まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【転職】 今の職場で人間力を磨く。

2020-10-29 09:45:36 | まるぞう経営学


「会社を見返してやる」そう言って早期退職を選んだシニアたちの末路
自分の力だけでは何もできない
寺田 淳 プレジデントオンライン 2020/10/28 9:00
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【事例1】処遇への不満からの選択
・55歳営業企画部部長

「なんで生え抜きの私が彼の下風に立たなくてはいけないのか!」彼の不満は企画部生え抜きの自分ではなく、他事業部から異動してきた「外様」が部のトップに就任したことでした。正直な話では実力差があることは認識しており、年齢も近いため、ほぼ自分が企画部長になる可能性が無くなったことは感じてはいたのですが、結局「この会社は自分のポテンシャルを活かせないダメな会社、組織だから」という結論に納得し、早期退職に応じました。できれば同業他社に再就職をして見返してやると考えていましたが、10カ月間の再就職活動は全て虚しい結果となり、ようやく異業種で契約社員として営業職に就いたそうです。
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【事例2】本音と建前の見極めの失敗
・52歳営業所長

「得意先だけでなく、競争相手の同業他社もことあるごとに私の営業センスを称賛してくれて、すぐにでもウチの会社で営業マンを鍛えてほしいと言われ続けていたんです」
「そりゃ、営業一本で首都圏の大型拠点長を同期のトップで就任したという自負がありましたし、まだまだ自分のノウハウやスキルは役に立つとも」

この営業所長は若くして所長に就任したものの、その後やや伸び悩んでいました。そこで「この好機を活かしてステップアップを目指す!」と早期退職に応じたのですが、見事な手のひら返しで同業他社への再就職は叶わず、結局は人材派遣会社の派遣社員に落ち着きました。
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【事例3】自負心の取り違え
・47歳企画課長

この企画課長は、営業職から企画職に異動し、何度も高い実績を残した企画を手掛けてきましたが、課長職も5年が経つ頃、次第に不満を募らせていったのです。その会社では50歳で課長職というのが平均的で、遅れているどころか人並み以上の肩書だったのですが、本人はこう話していました。(略)

ですが会社からの評価は正反対でした。
「いくら言っても自分ひとりで全てをやったような錯覚に気付かない」
「あの新製品だったら誰が担当してもあの程度の実績はあがった。そんなことすらわかってない」
「部下に対しての感謝が皆無」(略)

「自分ならどこにでも居場所がある!」というのが退職の挨拶だったそうです。

この方とは、残念ながら1年後から音信不通になりました。
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【成功例1】自分の強みを考えていた
・60才関連会社常務取締役

「親会社で言えば取締役一歩手前の役職でした。65才までは雇用延長の途もあったんですが片道1時間半の通勤をあと5年も続けるのはちょっとと思い、応募しました」
「工学部出身で現場主義だったこともあり、ここは60の手習いも厭わず現場仕事を探そうと役職・肩書無用で活動をした結果、自動車部品の開発スタッフとして平社員で再就職できました」
「いざ配属されると、そこは自分以外30才以下のメンバーばかりという別次元の職場でした」
「当然、息子以下の年齢のチームリーダーに仕えて現場仕事を始めました」
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【成功例2】第三者の意見を受け入れていた
・53歳経理部長

次は、少々変わった形での成功例です。

「実は早期退職の最大の理由は住宅ローン完済のためで、あとは何とかなるだろうと気楽に考えてました」と、早期退職の理由は、一見すると感心できないものでした。しかし、彼は少年野球の監督を手弁当で長年続けており、社外の人脈はごく自然に多岐にわたっていたのです。

「でも、一応まだ在職中に子供つながりのいろいろな人たちに自分でもできる仕事は何だろうかと尋ねたり、自分の強みについては聞いてました」
「その結果、いざ退職した際に、いきなり五指に余る再就職口を紹介してもらいまして、退職後わずか2カ月で再就職できました」
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https://president.jp/articles/amp/39779


会社の評価は大抵の場合正しい。

 私も友人や知人から転職したいという相談を受けることがあります。その時の私の答は「転職しないで今の会社にいた方がいい」というものです。

 当然その彼は今の会社がいかにつまらない職場なのかを私に力説してきますが、それでも私のアドバイスは「今のまま残った方がいい」です。

 もちろんその会社が違法ブラックパワハラの場合は別です。自分の身体と家族を守るために即対応行動とるべきです。*1
 そうではなく、ただ「自分が認められていない」「会社の自分の評価が低すぎる」という文句の場合は、「今の会社に留まるべき」が最善であるケースはとても多い。(一部例外はあります。下記に述べます。)
 ただ私の助言に関係なく、辞める人は辞めてしまう。辞めたことで社会の厳しさを知るのもまた仕方ない。長い視点で御本人の塞翁が馬になればいいなと願います。

