アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あした,12月26日は「守綱寺冬休みお楽しみ会」に出店します。

2017-12-26 00:04:36 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   またまた直前の告知になりましたが、あしたの火曜日26日は、市街地の守綱寺冬休みお楽しみ会に出店することになりました。

   お持ちするのは、卵・乳製品不使用のなんちゃってクリームパン、信州のリンゴがいっぱい入ったマフィン、おからのガトーショコラ、カカオニブスコーン、まったくこねずに作ったカンパーニュ、穀物クッキー3種です。

   守綱寺は、豊田市寺部町にある浄土真宗のお寺。隔週で読み聞かせの会を開催していて、この4月から第二週目の会に開かれるまちかど朝市に、ほぼ毎月出店していました。

   さて、以下は、明日のお楽しみ会の主催者・守綱寺の渡辺陽子さんからのメッセージの一部です。

   「いよいよ明日が守綱寺絵本読み聞かせの会「冬休みお楽しみ会」です。今年は、守綱寺ファミリー合唱団による歌&お琴の演奏&守綱寺劇団による絵本を原作にした劇「てぶくろ」というプログラムで、楽しい1時間の会をお届けします。劇に出演する子どもたちも頑張って練習しています。どうぞ遊びに来て下さいね。⒑時半~11時半。守綱寺本堂です」

    アンティマキのほかの出店者は、旭地区のいのはな農園、市街地のいとカフェ。他に子供服のフリーマーケットも開催するそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK「激変する世界ビジネス 脱炭素革命 の衝撃」

2017-12-21 02:03:48 | 映画とドラマと本と絵画
   一昨夜、深夜に放映していた、「激変する世界ビジネス「脱炭素革命」の衝撃」を途中から見ました。見たのは後半30分ほどだったのですが、まさに「衝撃」でした。

   例えばコカ・コーラは、近い将来すべての工程において、「脱CO2」を目指すと宣言。アメリカの複数の州も、パリ協定を脱退したトランプ大統領とは逆の意志を表明。そして、世界の投資家たちは自然エネルギーに着目し、脱化石燃料の方向に積極的に進む国や企業に、投資先を変えているというのです。世界のお金は、どんどん自然エネルギーをつくりだしたり利用したりするところに、流れているのです。

   しかし日本は、そちらの方向をむいてはおらず、自然エネルギーの占める割合は全体のうちの数パーセント。投資家たちや専門家たちは、自然エネルギーへの代替に消極的な日本に対し、将来後進国に堕するのではないかと懸念を示していました。

   詳しいことは見そびれましたが、技術者や経済の専門家、投資家たちのあつまる会議に出席した日本のある風力発電の機械のメーカーの担当者は、会議が終わった後、悔し涙をながしていました。日本が現在立っている位置の危うさを指摘されたからです。しかし、専門家の助言で外国の投資家と商談ができ、先の見通しを持ったようでした。

   日本はいま、東南アジアのあちこちに火力発電所を作っているそうです。首相やメーカーは従来より16%ほどCO2を減らす技術を開発した、と自慢していますが、化石燃料をもやすことに変わりはありません。そしてもちろん、石油も石炭もウランも、埋蔵量にはかぎりがあり、近いうちになくなるものです。
   
   深夜のNHKで垣間見た、日本の将来。こういうことはずいぶん前から分かっているはずなのに、わたしの知る限り、マスコミでは報道していないと思います。世界の情勢がどうなっているのか、正確なニュースを伝えていないのです。暗い気持ちで寝床に入りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Street&Park market 久々に出店します

2017-12-13 17:51:47 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   今朝は霜が降りたうえにうっすら雪が積もっていました。温度はかなり低いのに、雪はなかなか、とおもっていたら、きました。あさってのイベント、出かけるのがおっかなびっくりなのですが、一年ぶりの出店をいたしますので、おしらせします。

