アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

韓国産のクラッカー

2011-08-31 11:37:51 | たべもの
  友人から、おいしいクラッカーをもらいました。

  マーケットオーウォータークラッカー。韓国産です。

  原材料は、小麦粉、ヨーグルトサワードゥ、菜種油、麦芽パウダー、ドライイースト、食塩、ローズマリー。「なたね油を使用した天然酵母のクラッカー」とあるので、ヨーグルトサワードゥというののが、天然酵母なのかも。

  とにかくさくっとしていて、味わい深い。薄いのもいい。カマンベールチーズを載せたら、クラッカーのきめ細かさが際立ちました。韓国産の焼き菓子類は初めて食べましたが、悪くない。韓国は食文化が奥深そうだから、こういう健康志向のジャンルも豊かなのかもしれません。いろいろ他の品も食べてみたくなりました。
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秋の山里学校・草木染め講習、もうすぐです。

2011-08-31 11:10:09 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
一昨年から始まった、とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校。今年の草木染めは6月に行いましたが、9月に秋の草木を使った染め講習を行います。

  詳細は以下の通りです。
*日時:9月11日(日) 9時から16時
*場所:どんぐり工房(豊田市稲武地区・どんぐり温泉前)
*参加費:1000円 布代は実費(一人で何枚か染められます)
    (エコバッグ、バンダナ、スカーフなど200円~2000円程度)
*講師:アンティマキ(村田牧子)
*定員:10名前後
*問い合わせ・申し込み先
  とよた都市農山村交流ネットワーク事務局
   電話 0565-68-1113
   nosanson@hm10.aitai.ne.jp

  昨年秋は、セイタカアワダチソウとハンの実を使いました。今年は、秋といってもまだ早い時期なので、去年とは別の草木を使って染め出します。

  使うのは、方々の土手や森にわがもの顔に繁茂しているクズと、ちょうど今、黄色い美しい花が咲いているオオマツヨイグサです。クズは黄色もしくは若草のような緑色、オオマツヨイグサも渋い黄色と鉄媒染で赤っぽいグレーが染まるはずです。私が前に染めたときは、赤っぽくないグレーでしたが、それもいい色でした。

 山里学校の草木染め講習は、ふだんのどんぐり工房での講習会と違って、草木の採取から行います。自分たちで野山に出て刈り取った草木で染めた布には格別の愛着がわきます。ぜひ、体験してみてください。6月の山里学校の様子はコチラからごらんください。


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口紅一本のおしゃれ

2011-08-27 18:27:35 | アンティマキ風自然的生活
 20代のころ、職場の同僚が化粧品公害の実態を取材した本を入手し、みんなで回し読みしたことがあります。それまで、とくに熱心ではなかったけれど、習慣のように薄い化粧をしていたのですが、皮膚に大きな黒いしみのついた被害者の写真が衝撃的で、それからはあまり化粧をしなくなりました。

  30代のころ自然派化粧品の存在を知り、基礎化粧品のほかにうっすらとファンデーション程度は塗るようになりました。

  その後、「美しい素肌に口紅一本で」という本を本屋で見つけ、おもしろかったので著者の佐野桃子さんに取材し、当時関わっていた媒体で紹介しました。佐野さんはご自分で設立した化粧品会社の社長で、その会社の商品は基礎化粧品だけ。とてもいいものだったのですが、いささか高価なのと手軽に入手できないこともあって、いつのまにかやめてしまいました。

  でも、その後ぴったり、ファンデーションを塗る習慣はなくなり、たまにかしこまった席にでかけるときだけ、なれない化粧を施すだけになりました。いつのまにか基礎化粧品も買うことはなくなり、ユズの種やビワの種で作った自家製化粧水(コチラ→)にオリーブ油(コチラ→)や椿油を塗るだけ。朝も晩もそれだけです。洗顔は塩(コチラ→)か自然派石鹸(コチラ→)。
  ただし、口紅だけは外出の折に塗る習慣は続いています。若いころは唇の色が薄くて、塗らないと生気がないような顔だったのですが、今はかなり赤くなっています。それでも、口紅を塗ると、ちょっとだけおしゃれできたように思い、自己満足するのです。家人はないほうがいいというのですが、いまだにこれだけは手放せないでいます。