・自分が会社に与えている貢献
・会社が自分に与えている評価

 実はこの二つは多くの人はきちんとバランスしている。私の経験でそのように思います。だからもし「自分に対する評価が低すぎる」と思う人は、かなりの確率で勘違いと言えます。



一緒に仕事して欲しいと他所からお誘いがあるかどうかが一つの目安。

 しかし中には本当に会社の評価が低い場合もあります。自分はそのどちらだろう。簡単に知る方法があります。

 それは「あなたと一緒に仕事したい」というお誘いがあるかどうか。です。
 勿論、今すぐにはお誘いの声はないかもしれません。しかし今の会社勤めをしながら、「では自分は今の会社の看板を外して、自分の身体一つでどういう社会貢献が出来るのか」という「自分の価値を社会に問う」活動をしてみることをお勧めします。



「人間力」の人材はどこも引く手あまたという現実。

 世の中実は本当は人材が不足しているのです。
・自分から発案して動ける人は本当に少ない。
・自分で責任をとる。お客に対して仲間の責任もかぶれる責任感の人は本当に少ない。
・事前にリスクを計算して3手先まで見越して行動できる人は本当に少ない。
・人の意見に耳を傾けて自分の主張を変えられる柔らかい人は本当に少ない。

 このような「人間力」を持った人材は本当に少ない。ので、そういう方は、自分のところで是非一緒に事業をやってもらいたい。そういう声がかかることでしょう。
(そして本当の「人間力」の人材なら、今いる会社も放っておかないでしょう。)



今の職場は「人間力」を鍛える絶好の場所。

 これからの日本社会は100歳現役の時代に近づいていく。私はそのように考えています。だからどちらにしろずっと今の会社のお世話になり続ける人より、職を何度も変える人の方が多くなることでしょう。

 その時に一番の財産は自分の「人間力」でありました。
 そしてその「人間力」は今いる職場でも充分鍛えることが出来ます。

 「自分を評価しないこの職場を辞めたい」という視点をちょっと変えて「いずれ自分はこの職場を去ることになるのだから、その時までに、給料を貰いながら『人間力』を鍛えよう」という視点は如何でしょう。



周囲が放っておかない人材。100歳現役の時代に向けて。

 私が一緒に働きたいという人間力のある人材とは

・最悪を想定して備える努力のあとは、仕方ないと腹を括れる胆力の人。

・小さな警告(自分より立場の弱い人が発するもみ消したい耳の痛い警告)に耳を傾けられる勇気の人。

・自分は半分は間違っている。相手の半分は正しい。という視点が持てる柔らかな人。

 そういう人間力の方は、私が声をかけるまでもなく、周囲が放っておかないことでしょう。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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敵味方判定が悪いのではなく、敵判定で極端な行動や感情的なを取る幼稚さが問題なのだと思います。

→ そうですね。私達は無意識のうちに「敵味方判定という衝動」に操られていないか。と自問自答することがコツであります。

自我の本能の衝動が半分。これも大切。
自分と相手という区別のない俯瞰した視点が半分。
この半分半分のハンドリング。人生というツーリングのコツ。

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半分半分という言葉だけが一人歩きすると、彼の国お得意の「どっちもどっち理論」に繋がりかねないので、何かいい方法はないですかね?

→ 半分半分とは自分の心に問う扉であります。ゼロかイチしかないと思いこんでいるロボット自我の催眠術を目覚めさせる「パチンという手拍子の音」です。

ゼロイチの鎖の縛りが解けたあとは、いずれにせよ各自の自由判断となるので問題ないというのが私の考えです。いかがでしょうか。

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女の人で私をどうしても辞めさせたかった人に関しては、どんなに面子を立てても、こちらが下だという対応をしても納得してくれませんでしたから。

→ その女の人がどうしても辞めさせたかった理由は、お互い似ていたからでしょうか?

==========
まるぞうさん、この頃ぶつかっている方なのですが、
良く考えたら、私と似ている所が多い事を発見しましたよ〜。あちらは、私よりもっと凄いゼロイチ思考。
程度ではないですよね(笑)。

→ ですね〜。と思います。

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この味方確認をしなかった正しい人が
中学時代いじめのターゲットになりました
そうは思ってなくても
リーダー格の味方でいないと
自分が血祭りに挙げられる
それは苦しい時代でした

→ うむ。。。。

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今更ながら、生命潮流という言葉は上手い表現だなと思いました。

→ 私が敬愛する故ライアル・ワトソン博士の著書「Lifetide」の邦題から頂きました。博士はイギリスの方でしたが、日本人古来の自然観と共通した視点をお持ちだった。と思います。

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おまけ2

ダイソーで二袋100円で購入した大根と人参の種を直播き。どんどん伸びています。カタバミやハコベの雑草とも共生して緑の絨毯です。大根と人参は間引きがてら毎日抜いて食べているのですが、追いつきません。^^;



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