    今回も奥三河4Three trees+として出店。アンティマキの焼き菓子とパン、きよさんのこんにゃく、こころざし工房の天然素材の石鹸をおもちします。

    まだ、何をお持ちするか決めていないのですが、できたらパンは食パンとバンズを。食パンはまだ型を購入していないので、お持ちできるのは二つか三つだけ。

    スコーンは、豊田産の大きなブルーベリーの実をたっぷり入れたこちらを。

    クッキー類は、穀物クッキー3種にアニスシード入りオートミールクッキー、グラノーラ。もしかしたらブルーチーズクッキーも。

    クリスマス間近なので、昨年好評だった卵・乳製品不使用のシュトーレンも作って持っていきたいのですが、準備が間に合うか、不明です。間に合ったら、FBで直前に告知いたします。

    きよさんのこんにゃくは、どのイベントでも人気。きのうのグリーンママンの朝市でもいち早く完売しました。こんにゃく芋を蒸し、広葉樹の灰汁でかためた彼女のこんにゃく、今年最後の販売です。

     こころざし工房のゆきえさんが作った石鹸。7年ほど前に彼女と出会ってから、毎日の生活に欠かせなくなりました。いま、気にいっているのはアロエ入り。7年の間に種類も中身もかわり、より質のいい石鹸が生まれました。乾燥肌の季節に、ぜひおすすめです。

     場所は、豊田市駅近くの桜城址公園。時間は10時から3時までです。今月は城址公園のみの開催です。暖かくしておでかけください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャコメッティ展にいってきました。

2017-12-13 17:10:20 | 映画とドラマと本と絵画
    豊田市美術館で開催中のジャコメッティ展に行ってきました。

    細長い彫像や胸像を、昔美術の教科書で見た時は、「こんな姿を作ってもいいのだ!」と、びっくりしました。ピカソなどの抽象絵画と違って、人間の形をとどめているのに、崩れていてしかもやたらほそいのを、面白くおもいました。

    彼が書いた本も家にあったのですが、ほとんど読まずに美術を専攻した若い知人にあげてしまい、あとはほぼ何も知らない状態での鑑賞でした。

    会場はことのほかひろく、大きなものも小さなものもたくさん。撮影可能の作品を並べた部屋もありました。この体験は初めて。同行した友人の話では最近はときどきあるそう。いい企画です。

    その部屋にあった2つの作品。上が猫、下が犬。猫のほうは、ジャコメッティにむかって歩いてきた猫を見て創作したのだそうですが、彼に見えたのは猫の顔だけ。だから顔は立体的だけれど、後ろの体は骨だけ。こういう見方、面白い! 

     ついで、犬のほうは、彼が見た犬に濡れそぼったみじめな自分を投影してつくったという。どちらも、バランスが美しく、みあきない。

     写真を回転できないので、このまま載せますが、友人が撮った私と彫像の写真。3mはないかもしれませんが、かなりでかい。

     たぶんこの彫像と、もうひとつ、歩く男の姿を模したらしい大きな彫像は、展示された写真パネルにも登場していました。こちらの立像は、彼のアトリエか廃屋の隅に、歩く彫像のほうは、田園のあぜ道を闊歩しているようにおかれていました。どちらも所を得ていて、なじんでいるように見えました。この犬も猫も、こんな美術館の一室ではなくて、場末の裏道とか森の奥とかにおいたら、もっとしっくりくるよな、とおもいました。

    落羽松という名前の木だと、一緒に行った友人が教えてくれました。紅葉が美しい。カラマツのうな落葉樹の松らしい。松ぼっくりをさがしましたが、見当たらず残念でした。

    豊田市美術館は、昔七州城と名付けられたお城のあったところ。公園になっていて、きもちいい。

    小さな彫像もでっかい作品もデッサンも、いろいろ観賞できました。やはり、かれはすごい。圧倒された数時間でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あしたはグリーンママンの朝市に出店します。

2017-12-11 23:24:43 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  たしか春以来となると思うのですが、久しぶりに豊田市街地・守綱寺で毎月開かれているグリーンママンの朝市に出店します。直前の告知になりますが、あしたです。

