まるぞう備忘録

無題のドキュメント

ウクライナの次は日本と台湾だから。わかってるでしょ〜ね。

2022-04-18 09:03:18 | 今日のひとり言

防災カレンダー
18日。観音日。




論説 米国は、中国の侵略から台湾を守ることを世界に明確に示すべき
安倍晋三著
2022年4月12日午前3時(日本時間)

東京 - ロシアのウクライナ侵攻は、多くの人々に中国と台湾の不安定な関係を想起させた。しかし、ウクライナと台湾の状況には3つの類似点がある一方で、大きな相違点もある。
第一に、台湾と中国の間には、ウクライナとロシアの間と同様に、非常に大きな軍事力の差があることだ。しかも、その差は年々大きくなっている。

第二に、ウクライナも台湾も正式な軍事同盟を結んでいない。両国とも単独で脅威や攻撃に立ち向かわざるを得ない。

第三に、ロシアも中国も国連安保理の常任理事国であり、拒否権を持っているため、両者が関与する紛争では国連の調停機能が頼りにならない。今回のロシアのウクライナ攻撃もそうだったし、台湾をめぐる危機もそうだろう。

しかし、台湾をめぐる状況はさらに不安である。台湾には同盟国はないが、1979年に米国が制定した「台湾関係法」があり、「台湾が十分な自衛能力を維持するために必要な」軍事装備や物資を提供することが義務づけられている。この法律は、台湾が攻撃された場合、アメリカが「台湾を守る」と明言しないことに対する補償として機能してきた。この取り決めは、今こそ改めるべきだろう。

ロシアのウクライナに対する侵略行為に対し、米国は早くからウクライナ防衛のために軍隊を派遣しないことを表明していた。しかし、台湾に関しては、米国は戦略的曖昧さの政策を採っている。これが第二の相違点であり、台湾の危機に米国が武力介入するかどうかが不明確なままである。

米国が台湾への攻撃にどのように対応するかという立場を明確にしないことを好んでいるため、中国は(少なくともこれまでは)軍事的冒険主義を思いとどまることができたのである。それは、中国の統治者が、米国が本当に軍事介入してくる可能性を考慮しなければならないからである。一方、台湾は米国の曖昧さによって、米国が軍事介入しない可能性を考慮せざるを得ず、それが台湾の過激な独立派を抑止している。

米国は何十年にもわたってヤヌス顔負けの政策を維持してきたのである。しかし、ウクライナと台湾の最も重要な3番目の違いは、米国がそのアプローチを再考する時期に来ていることを強く示唆している。簡単に言えば、ウクライナは疑いようのない独立国家であるが、台湾はそうではない。

ロシアの侵攻は、ウクライナの領土主権に対する武力侵害であるだけでなく、ミサイルや砲弾で主権国家の政府を転覆させようとするものである。この点については、国際法や国連憲章の解釈をめぐって、国際社会で論争が起こることはない。ロシアに対する制裁に参加する国の程度は異なるが、ロシアが重大な国際法違反をしていないと主張する国はない。

これに対し、中国は台湾を「自国の一部」と主張し、日米はこれを尊重する立場である。日本も米国も台湾と正式な外交関係を結んでおらず、世界のほとんどの国は台湾を主権国家として認めていない。ウクライナと異なり、中国が台湾に侵攻する場合、自国の一地域の反政府活動を抑えるために必要であり、国際法には違反しないと主張することも可能であろう。

ロシアがクリミアを併合したとき、ロシアがウクライナの主権を侵害したにもかかわらず、国際社会は最終的にこれを容認した。このような前例がある以上、中国の指導者たちが、自分たちも国家ではなく「地域」を従属させる論理を採用すれば、世界がより寛容になってくれると期待してもおかしくはない。

この論理によって、戦略的な曖昧さは通用しなくなった。曖昧さ政策は、米国がそれを維持できるほど強く、中国が軍事力で米国にはるかに劣っている限り、非常にうまく機能していた。しかし、そのような時代は終わったのである。アメリカの台湾に対する曖昧な政策は、中国にアメリカの決意を過小評価させ、台北の政府を不必要に不安にさせることによって、今やインド太平洋地域の不安定さを助長しているのである。

戦略的曖昧さ政策が採用された後の状況の変化を考慮し、米国は誤解や複数の解釈ができないような声明を出すべきである。中国が台湾を侵略しようとする場合、米国は台湾を防衛することを明確にする時が来たのである。

私は首相時代に習近平国家主席に会うたびに、尖閣諸島を守るという日本の意思を見誤ってはいけない、日本の意思は揺るがないということを明確に伝えるようにしてきた。ウクライナに降りかかった人間の悲劇は、私たちに苦い教訓を与えてくれた。台湾に関する我々の決意、そして自由、民主主義、人権、法の支配を守るという我々の決意に、もはや疑いの余地はないはずである。

(安倍晋三は、2006年から07年、2012年から20年まで日本の首相を務めた。)
https://www.latimes.com/opinion/story/2022-04-12/china-taiwan-invasion-united-states-policy-ambiguity


 安倍元首相がロスアンゼルスタイムズに寄稿した論文の全訳です。
 非常に真っ直ぐ。公平でありながらとても強い文章でした。本当にこのような文章に接する機会は少ないので、全文掲載いたしました。

 日本が、場合によっては茶番と見えるようなことでも、今真剣に参加しているのは、このことがあるからですよ。という強いメッセージでした。

 日本政府の中にはひょっとしたらもう本当にただの傀儡になってしまった人もいるかもしれない。ゼロじゃないかもしれない。しかし日本のバックボーンには、やはりこのような強いメッセージを発する人(たち)がいる。ということです。



グレーゾーンの潮流で自分たちの国を護る力。

 政治とは「白100%」でも「黒100%」でもない。
 刻一刻、グレーゾーンの境界が変化し動いていくものです。

 白100%を望む人は、見かけのニュースに一喜一憂するかもしれない。
 「黒要素が5%増えたみたいですが大丈夫でしょうか」

 私は政治とは、特に国際政治とは、300点満点で150点獲得できたら、もうそれはもっとも望ましい結果だ。というのが私の持論です。



多くの人が想定して備えることで。

 日本は中国とロシアの隣国です。大国の使いっぱしりの将軍様の国も。
 ウクライナの次は、日本と台湾。

 この時期に世界に向けて「日本」を主張してくださって、ありがとうございました。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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それと、イジメの動画拝見いたしました。もう亡くなっている両親には、感謝の気持ちしかありません。一生懸命育てて頂きました。自分自身の子育ては反省ばかりですが、生きていていれば、それ以上望む事はありません。子ども達に、なるべく世話をかけないように、足腰鍛えます。

→ ありがとうございます。

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言わないと決めているのは、職場だけでしょうか?
blogにおいて、まるぞうさんは、かなり主観で善悪を語られているように感じるのですけど。

→ 「本人のいない場所で」その人に対するネガティブな意見を言わない。というのは職場だけでなくプライベートでも全てです。

ブログの記事については、その方が読む可能性を含めて発信しております。その方に読まれたら都合悪いという内容は書いておりません。

「その人が目の前にいたら言えないだろうネガティブ意見」を、「その人がいない場所」で「他の第三者」と話す。ということをやめた。ということです。

やめてわかったことは、人に話さないぞと決めたら、本当に話さないことが出来るんだということ。
でも人によっては、抱え込んだストレスを解消するために、緊急避難的に愚痴をこぼすということは、仕方ない場合もあると思います。なのでそれぞれ。ご興味のある方が、御自分の体験で実験経験して頂ければと思います。

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 まるぞうさんは、ミサイル攻撃に対しての最悪想定として、何か準備とかされています?近くの地下鉄で野宿する想定なんかも出来る人はした方が良いと思われますか?

→ こちらの過去記事をご参照ください。

Jアラートが鳴ったならば。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/cee38befa99da0d2498d7fd29b129584

イスラエルに学ぶ「爆撃避難」。
https://blog.goo.ne.jp/ohisama_maruzo/e/6419a8ed50835b7cf8a9440699588375

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いや待て瞬間湯沸かし器やんか。よ~く考えてみよう。お客さん・現場の方・おばちゃん真実は一つ。それぞれ言い分あり。少し息をする。

→ 瞬間湯沸かしのあと、うまいこと「仕方ない」と天に預けることができると、そのあと自分の人生に起きることを観察するとなかなか面白いなあというのが私の人生経験論でありました。コメントありがとうございます。

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ご報告です。
長年の悩み、人前での発表の時、声が震えるのですが、
先日、とうとう会社で発表する時が回ってきました。
それで、これは、まるぞうさんがいつも仰っている、
何度も想定して、行動し、腹をくくる。これを徹底的にやりました!発表とわかった日から、何度も原稿を発声し、人前を想定したシチュエーションで何回も練習しました。
そしたら、当日、発表の時、とても心が落ち着き、ゆっくり声を出し、発表が出来たのです。嬉しかったです。
ただ、練習した発表以外で、突然当てられたりすると、緊張し、声は震えますが。
でも発表出来たということは、大きな一歩でした。

→ お話頂きありがとうございます。大変参考になりました。良かったです!ありがとうございます。

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意味は無いかもしれない。しかしただの妄言だとしても、2012年にこれだけの事を語ったいたというのは注目したくなりました。
2chに書き込まれたおかしなお話のまとめです。
https://www.youtube.com/watch?v=AwsYOMLsLJc

→ とても面白かったです。教えてくださってありがとうございました。

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まる(=・3・=)ぞうのネタ帳。
今後記事にするかもしれないししないかもしれない。気になる情報は、とりあえずここに放り込んであります。
https://twitter.com/J5F6eZXx6YgJP2x




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