  その口紅、生協で「紅花配合」と書いてあるのを見つけては、たまに購入していました。とりたてていいものとは思いませんが、取れたら取れっぱなしで、一日中塗っているわけではないので、あまり考えずに使っていました。

  昨年のいつだったか、「通販生活」を見ていたら、「フルーツ&ベジタブル口紅・紅あかり」という商品が目に留まりました。野菜と果物でできているなんて、おもしろい。値段は3000円弱。高いとはいえ、ブランド品より安いはず。さっそく注文しました。

  選んだ色はプラムレッド。唇に紅を引いたときの感触は、これまで使っていた口紅と変わりはありませんが、そのあとが違う! なんというか、ふさがれている感じがありません。これまでの口紅は膜でぴったり覆われていたのだな、と感じました。

  大事に使っていたつもりがけっこう早くなくなったので、先日2本同時に注文しました。2本一緒だと少し安くなるのです。色は前と同じ色と、新しくキャロットオレンジの2本を選びました。写真手前が新しく買った方。プラムレッドのほうが伸びがいいように思いますが、どちらも気に入っています。私にしては、高価な化粧品ですが、使っていて気持ちのよい口紅は初めて。当分、続けて求めることになりそうです。  
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丸山光代さんの濃縮だし

2011-08-21 12:19:00 | 手作りのたべもの
   麺好きの私と夫にとって、麺のつゆは必需品。でも麺類に添えられているつゆは使いたくないので、自分で作るしかないわけなのですが、めんつゆを冷やす暇がなくて、「あつもり」になることがしばしば。寒い季節ならそれでもいいのですが、暑い夏にはやっぱりつゆも冷えていたほうがおいしい。

   で、久しぶりに濃縮だしを作りました。この濃縮だしは、めんつゆだけでなく煮物にも揚げ物の下味付けにも使えるすぐれものです。水が一滴も入っていないので常温でずっと保存ができ、薄め方しだいで和食全般、なんにでも重宝します。

   考案したのは、自然食料理研究家の丸山光代さん。20年以上前、大阪のマクロビオティックの協会で雑誌の編集に携わっていたときに彼女と知り合い、彼女の最初の著書「私の健康料理」(朝日新聞社刊)で、このだしのとりかたを学びました。

   作り方は至って簡単。まず、コンブ20g、干ししいたけ20gを小さく刻みます。刻むのはあとで佃煮にするため。水には戻しません。削りカツオ2カップ、醤油3カップ、みりん1カップ、酒1カップを鍋に入れ、そこに刻んだしいたけと昆布を入れ、2,3時間置いてふやかします。

   それから鍋を火にかけ、はじめは強火、煮立ったら弱火にして3分ほど煮詰めます。作業はこれで終わり。冷めたら漉して、瓶に入れます。5,6倍に薄めて使います。

   鍋に残った材料に、4カップほどの水を加えて煮ると、二番だしが。そのあとまた3番だし、4番だしをとってもけっこう使えるつゆができます。こちらはかびやすいので冷蔵庫に入れて早く使い切ります。で、残った具材は出し汁を少し残してよく煮詰め、佃煮にします。これで、すべてむだなく使い切ることができます。

   私は、いつもこの分量の3倍の量を作り、保存しています。切るのが面倒な固いシイタケは手でちぎっています。この味付けは、一般の味付けより甘みが少ないので、好みでみりんの量を増やせば、その家の立派なあわせ調味料になります。

   丸山光代さんは、マクロビオティックの創始者・桜沢如一の直弟子の一人で衛生学者の、故丸山博氏の夫人。大正一桁のお生まれで、いまもご健在のようです。以前、彼女から直接お聞きしたことですが、結婚した当初、体が弱くて骨と皮しかないような体だった夫に力をつけさせようと、肉や卵・バターなど当時としてはぜいたくな食材を使って、栄養豊かな料理を食べさせていたところ、桜沢如一氏から強いお叱りを受けたそうです。

  よかれとおもって心を砕いていたことに異を唱えられ、あしざまに言われ、最初はかなり戸惑ったとおっしゃっていました。でも、桜沢氏の指導を受けながら玄米菜食を基本にした食事に切り替え、ご主人もご本人もしだいに健康な体に変わっていきました。

   私が彼女に最初にお会いしたころは、たぶん、70代半ばのお年だったと思います。博氏の原稿を受取りにお宅に伺い、原稿の出来上がるのをまっていると夕食時間になり、何度か彼女の手料理をご馳走になったことがあります。最近の美しくておしゃれなマクロビオティック料理とは違い、素朴で、見た目も取り立てて変哲もないような料理が並んでいましたが、口に入れるとじわっとおいしさが広がるような味わい深いものでした。小枝を切って削った箸が出てきたこともあって、そういう野趣もわたしには珍しく、魅力的に映りました。

   「私の健康料理」に載っているおやつを、編集部のスタッフでそれぞれ作ってきて、みんなで試食したことがあります。そのとき、たしか別の人が作った「そばクッきー」がことのほかおいしくて、以来、粉や素材を変えていろいろ作り続けました。現在、アンティマキの定番商品になっている穀物クッきーの原点は、この、松山光代さんの「そばクッきー」にあるのです。

   彼女が80代半ばのころ、当時私が関わっていた地方局のラジオ番組に出ていただいたことがありました。お会いしなくなって10年近くたっていたのですが、背中が丸くなられたほかは、皮膚の色艶も髪の毛もほとんど変わりがなくて、おどろいたものです(関連記事はコチラ→)。その後しばらく年賀状のやり取りを続けていたのですが、ある年の年賀状に、「高齢のため負担が大きいので、来年からは賀状のやり取りはやめにします」という言葉が書き添えられてありました。おそらく90前後の年齢のころだったと思います。それ以来、なんとなく連絡しそびれ、今日に至っています。

   先日ネットで調べたら、昨年彼女をお尋ねした人が、「95歳の今も元気になさっている」と、ブログに載せていました(コチラ→)。さすがです。彼女のレシピから生まれたアンティマキの穀物クッキーを、彼女の元にお届けしたいなと、しきりに思うこのごろです。   
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さしみコンブ

2011-08-20 17:52:13 | たべもの
   さしみコンブというものをはじめて食べました。柔らかい若い昆布を細切りして板状にし、乾燥させたもので、数分水に戻すだけでそのまま食べられるコンブです。

   こう書くと、なんでもなさそうですが、これがおいしい。シャキッと歯ごたえがあって、つるつるいけるのです。ネットで検索してみたら、北海道でたくさん扱っているようで、「そうめんコンブ」という呼び名もあるみたい。そのまま醤油や酢をかけるだけで、とても豊かな味わいのある一皿になりました。

   乾燥ものの細いコンブといえば、煮物に使う糸コンブがありますが、あれよりはるかにやわらかい。磯臭さもありません。たぶん、コンブの種類も採取時期もいいのでしょう。
  
   私が手に入れたこのコンブは「津軽海峡産」とあり、販売元は、塩干物を扱う「津軽海峡グルメ」という名の青森県むつ市にあるお店。「グルメ」と誇るにふさわしい逸品です。
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伝統野菜・あおとうり

2011-08-19 12:40:39 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   8月のお盆前、地元の道の駅の直売所・どんぐり横丁で変わった野菜を見つけました。

   名前は「あおとうり」。キュウリとウリの中間のような、ずんぐりむっくりした形の野菜です。たまたま生産者が出荷しているところに出くわしたので聞いてみると、ずっと昔から自分の家で種を取り継ぎしてきたものだとか。

   切ったのがこれ。外光だと、もう少し美しい色なのですが、室内で撮ったので、白っぽくなってしまいました。生産者の男性は、「子供のころは、これ一本持って、川に泳ぎに行ったもんだ。のどが渇くとかじっていたよ」と。

  種もそのまま食べられると言われましたが、あまりに大きな種だったので除きました。薄く切って酢の物に。キュウリとウリの中間のような味がしました。夏ならではの爽やかな食べものです。このウリが気に入って、毎年名古屋から買いにやってくるお客様もおられるそう。稲武に昔から受け継がれている伝統野菜は、折り菜(コチラ→)だけではありませんでした。
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小麦の刈り取り

2011-08-19 12:22:50 | こめこなクラブ
   5月の終わりころ、こめこなクラブの会員で種まきした小麦(コチラ→)が早くも実をつけだしたと、大野瀬町・大桑の筒井重之さんから連絡があったのは7月。はやくても刈り取りは9月だろうと踏んでいたのに、この猛暑で急速に成長したようです。

   そこで、8月はじめ、刈り取りとはざかけの作業を行いました。

   筒井さんがあらかじめ用意してくれたわらで、刈り取った麦を束ねます。この束ね方、見ていると簡単のようなのですが、結局私はマスターできなかった。もっぱら鎌での刈り取り作業にいそしみました。

   キュウリの最盛期でいそがしい筒井さん、ほぼ刈り入れが終わったころ、はざかけのための支柱を建てにきてくれました。いつもながら、彼の手際のよさには舌を巻きます。

   はざには、ひと束の麦をほぼ6:4に分けてかけます。その隣には、前の束が太いほうなら今度は細いほうをかけます。太い細い交互に連なるようにすることで、風通しをよくするのだとか。束ね方といい、このはざかけの仕方といい、合理的です。代々工夫を重ねて、農家の方々が受け継いでこられたものなのでしょう。

   ハトにつつかれないよう、ネットをかぶせ、その上にビニールシートをかぶせます。これで作業終了。

   標高600m近い山里でも照り付ける日差しはきつくて、私は作業中何度も休まないといられませんでしたが、他のメンバーは全員30代のせいか、着々と仕事は進み、思いのほか早く終わりました。

   ちかぢかもう一枚の小さいほうの麦畑の刈り取りをすませば、すべて終了です。あとは筒井さんにお任せして、粉になる日を待つばかり。新米ならぬ新麦の味って、どんななのでしょう。



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ブルーベリー入りきままマフィン新発売!

2011-08-18 10:29:29 | アンティマキの焼き菓子とパン
  アンティマキのはじめてのマフィン、本日発売します。

  名前は、「アンティマキのきままマフィン」。名前の通り、中に入れる素材やレシピはきままに変わります。本日発売の第一弾は、ブルーベリーとクルミ入り。

  稲武産のブルーベリーがたっぷり入っています。粉は、いつものとおり、国内産の薄力粉と全粒粉。沖縄産の粗糖に米油、豆乳、ノンアルミのベイキングパウダーに海塩がちょっぴり入っています。リンゴジュースで風味を出し、軽い口当たりにしました。限定17個だけの発売です。お早めにおもとめください。
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至福のビール

2011-08-13 10:26:15 | のみもの
  こちらに来てしばらくの間、真夏でもビールを冷やしたことはありませんでした。常温でちょうどいいくらい。麦茶もそう。氷はほとんど作らないでもすみました。ところが、昨年あたりからそうは行かなくなりました。暑い! とうとうお茶もビールも冷蔵庫に入れるのが当たり前になりました。

  ところで、お酒の中で私が一番好きなのは、ビールです。それも、ドイツやベルギー、イギリスのビール。味もアルコール度数もさまざまで、飽きない味です。街に出たときしか買えないのですが、最近買って飲んだビールは、以下のとおりです。

   下の写真、左からベルギーの「ギロチン」、同じくベルギーの「サタンレッド」、一番右がドイツの「エク・28」。

   いずれも麦芽とホップだけの正真正銘のビールで、アルコール度数がとても高い。断頭台の絵が描いてある「ギロチン」は8.5度、サタンがビールを注いだグラスを持って悦に入っている絵の描かれた「サタンレッド」は8度。エクに至っては、なんと11度です。一般の日本のビールはだいたい5度程度なので、かなりきついビールです。「ギロチン」は画期的な処刑器具・ギロチンを考案したフランスの医師の名からつけられたそうですが、ビールごときとあなどるなかれ、サタンが微笑み、断頭台に立ったときのような刺激が味わえるよ、とでもいうのでしょうか、おいしさもアルコール度数も並みではありません。

   上3本よりおだやかではあるけれど、ベルギービールらしいうまさと癖があるのがこちら。左は「ゴールデンドラーク」で大麦麦芽とホップ、右は「デリリウム」というな名で、こちらも大麦麦芽とホップのみ。どちらもこれまた10.5度と8.5度という高さです。