  お持ちするケーキ、スコーン類は、黒ビールケーキ、アニスシード入り赤ワイン漬けのイチジクのケーキ、豊田産ブルーベリー果実のスコーン、黒糖ナッツのスコーン。

  パンは、カンパーニュと柔らかいライ麦のパン。クッキーは、穀物クッキー3種とアニスシード入りオートミールのクッキーとブルーチーズのクッキー。久々の出店なので、ついたくさん作ってしまいました。

   広葉樹の草木灰汁でかためたきよさんのこんにゃくも一緒に出店。こんにゃく芋が出回る冬場だけの製造販売。いまのうちにぜひ、おためしください。やわらかくてこしのあるこのこんにゃく、おすすめです。

   なお、あしたは、設楽町名倉の三川農園で有機・無農薬で栽培したミネハルカの微粉末の米粉も販売します。あしたはおもちできませんが、アンティマキのなんちゃってクリームパンのクリームは、こちらの米粉で作っています。

   守綱寺本堂では10時半から読み聞かせの会を開催。朝市は、大広間で10時から12時まで開催です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本初のアイドル・明日待子のこと

2017-12-09 00:52:10 | 映画とドラマと本と絵画
  昨夜CBCの番組をたまたま見ていたら、明日待子という人のことを紹介していました。

  明日待子・・戦前に登場した日本初のアイドルなのだそう。大正9年生まれの彼女は、歩いているところを東京の元気段俳優にスカウトされ、13歳で上京。パリのムーランルージュを模した東京のムーランルージュでデビューし、大人気を博しました。

  ところが日中戦争がはじまり、時代は暗くなる一方。ぜいたくは敵とみなされ、派手なものは一掃され始めていた世の中でしたが、劇場はずっと上演をつづけていました。でも、太平洋戦争が始まってからは戦局が悪化。毎日のように彼女の舞台を見に来ていた大学生たちは、学徒出陣で戦場に駆り出されていきました。

  舞台上の彼女に向かって別れの挨拶をする学生たちに、彼女は泣きながら「生きてまたあえることを願っています」とつたえます。

  しかしそのうち、彼女はファンの若い男性たちが次々に観客席から消えるのに耐えられなくなり、芸能界を突如引退。まだ20代半ばのころです。

  その後、北海道で結婚して日本舞踊を教えながら一般人としての生活をつづけました。97歳の彼女は、かわいらしさを残した品のいいおばあさんになっています。

   わたしは、戦争をはさんだ時期のことを、両親から相当たくさん聞いて育ったし、戦前戦後の歴史や文化についてもいろいろ見聞きしていたつもりだったのですが、彼女の名前は、全く知りませんでした。知らなかったことに、おどろいた!

   番組では、彼女の生涯を再現ドラマを交えて紹介した後、なんと、当時早稲田の学生で、彼女の熱烈なファンだったという男性を探し当て、二人の対面を実現。学徒出陣する直前、彼はムーランルージュで、彼女の舞台をみて、そして彼女のはげましの言葉を聞いていた一人でした、

   死ぬ覚悟で戦地に出た彼でしたが、間近で部下の死に遭遇してから、生きたいとねがうようになります。そのおり、彼が肌身離さず持っていたのが明日待子の写真が載っている新聞の切り抜き。「生きてまたあいましょう」という彼女の言葉とともに、彼を死の淵から救ったとかたります。

   95歳のこの男性は、昔のあこがれの女優の前で、頬を赤らめながら自分の書いてきた手紙を読みました。「お国のために命を遂げる」と画面には文字で書いてありましたが、彼はそこで感極まって、読めなくなりました。「お国のために」死ぬつもりでいた彼に突然湧いた生きたいという欲求。それをもたらしたのが、彼女の存在だったのです。

   スタジオの女性タレントや女優たちのほとんどは涙目。わたしもこのシーンで泣いてしまいました。彼の言葉を聞いた往年のアイドルは、「うれしい。とてもうれしい」と、目を潤ませて語りました。

   アイドルという言葉などなかった時代ですが、これぞ、ほんとのアイドルだな、とおもいました。それにしても、知らないことがまだまだたくさんあることを、実感しました。おもしろかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする