産、甜菜糖は北海道産
    塩・・いまはオーストラリア産の湖塩
    スパイス・・外国産の有機栽培品

   なお、昨日、岡崎市のヘルシーメイト、べーぐる庵、ラカンカに納品したグラノーラには、クルミ、カボチャの種、ひまわりの種、レーズン、プルーンが入っています。この材料のうち、プルーンのみ、一般の栽培法で作られたものです。ソフトプルーンを、オーブンで乾燥させました。



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アンティマキの豆乳と菜種油のスコーンの作り方

2020-05-13 00:07:11 | アンティマキの優しく易しい焼き菓子とパンのレシピ
   10年以上前、アンティマキを立ち上げてしばらくたったころからずっと作っているスコーン。バターと卵のかわりに、植物油と豆乳を使っています。このスコーンの作り方は、そもそも大阪の友人でだし料理家のChieさんの講習会で教えていただいたものをアレンジ。しだいにいろいろのバリエーションができました。

   写真左のジャムスコーンは、焼いた台の上にジャムをのせ、生地の端切れを帯にしてくるっと巻いたもの。私の講習会で最初に紹介するのは、このスコーンとまったくこねずに作るパン。毎年2回開いているヘルシーメイト岡崎店での講習会では、いつも基本のこのふたつのレシピをお教えしています。

■ジャムスコーン
<材料>
作りやすい分量 10個
  薄力粉(または中力粉)300g 全粒粉50g 
  粗糖60g 塩2g
  ノンアルミベイキングパウダー15g 
  菜種油80g 豆乳120g
  好きなジャムいろいろ
  *ガスオーブンは180度に熱しておく。

① 粉類、塩、ベイキングパウダー、粗糖をボウルに入れ、あわ立て器でよくまぜておく。
② 油を一気に加え、粉と油を手でよくすり混ぜる。
③ そこに豆乳を加え、木べらでさっくり混ぜる。
④ めん台に粉をすこし散らし、生地を置いてから、スケッパーで半分に切る。
一方を他方の上に載せ、両手ですこし押してから、さらに半分に切ってまた載せる。数回これを繰り返す。
  *こうすると、さほど混ぜなくても生地がなじむ。
⑤ 生地を、厚さ1センチほどにのばし、丸いセルクルで抜く。
⑥ 抜いた型は天板に載せる。まず、この台だけ焼く。180度5分。
⑦ 丸い生地の上にジャムを載せる。だいたい小さじ1杯ほど。少々多すぎてもかまわない。
⑧ 型を抜いたあとの生地を伸ばし、幅2センチ縦10センチほどの帯を10枚作る。
⑨ スコーンの上のジャムをとりかこむように帯で巻く。
⑩ 刷毛でスコーンの表面に豆乳を塗る。
⑪ 180度に温めたガスオーブンで10分、様子を見て、さらに10分ほど焼く。

*アンティマキでは、黒糖とローストしたクルミを入れた黒糖クルミスコーン、カカオニブスコーン、紅茶とスパイス数種を入れたスコーン、生地にライ麦を入れて甘夏ピールを加えたスコーンなども作っています。
*いろいろお好きな組み合わせでおつくりください。
*炒めて味付けした、コーンやタマネギ、細かく刻んだニンジンやキャベツなどを入れたおかずスコーンもおすすめです。
*セルクルで抜かず、スケッパーで適当な大きさに切るだけでもOK。

   卵やバターをいれなくても、しっかりコクのあるスコーンができあがります。シンプルだけに材料の味が決め手。アンティマキでは、有機栽培の薄力粉と全粒粉、有機豆乳、有機ナッツと有機ドライフルーツ、圧搾菜種油、自家製ジャム、国産の未精製の砂糖などを使っています。

   先の話ですが、9月4日には、暮らしの学校岡崎校にて、こちらのスコーンとこねないで作るパンの会を開く予定です。
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