夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

浪花花形歌舞伎 三部

2006年04月13日 | 歌舞伎・演劇.・映画
千秋楽三部に行ってきました
仕事が終わって、松竹座までダッシュ =3
間に合いました。

浪華騒擾記(なにわそうじょうき)大塩平八郎

大塩平八郎…中村翫雀   佐川兵衛…片岡愛之助
山波源次郎…中村亀鶴   中島久造…上村吉弥
大塩格之助…片岡進之介  お槙…片岡孝太郎
奥舎玄蕃…坂東薪車

【あらすじ】
「大塩平八郎の乱」として有名な江戸時代の米一揆騒動と、それを率いた大塩平八郎の壮絶な人生を描いたものです。
天満の与力・大塩平八郎と佐川兵衛は幼なじみで屋敷も隣同士です。
それぞれの息子・格之助と娘・お槙は恋仲であったため、平八郎は格之助に与力を継がせ、自らは人民救済活動に専念しようと考えます。
「洗心洞」という私塾を開いて六年が経ち、天保の大飢饉に人民が苦しむ最中にも、何ら対策を取ろうとしない町奉行所に業を煮やした平八郎は、門下生達と共に挙兵します。
北船場の豪商、内平野町界隈の米問屋を襲撃しますが、町奉行らの出兵で次第に劣勢となり、ついには屋敷もろとも自爆するのでした。

【感想】
平八郎と兵衛、源次郎と久造の友情に涙するお芝居でした
このお芝居も、亀鶴さんが本当に素晴らしかったです
格之助を守るため、「自分が平八郎の息子・格之助だ」と言って、身代わりになって死んでいく源次郎。
あの場面は、亀鶴さんの一人舞台でした
おそらく、お客さんみんなが、亀鶴さんのとりこになった事でしょう。
「八幡屋」の声も、いつにもまして大きかったように思います。

源次郎との仲の良さが光っていたのが久造さん
吉弥さんの立ち役姿は珍しいので「どうかな?」と思っていましたが、すごく若々しく、優しそうで、とってもお似合いでした
これからも立ち役姿を見てみたいです。

みんなすごく気持ちが入っていて、最初から最後までず~っと舞台に引き込まれました。必ずまた平八郎が大阪へ戻ってきて、兵衛と再会できる事を願わずにはいられませんでした

この公演、4日から11日までと短かったのが残念です。
一ヶ月公演をして欲しいですが、私が行ったこの時、3階席はガラガラでした。

これじゃ一ヶ月公演は無理かな…
もっと大阪で歌舞伎が盛り上がってほしいです


コメント (7)
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