   下の左は、イギリスの「サミエルスミス・ペールエール」。今回はじめて飲みました。度数は5度と低め。味も穏やかでした。右は、はじめておいしいと思ったアメリカビール。「アンカースチームビール」です。小さな醸造所で作られているけれど、世界中にファンのいるビールだそうです。

   どれも一口飲むたびに、「ああ、おいしいなあ」とついいいたくなるのですが、なかでも私がこのごろ一番気に入っているのは、こちらです。

   イギリスの「セント・アンドリュース」。とても上品でおだやかで、うっとりするような味わいなのです。アルコール度数は低く、4度以上5度未満。このビールがいいのは、食べ物の味をそこなわないこと。最近、近くのコンビにでも売られるようになった「よなよなエール」は安価であってもなかなかおいしい地ビールなのですが、味がありすぎて、食べ物とけんかしそう。「セント・アンドリュース」はおいしいのに、けんかしないのです。

   ところで、グルメと骨董の薀蓄が満載されているマンガ「おせん」は、日本酒はかなりとことん高価でいいものを紹介しているようなのですが、なぜかビールはたいていヱビス。本格的ビールの中では、ヱビスは合格ぎりぎりのラインにあると思うのですが、ダイコンでもきのこでも最高の食材を使って、そのよさを生かす最高の料理法を探求している主人公・日本料理屋の女将おせんが、なぜかビールには点が甘いのです。

   作家があまりビールを好まないせいかもしれませんが、日本料理の分野では、料理の味を損なわないビールであることが第一条件で、その条件にかなうのが、ヱビスビールなのかもしれません。
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福蔵寺ご縁市に出ました

2011-08-07 11:13:43 | イベント記録
7月31日(日)、豊田市旧旭町の福蔵寺で市が開かれました(コチラ→)。主催は、この福蔵寺に住んでいるM-easy の若者たち。地元の人たちの協力を得て開いた、はじめてのイベントです。

  アンティマキも、山深い里のこのささやかな縁日に参加しました。

  急な坂を登ると、あまり広くない境内に種々様々なお店が。アンティマキの左隣には、この春、豊田都市農山村交流ネットワークのお祭りのときにお見かけした男性が、植木鉢を売っていました。彼は豊森なりわい塾のメンバーで、ネットワークのお祭りの折は、自家製の椿油を売っておられた方。碧南市から来られました。

  右隣は、旧小原村でカフェ兼骨董店を営んでいる梅乃屋さん。おいしい漬物と一緒に、手製の石窯で焼いた大きなパンも並んでいました。本堂の中にも、西村自然農園、旭地区で野草料理などの講習会を行っているIさんほか、何軒もの小さなお店が並んでいました。

  この日、持っていったのは、穀物クッキー3種とこねないパン2種にくるみと黒糖のスコーン。小さなお祭りなのでちょっと量が多すぎたかなと心配していたのですが、見事完売! 前にグリーンママンの市の折に買ってくださった方や、どんぐり横丁で買ってくださっている方も見えて、うれしかった。遠く、安城からいらした方もおられました。いっしょに販売した三木和子さんのコンフィチュールも好評。とくに、金柑ジャムが一番よく売れました。

  M-easy が飼っているヤギが境内を闊歩。こどもたちが喜んでいました。途中ちょっとだけ夕立に見舞われましたが、そのあとは夏空に。日差しは強いけれど、境内は涼しくてのんびりのどかな縁日になりました。

  「福蔵寺ご縁市」と書かれた垂れ幕は、主催者側のSさんたちが私の工房で柿渋染めしたものです。字は、布が乾いてからアクリル絵の具を使ってSさんが書きました。柿渋染めは、いったん染めたあと何日も日に干し、またさらに染め重ねて気に入った色にするのですが、なかなかおもむきのあるいい色になりました。よかった。

  Sさんのおかあさんが作った、もんぺとブラウスを買いました。。もんぺはウールの着物をほどいてつくったそうです。もんぺにはしないでよそいきになりそう。ブラウスは麻。とても気持ちがよくて、買ってからたびたび着ています。

  この縁日、これからもたびたび開きたいとのこと。静かすぎるほどの山里が、ひとときでもにぎやかになるのはうれしいことです。今度もまた出店したいと思っています。
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